アトキンソン就任でイーストのトップへと勝率をあげたキャブス。これの凄いところは補強がなかったから明らかにHCの差であること。その変化は主にオフェンスなので、まずはシンプルな差を見てみましょう。
得点 112.6 ⇒ 121.9
FG 47.9% ⇒ 49.1%
2PA 50.3 ⇒ 49.3
3PA 36.8 ⇒ 41.5
FTA 20.4 ⇒ 21.9
2P 56.1% ⇒ 58.1%
3P 36.7% ⇒ 38.3%
アシスト 28.0 ⇒ 28.1
OR 9.8 ⇒ 11.2
大きな差が何かといえば3点になっています。
①3Pアテンプト増(2Pはほぼ変わらず)
②2P、3Pとも成功率UP
③オフェンスリバウンド増
FGアテンプトは87.2本から90.8本と3.6本増えましたが、3Pは4.7本増えました。そこにはペースアップがあるわけですが、加えて③のオフェンスリバウンド増でも1.4本分の影響がありました。
ターンオーバー 13.6 ⇒ 13.2
ペース 97.6 ⇒ 100.3
オフェンス機会は平均で2.7回増えましたが、ターンオーバーは0.4回減っています。より多い攻撃回数とミスの減少が、この得点力UPを支えたことになります。
④ペースアップとターンオーバー減
非常にわかりやすいわけですが、この中で劇的な変化といえるのはペースアップくらいです。全てが少しずつ良くなっての得点力UPというのは、なかなかファンキーです。何かがおおきく変わったというよりも、全てが少しずつ良くなっているというね。
例えば普通だと、こんなことが起きます。
ペースアップ = 展開が早いからターンオーバーも増える
3P増 = タフでも打ち切るので成功率ダウン
FG成功率UP= シュートまでが整理されるがORが減る
それぞれ必ずしも起こるわけではないのですが、比較的よくある構図。
ビッカースタッフの特徴を考えると、特に最後の部分でハードワーク重視の姿勢が崩れるから、おフェンリバウンドが減りそうですが、そこはむしろハードワーク重視は変わらないアトキンソンとの似た要素だったのかもしれません。
ただ、比較しにくい要素があって、プレータイムの問題です。主力が長いビッカースタッフとプレータイムシェアのアトキンソンなので1試合のプレータイムは違う。ただ、23-24シーズンは欠場が多くてね。
〇試合数
ドノバン 55 ⇒ 71
ガーランド 57 ⇒ 75
アレン 77 ⇒ 82
モーブリー 50 ⇒ 71
ストゥルース70 ⇒ 50
ストゥルース以外が増えている試合数。これはもうプレータイムシェアの効果・・・なのですが、肝心のプレーオフになって休みまくりやがったので、台無し。
〇平均プレータイム
ドノバン 35.3 ⇒ 31.4
ガーランド 33.3 ⇒ 30.7
アレン 31.7 ⇒ 28.0
モーブリー 30.6 ⇒ 30.5
ストゥルース32.0 ⇒ 25.5
モーブリー以外はガッツリと減ったプレータイム。その結果が試合数増だと思えば、主力のトータルプレータイムは増えました。
〇トータルプレータイム
ドノバン 1943 ⇒ 2232
ガーランド 1900 ⇒ 2301
アレン 2442 ⇒ 2296
モーブリー 1532 ⇒ 2167
ストゥルース2239 ⇒ 1273
ドノバン・ミッチェル、ガーランド、モーブリーの3人はプレータイムが大きく伸びたわけです。そう考えると、実は前述の細かな数値のアップは当然の気もしてきます。明らかに主力が活躍しているんだもん。
例えばオフェンスリバウンドでいうと、アレン+モーブリーで354本⇒380本と26本増えています。チームでは110本増えているから・・・うん、やっぱりチーム全体が増えている方が大きいか。
プレータイムシェアはして、稼働率は上がったけどプレーオフで休みまくった←ホントにこれ、今シーズンは頼むよマジで
5年前くらいにキャブスでACやってた元・三菱HC、現アトランタ・ホークスACのアントニオ・ラングさんと、そのチームメイトで現・神戸ストークスのAC東頭さんが、日本代表のHCとACやってくれないかなあ…。