戦術マキシーはニュースタイルなのか?

これを書いている時点で得点王のマキシー。上にドンチッチはいるけれど試合数が少ないのでオフィシャルでは除外されています。まぁドンチッチの平均40点は異常なので無視しておこう。

マキシーは3年目くらいから得点力の高さを示し続けていますが、その最大の特徴はドライブからのレイアップ系の上手さにあり、サーカスショットも難なく決めてしまいます。一方で状況判断は悪く、サーカスショットでも打ってしまう系でした。シューティングの上手い選手であり、積極的なアタッカーでもあるからこそ、プレーメイクそのものは上手くないというのは、別に批判するようなポイントではありません。

「隣にPGが欲しい」というだけであり、悩ましいのはディフェンス力も考えると隣のPGにはフィジカル面の強みも欲しくなることです。エンビードの活かし方問題もあるので、誰をマキシーと組ませるべきかはシクサーズの大きな悩みだったといえるでしょう。

しかし、ニック・ナースは突破型プレイヤーを中心に置いて構築するのが上手いHCでもあります。なお、優勝した時は突破型は中心に据えていないので、その後にやっていたことです。そして今シーズンのマキシーは従来とは少し異なる形の役割になっています。それは従来であれば考えにくかった【戦術マキシー】という謎のシステムが出来上がってきているということでもあります。

今シーズンはオーバータイムも多く、タッチ数が増えているのはプレータイムも関係しています。ただ、非常に多くボールタッチしているのに違いはなく、従来よりも多く触るようになりました。ちなみにトップのドンチッチでタッチ数は105.8回ですが、プレータイムはマキシーの方が2.5分くらい長いので

といっても過言ではありません。ところがドンチッチが8.7分もボールを保持しているのに、マキシーは7.2分しか持っていません。カニングハム、ブランソン、キヨンテ、リーブス、SGAよりも短くなっています。

ここが今シーズンのポイント。ドリブルを使い回数も平均3.7回とボール運びをしているPGとしては非常に少なく、SGAの5.88回に比べたら2つ以上少ないわけです。ただ、このドリブルの少なさを考えると逆にボールを持っている時間は長くも感じます。なので、ワンタッチのボール保持時間が短いというよりも

ということになります。ダムダムしてアタックチャンスを探すよりも、パスを貰いなおして仕掛けるタイミングを探しているような感じです。ってことはキャッチ&3Pは増えているのかもしれません。調べてみましょう。

うーん、確かにその傾向はあるけれど、そこまでハッキリとは出ないのがニック・ナースっぽいというか、マキシーはマキシーというか。ただし、このプルアップ3Pをドリブル回数ごとに分解すると、その差は明らかになります。

つまりプルアップで減ったのは3回以上ドリブルしての3Pでした。これでもまだ多いけど、キャッチ&3Pが増えたことよりも、ダムダムしまくっての3Pが減ったことの方がオフェンス面では大事な変化に見えてきます。

そんなわけで得点王になっている事よりも、マキシー最大の弱点が克服されているように見える今シーズンの序盤戦。それは隣にPGを置かなくても成立するオフェンスになっているし、エッジコムがはいったことでディフェンス面の補完もしてもらえています。良いコンビとしてチームの核になっていくのかどうかは、タッチ数が多くてもボールを持ちすぎないことにかかっている気がするぜ。

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