さようならジョン・ウォール 前編

◎キャリアイヤー

そんなウォールは7年目となる16-17シーズンにキャリア最高の成績を残します。ウォリアーズ時代が始まり、3P全盛期の入り口であり、戦術レブロンや戦術ウエストブルック、戦術ハーデンといった1人のハンドラーと仲間たちの形が一般化され始めたころです。管理人がNBAをちゃんと見始めたころでもあります。

キャリアで初めての20点オーバーに加え、3年連続の二桁アシスト。得点、アシスト、スティールがキャリアハイとなっています。より得点を奪いに行きながら、アシストもしっかりと確実に増やしていったウォール。

当時はどっかの誰かがシーズントリプルダブルとかやったから印象が薄くなっていますが、現代でもこれだけの数字を残したらスペシャルすぎます。昨シーズンで言えばヤングが24.2点、11.6アシストですが、ウォールはそこにディフェンス力がついてきます。ほぼ完ぺきなんじゃないかって思うけど、昨シーズンもヨキッチがいるからなぁ・・・。

そんなウォールですが、このシーズンがキャリア最高にして、この後に続くトランジション時代においても特別な活躍ができそうな数字へと戻ってきています。

昨シーズンは速攻で5.9点取った選手はいないし、ペイント内で二桁のガードも数えるほど。どっからどこまでがガードなのかわからないから数えないけど。その上で二桁アシストも記録しているのだから、絶対的なPGとして君臨できます。当時はもちろん、今でもね。

そしてウィザーズもスペシャルなオフェンスチームになっていきました。平均得点109.2はリーグ5位。いまじゃ信じられないレベルのロースコアだけどな。ウォールのオフェンスレーティングは113.0と素晴らしい数字。これも今ではオフェンスが悪い方のPGになっちゃうけどね。

当時のウィザーズの3Pは24.8本(20位)まで増えていますが、昨シーズンの39.1本くらいのアテンプトの中にウォールがいたら、平均得点はさらに増えていたでしょう。

そしてウィザーズは49勝まで積み上げました。絶対的なエースであり、チームリーダーであり、リーグ屈指の個人戦術が可能なPG。クラッチショットも決めるし、プレーオフでの勝利ももたらした。この時、ウォールは26歳。誰もが明るい未来を予想したのでした。

そして始まる3Pとトランジション時代なのだから、時代とも適合している。適合しすぎているウォール。そこからキャリアが下り坂になるなんてさ。

◎ケガとケガとケガ

2018年1月に左ひざの手術で離脱。その年の12月には左かかとのケガで離脱。翌1月に自宅で転倒し、左足アキレス腱断裂。稀代のスピードスターのキャリアは実質、ここで終わりました。

翌19-20シーズンも全休。すると、ウィザーズは20年12月にウォールをトレードに出して、ウエストブルックを獲得します。完全にやっちまったな。ウォールからすると「やられちまった」わけです。

それからのウォールは「勝てるチームに行きたい」とか言い出してしまうから、もうどうにもならなかった。ワガママなケガ人というだけでなく、シュート能力が低いガードをロールプレイヤーとして加えたいチームなんて、出てこないよね・・・。

さようならジョン・ウォール 前編” への3件のフィードバック

  1. いつも楽しく拝見しております。
    いつの時代もスピードスターはキャリア中盤あたりから怪我との戦いになりますね。
    私はヒートファンなのですが、他チームの話題でも数字を根拠に深く考察されているので更新が楽しみです。

    ウェブサイトについてなのですが、ページ移動が数字一文字のリンクになっているので正確に押しづらく、間違えてとなりの数字を押してしまう事が多々あり毎回慎重に押しています。フォントサイズを少し大きくしていただくか、「次のページ」の様に5文字のリンクになっていると押しやすく助かります。ぜひご検討いただければ幸いです。

    1. リンクは文字を大きく出来ないんです。すみません。
      違う形式にすればいいのですが、なかなか全体がシンプルな構成になる形式がなくて、自分でも困ったまま3年くらい放置してます。

    2. ピンチしてめっちゃでっかくしてタップすればオッケーだ!

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