◎キャリア終期
ケガ以降でウォールがプレーしたのは、僅か2シーズン44試合。そのスタッツを見てみましょう。
〇20-21シーズン
32.2分
20.6点
FG40.4%
6.9アシスト
1.1スティール
〇22-23シーズン
22.2分
11.4点
FG40.7%
3P30.3%
5.2アシスト
0.8スティール
こうやって見てみると、1シーズンまるまる休んだりしたのに、そこまで悪い成績ではないというか、ケガ前からわかりやすく落ちた程度。特にクリッパーズ時代なんかは22分で5アシストは悪くないし、スティール数もプレータイムを考えたら十分。
「ウォールっぽいなー」と思いながら見ていましたが、あっさりとクビになりました。それは割と不思議だったのですが、ウォールをウォールとして見ていなければ、3Pが決まらないし、FG成功率低いし、使いにくい控えガードだったことは理解できます。
わき役としては活用しにくい特徴
勝てるチームに行きたいとか、未だに自分が主役だと思っているとか、そういう部分もウォールがハマらなかった理由です。なんせわき役としては極めて使いにくい。もっと、ハッキリとディフェンダーになってくれるなら話も変わってきたかもしれませんが、そんなスタイルチェンジしたのはイグダラとカーターくらいだもんな。
ウォールのスピードアタックを中心にチームを作るならば、ゴータットとシューターを並べるだけで、それなりの形になってきます。しかし、普通のチームにウォールを混ぜたら機能するのかどうかは別の話。性格的な側面も含めて、ウォールは主役じゃなければいけない存在でした。
ロケッツで、そこそこ立派な数字だったことが本人を勘違いさせてしまった面もあるかもしれない。契約で揉めている若手がいるけど、キャリア終期のウォールくらいの成績を残したって、主役としては扱えないんだぜ。
ウォール自身は少しずつ3P成功率を改善させていましたが、ケガ以降は急にトーンダウン。現代バスケで3Pが重要なことくらい誰でも知っているのだから、もっとトレーニングを積むべきだったのかもしれません。実際、ロケッツの時はキャリアで最も多い6.2本を打っているから、意識していたのかもしれないけど、30%の成功率では使えないよねぇ。
とてつもない身体能力に、広い視野。パスファーストで崩すスタイル。ディフェンス力。
何かが違えばリーグ最高のPGにもなれた存在。誰にも止められないスピードから生み出すトランジションとキックアウトは、現代戦術にも適合している。
しかし、その時代が来ると思われたところでケガでの長期離脱。戻ってきたころには単純なトランジションと3Pの時代ではなくなってきており、控えとしては使いにくい能力もあって、プレー機会すら少なくなったのがジョン・ウォール。
もしも、ウィザーズじゃなかったら
もしも、あと3年遅く生まれていたら
もしも、ケガがなかったら
もしも、あの時ロケッツにトレードされなかったら・・・
主役としてしか生きれないからこそ苦しんだキャリア終盤であり、その真価を知らぬまま引退することになったのでした。
いつも楽しく拝見しております。
いつの時代もスピードスターはキャリア中盤あたりから怪我との戦いになりますね。
私はヒートファンなのですが、他チームの話題でも数字を根拠に深く考察されているので更新が楽しみです。
ウェブサイトについてなのですが、ページ移動が数字一文字のリンクになっているので正確に押しづらく、間違えてとなりの数字を押してしまう事が多々あり毎回慎重に押しています。フォントサイズを少し大きくしていただくか、「次のページ」の様に5文字のリンクになっていると押しやすく助かります。ぜひご検討いただければ幸いです。
リンクは文字を大きく出来ないんです。すみません。
違う形式にすればいいのですが、なかなか全体がシンプルな構成になる形式がなくて、自分でも困ったまま3年くらい放置してます。
ピンチしてめっちゃでっかくしてタップすればオッケーだ!