ハイメ・ハケスはどうして点を取れるのか

昨シーズンから+8.5点のハケスですが、そのうち6.7がペイント内得点になっており、1.1がフリースローでの得点です。なので、増えたのはほぼ全て

ということです。シュートの好不調ではないってことなので、多少落ちることはあっても、しばらくは続きそうです。また、ヒートが早いペースになったわけですが、速攻では+2.7と非常に多くなったものの、今シーズンの得点増を考えると大した増加ではありません。

一方でセカンドチャンスが+2.1もあるのは、198センチのハケスであることを考えると非常に大きな得点増です。まさか、ここで2.8点も取れるなんてさ。ただし、オフェンスリバウンドは増えていないので、ハケスがリバウンドを取って押し込んでいるわけではなく、チームメイトが奪ったところからのやり直しオフェンスが増えているだけです。なので気にしないでおこう。

インサイドは当然アテンプトが増えているわけですが、ペイント内のショートレンジの確率は大して変わっていません(スモールサンプルなので)。ただ、ゴール下の確率は異常値です。センターでも80%なんて数字は現実的ではないのにさ。なんとレイアップ+ダンクで平均6.3本ものアテンプトがあります。ショートレンジのレイアップも含めてってことなので、

ここが非常に大きいハケスです。ゴール下で止まっていたらNBAならばイージーにブロックされる選手なので、以下にスピードを落とさず、カッティングやドライブで点を取れているのかってことだ。

昨シーズンの倍くらいドライブして、倍近くの得点を取れています。素晴らしくアタッキングしているハケス。ただ、得点は多いけど、成功率を考えると・・・アレってなります。とんでもない確率で決めているから今の得点があるのに、57%だと常識の範囲内というかね。

それに対してカッティングでは当然のように回数は少ないものの、なんと100%決めている。異常ですね。異常ですが、ちょっとスモールサンプル過ぎるのか。カットプレーに関してはアメン・トンプソンが5.6点というガードとしては異次元の数字を叩き出していますが、それはシェングンのパスがあってこそ。

ハケスの場合、アデバヨからのパスってわけじゃないのですが、代わりにストレッチビッグになったアデバヨ効果でカッティングもドライブも決まりやすくなっています。早い展開というよりは、アデバヨの役割変化がハケスの得点増を生み出しているのでした。

最大のポイントはここです。ヒートは変化したし、アデバヨは特に変わった。だけどハケスのプレーが特別な変化をしたわけではありません。確かにボールを持つ機会が増えたから、以前より目立つし、得点もアシストも増えたけど、ハンドラーとして素晴らしいわけでも、必殺のシグニチャーを身に着けたわけでもない。

ただ、コートの中で空いているスペースを見つけるのが上手く、そこにドライブしたりカッティングしたり。

そしてヒートは早い展開の中でスペースを作り出すチームになったし、早い展開に早いパッシングとシンプルなフィニッシュというのを繰り返しています。このテンポが崩れてハーフコートになっても良いことは何も起こらない。

そしてバトラーでじっくりと組み立てるオフェンスだったころは、スペースが空くのを待っていた。ヒーローのハンドルからオフェンスをしていたシーズンは、スポット役として3Pが決まる他の選手の方が良かった。でも今は必要十分なハンドル能力とパス能力で、早い展開の中でボールを繋ぐ役割も出来れば、誰よりも早くスペースを見つける能力で得点を量産しています。

不思議な不思議なハケスの得点増。自分に合った戦術になったことが大きい今シーズンです。ん--、ヒーロー戻ってきたらヒートはどうするんだろうか。そして、この戦術をやるならば次のハケスも連れてきたい。でも、次のハケスを連れてきたら、ゆっくりハーフコートには戻れない。難しいもんだよね。

ハイメ・ハケスはどうして点を取れるのか” への3件のフィードバック

  1. ハケスのカッティングは綺麗にDFを振り切るから爽快感がありますね。
    現ヒートの早い展開にマッチしていますが、オフボールが上手いだけにアシストパスを出せる選手と組ませたら面白いと思っています。ヤクチョニスが使われなかったりアデバヨがポイントセンターじゃなくなった今だと少し勿体なく感じます。

    1. 難しいところですね。この早い展開するならば、オフにギディに手を出せばよかったのにと思います。
      このオフェンスの中で輝けるタイプのPGなら、見違えるように魅力的なオフェンスになりそうで。なんで手を出さなかったのか。

      1. ギディーは確かにめちゃくちゃフイッシュしそうです。ヤクチョニスがそうなるように期待したいですが、スポが使う気がしないのが…

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