さようならジョン・ウォール 前編

◎キャリア中期

4年目からが中期になるのがウォールの悲しい事実。それはそれとして、このシーズンは82試合出場に加え、オールスターにも選ばれるわ、ウィザーズはプレーオフに進むわの大躍進となりました。

目立つのは前述の3Pで打つ始めたと思ったら、35%なので悪くありません。ただ、代わりにフリースローが減っており、ペイント内得点も6.8止まり。その結果TS52.4%なので、本当に現代なら目も当てられません。ウィザーズはここから5年続けて勝率5割以上となるので、ウォールの形としては1つの完成形にもなりました。

ちなみにウォールに何が起こったかというと、ゴータットがウィザーズにやってきたんです。ウォールのためにドライブコースを作り上げる達人。スペシャルなスクリナー。ウォールなんて1on1させときゃ抜いてくるんだから、自分にマッチアップしているセンターにスクリーンすればいいじゃん。みたいなことすらあった。

こうしてよりアグレッシブにシュートに行くようになったウォール。バリバリのエースプレイヤーになっていきました。

ところで、ウォールは3年目からレーティングがプラスになっていくのですが、3年目+3.5、4年目+4.8と素晴らしい数字を残しています。だってウィザーズだぜ。

この手のオフェンスプレイヤーは、オフェンスを大きく上げる代わりにディフェンスを下げることが多いのですが、スピードタイプなのに、パワーももりもりなウォールは、ディフェンスレーティングも上げるタイプなのが特徴です。4年目の数字を見てみましょう。

現代ではありえないくらい低い数字なのは置いといて、14-15シーズンはウォールの存在が攻守に響いていました。なお、同じように響くのは、もちろんゴータットね。このシーズンはポール・ピアースがいたんだよな。

現代のPG達は、ウォールよりも効率的に得点を取りますが、攻守両面で見た時のウォールは特別。むしろディフェンスこそがウォールが他のPGを上回れる要素だったかもしれません。異常なスピードで寄ってきて奪い取ることもあれば、ブロックパーティーをかますこともある。稀代のショットブロック・ガードでした。

時代がトランジションゲームへと傾き、さらにガードの得点能力が重視されるようになっていくわけですが、そこにウォールが存在していたら、ディフェンス面での貢献度の高さは際立っていたでしょう。純粋にウォールにマークされていたら怖いもん。速攻止めまくるしさ。

オールスイッチすらもOKなフィジカルを持っているし、スピード負けしないフィジカルなガードってのは希少価値も高い。オールディフェンスチームにはいったのが1回だけというのは・・・まぁ仕方ないんだよな。

結局のところ、ウォールが戦術的なディフェンシブチームでプレーしているのを見たことがなく、ただ単に派手なブロックとスティールで終わるのか。本当にディフェンダーとして価値があるのか、その見極めは出来ないまま終わりました。アシスト能力を見ると、普通にチームディフェンスも出来そうなのですが、チームディフェンスは1人じゃできないもんね。

さようならジョン・ウォール 前編” への3件のフィードバック

  1. いつも楽しく拝見しております。
    いつの時代もスピードスターはキャリア中盤あたりから怪我との戦いになりますね。
    私はヒートファンなのですが、他チームの話題でも数字を根拠に深く考察されているので更新が楽しみです。

    ウェブサイトについてなのですが、ページ移動が数字一文字のリンクになっているので正確に押しづらく、間違えてとなりの数字を押してしまう事が多々あり毎回慎重に押しています。フォントサイズを少し大きくしていただくか、「次のページ」の様に5文字のリンクになっていると押しやすく助かります。ぜひご検討いただければ幸いです。

    1. リンクは文字を大きく出来ないんです。すみません。
      違う形式にすればいいのですが、なかなか全体がシンプルな構成になる形式がなくて、自分でも困ったまま3年くらい放置してます。

    2. ピンチしてめっちゃでっかくしてタップすればオッケーだ!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA