ハイメ・ハケスはどうして点を取れるのか

2年目の昨シーズンはバトラーがいなくなったにもかかわらず、プレータイムを落とし、平均8.6点、TS54.3%と苦しすぎたハケス。これといったストロングポイントがなく、かわりに相手が警戒していないことを実行できるオールラウンドなプレーが持ち味ですが、プレシーズンではハンドラーをやっていて地獄でした。

ところがシーズンが始まると絶好調。ベンチから登場するのにゲームハイの得点を記録することも多く、急な復活劇は不可思議。チームもスッテンコロリン戦術変化で、猛烈に早い展開で戦っており、急にチーム戦術にフィットしたことになります。

昨シーズンの倍の得点を稼いでいるハケス。プレータイムが9分伸びたとはいえ、決定力の差は段違いです。あとハンドラーすることは少なくなっています。なんじゃそりゃ。この高いTSをみると「スモールサンプルで3Pが決まりまくっているんだな」と感じるのですが、これがまた全く違うというのもファンキー

なんなら3Pは決まっていません。それよりも3Pが少ないってのもポイントです。倍になった得点ですが、2Pとフリースローが増えただけで3Pは減っています。ロールプレイヤーが3P減って得点が倍になるとか意味わからんよね。ってことは、ロール役じゃないってのも事実です。

メインハンドラーはやっていないけど、自分がインサイドで得点を取るから、アシストも増えています。ものすごく意外な展開だ。そんな風に得点を取れるならば昨シーズンからやって欲しかった。いや、ヒーローがいない今シーズンだからこそ出来ているともいえるのか。

ヒート自体がヒーローのハンドラータイムがなくなり、その上でアデバヨはポイントセンターの時間が減って普通のウイングになっているわけで、ベンチから出てくるフォンテッキオの3Pなんかも含めて、チームで繋ぐことが増えました。

あれっ全然そんなことないじゃん。試合を見ていると明らかにパッシングが良くなっているのに、数字を見るとそうでもない。実はこれはこれでよくある話。展開が早くなると簡単にシュートまでいくからタッチ数もパス数も増えない。ヒートもその傾向が強く、代わりに明確に変化したのがボールを持っている時間が短いこと。

つまり、ヒートは48分のうち19分しかボールを持っておらず、大雑把に言うと相手が22分くらいボールを保持し、7~8分くらいがルーズボール(リバウンド)状態です。リーグの中でもボールを持つ時間が長いチームだったヒートが、リーグで最も短い時間しかボールを持たなくなった。その中で変わらぬパス数を誇っているわけだ。ざっくりいえば、昨シーズンの13%増しのスピード感。

で、ハケスはタッチ数が激増。ボールを持っている時間もものすごく長くなりました。ヒートの早い展開とヒーロー不在の現状は、シンプルにボールを持つ機会を増やしたし、その機会と同じくらいに得点とアシストが増えているハケスってことになります。

ちなみに66.9タッチって他に誰と似ているのか。
ジャマール・マレー
ライアン・ロリンズ
アンソニー・デイビス
ロイス・オニール
なんか微妙な名前が並びますね。20点取らないPGとか、ダムダムセンターとか。ある意味でこれくらいの選手にとって欲しい得点を取れているハケスかもしれません。

ハイメ・ハケスはどうして点を取れるのか” への3件のフィードバック

  1. ハケスのカッティングは綺麗にDFを振り切るから爽快感がありますね。
    現ヒートの早い展開にマッチしていますが、オフボールが上手いだけにアシストパスを出せる選手と組ませたら面白いと思っています。ヤクチョニスが使われなかったりアデバヨがポイントセンターじゃなくなった今だと少し勿体なく感じます。

    1. 難しいところですね。この早い展開するならば、オフにギディに手を出せばよかったのにと思います。
      このオフェンスの中で輝けるタイプのPGなら、見違えるように魅力的なオフェンスになりそうで。なんで手を出さなかったのか。

      1. ギディーは確かにめちゃくちゃフイッシュしそうです。ヤクチョニスがそうなるように期待したいですが、スポが使う気がしないのが…

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