痩せたザイオンは負の連鎖を断ち切れるのか

◎ザイオンとイングラムのチーム

ペリカンズはAD放出後、ザイオンとイングラムを中心にしたチーム作りを進めてきました。トレードで手に入れたイングラムはともかく、ロッタリーを当ててザイオンを手に入れたのだから、あっという間の再建になったんだ。ADが絡むトレードをするとドラフト1位がやってくるな。

もともと外がないザイオンとジャンプシュート中心のイングラムでは使いたいスペースが被っており、しかも相手のためにストレッチするような役割も担えないって感じでした。この2人をどうやって絡めるかはペリカンズのチーム作りにとって、最も重要なベース部分となるはずでした。

1年目はホリデーやロンゾ、ハートにレディックまでいてスモール気味のラインナップ。
2年目にはアダムスがやってきて、ゴリゴリインサイドの空気が発生し
3年目はバランチューナスで少し改善すると、デッドラインでマカラム連れてきてプレーオフへ
4年目は前年を踏襲したけど、前年から欠場だらけのザイオンに加えてイングラムも欠場が多く
5年目は珍しく主力の欠場が少ないシーズンだったので、49勝と最高勝率に
6年目は低迷したことでイングラムの放出に踏み切ったのでした。

ということで、実は2人が揃って戦えたシーズンは2年目と5年目だけ。プレーオフに進んだのは、プレーインで勝った3年目と5年目の2シーズンのみ。見事なまでに失敗のコンビとなりました。

なんせ2人が揃って出場した試合数って、6年間で154試合しかないんだ。2シーズン分にも満たないというね。呪われたニューオリンズの地だけど、ベースになるはずの2人のバランスが整えられないままだった。

ペリカンズは毎シーズン、ウエストの首位争いに絡んでくる時期があり、でも最終的に8位以内に入れたのは1回しかありませんでした。

結局のところ、ザイオンしかいないなら、イングラムしかいないなら、ある程度のバランスはとれるんだけど、2人同時出場の機会が少ないから、最後までベストバランスを見つけることは出来ませんでした。あるいは「バランス」というより、それぞれが「伸ばすべきスキル」を見定められなかったというか。

そんなわけで本題に戻すとザイオンがダイエットで欠場が減るということは、ただ単にザイオン本人のパフォーマンスだけでなく

になります。それは6年もの間、積み上げてこれなかったものでもある。

これはザイオンとイングラムが揃って55試合も出た22-23シーズンのザイオンの個人スタッツですが、実はこれって得点はルーキー時代に次ぐ少なさ(昨シーズンは24.6点)だし、FG成功率もキャリア最低なら、リバウンドもキャリア最低(7.2)、アシストについては多い方でしたが、ザイオンにしては低パフォーマンスのシーズンでした。

でも、そんなシーズンがペリカンズというチームにとってはベストの成績だった。もちろんシンプルに「ザイオンが試合に出ていた」っていうことなのですが、もう1人のエースであるイングラムがいるという状況は

なんていうことでもあります。もちろん、同じことはイングラムにも言えます。

こちらはペリカンズにきてから最低の得点と、2番目に悪いリバウンド数でした。アシストは2番目に良かった。ザイオンとイングラムは同時にコートに立っていると、お互いのジャマにもなりそうだけど、お互いにアタックする回数が減るから、実はケガのリスクも下がっていたように見えます。

だからザイオンが試合に出続けることは、ペリカンズというチーム全体のケガリスクを下げることにも繋がります。それこそがダイエット最大の効果ってことになるのかもしれません。

なお、ペリカンズはハードワーカーを連れてくるのが上手いチームで、ケンリッチやナジ・マーシャルを見出したし、ドラフトでもトレイ・マーフィーやハーブ・ジョーンズを指名したよね。さらにアルバラドなんかも連れてきたチームなのさ。でも、そのハッスル根性がオーバーフローしてケガに繋がっていた気もしてしまいます。まぁこの中でケガだらけなのはアルバラドくらいだけど、そんな第3PGがチームに残っているのも不思議だったりする。

痩せたザイオンは負の連鎖を断ち切れるのか” への4件のフィードバック

  1. ペリカンズはザイオンだけならわかり易いんですが、そこに全く別タイプでボール持たないといけないタイプを連れてくるからややこしい
    そこに今度はザイオンがフォルムチェンジして登場
    正解を探すよりザイオントレードして一からやり直すのが早そう

    1. しかもオフボールのウイングも獲得はするから、チームとしての判断基準が良くわからないんですよね

  2. デジョンテ
    プール
    ハーブ
    マーフィー
    ザイオン

    ハンドラー2人とザイオンが余計な事しなければ、多種多様すぎるベンチの面々も相まって期待感は持てそう

    1. 期待感はあるけど、期待だけで終わるのも・・・

      上手く使い分けできないんですよね。苦しいほどに特定の選手に頼ってしまうから。

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