◎ファイナル
レバノンが素晴らしい内容で日本を倒しましたが、中東勢がああいうバスケをするのは想像がついていました。そして韓国は個人技3P乱れ打ちみたいな感じなので、まぁそこは気にしなくていいや。イランが3P打たないオフェンスをするのも想定内ですが、3位決定戦は2Pより3Pを多く打っているなど、意外なアジャストをみせたのも驚きでした。
そんな中で本当に予想外だったのが中国。以前からヤオ・ミンが中心になって強化していた中国ですが、正直いって試合内容的に強化されるとは思っていませんでした。「試合内容」ってのがミソで、個人じゃなくてチームの問題。
タックルをはじめとしたラフプレーのオンパレード。吉井が大量発生した見たいなディフェンス。それだけでなく感情の起伏が激しすぎて、ちょっと苦しくなると一気に崩れる。だから接戦を勝ち切ることが出来ないまま過ごすのだと思っていました。
オーストラリアとのファイナルは、前半途中から中国が抜け出して二桁リードで進みました。しかし、そこはオーストラリア。ディフェンス強度を上げると、カウンターの速攻で取り返し、4点差まで縮めた前半。後半が始まると、またもスティールからの速攻であっさりと逆転。
中国がゾーンにしたら、的確に空いたコーナーから3P連発。外れてもクックスがオフェンスリバウンド。そしてディフェンスの間を通すパスでインサイドでも加点していく。
大量リードから完全に崩れたし、的確にディフェンスを崩しているオーストラリアについていくのはメンタル的にできないだろ、って思っていました。なお、やっぱりファールは多くて、オーストラリアは26本もフリースローを打ったんだけど、12本しか決めなかったのよ。接戦になった最大の理由はオーストラリアの自滅なんだけどさ。
さて、このファイナルは19回もリードチェンジがあったらしい。つまりオーストラリアが逆転した後も、中国は粘り強くついていきました。それも主にオフェンス力でついていった。3番のMingxuanHuが勝負強く3Pを決めれば、インサイドのJinqiuHuに合わせていく形も続きました。すぐに熱くなって暴走するのが中国だと思っていたのにさ。
なお、例によって『中東の笛』もすごかった。
両チームともディフェンス面の問題はあったんだけど、オフェンス力が目立つファイナルでした。うーん、中国がこういうバスケを安定して出来るとなれば、日本はギャンブルオフェンスへの道を邁進してしまいそう。「高さには勝てない」って言い出しそうだもん。
そういや「高さ」星人と「気持ち」星人がいるわけだけど、これって同一人物なのか、別人物なのか、どうなんだろうね。気持ちで負けたら高さの差は覆せないじゃん。高さが正義なら気持なんかじゃ太刀打ちできないじゃん。
接戦のファイナルでしたが、途中に書いた通り、やっぱりオーストラリアの戦術力は3レベルくらい上でした。中国も以前のイメージからは大きく成長したけど、ディフェンスの弱点を見極めてチームオフェンスしていくのはアジアの他の国とは全く違うのがオーストラリアだった。殆どの3Pがオープンで打っており、コーナーまでワイドに展開している。ワイドになっているから、オフェンスリバウンドも逆サイドに落ちてキープできる・・・みたいな。
そしてオーストラリアはミドルを多用しました。これも中国が守れなかった要因かもしれない。アナリスティックにバスケをするならば、空いたゾーンをどうやって活用するかが大事だよね。
U23では再び川島がエースとして活躍してましたね。
たった一本のハイライト動画しかありませんが、見た限り相変わらずハンドリングは不器用で判断がワンテンポ遅い感じ。
ただそれでも川島はドライブをすればファールをもらってました。
やはりサイズと身体能力があれば多少のスキル不足はカバーできるんだなと。
カテゴリーが違うので単純に比較はできませんが、この川島を落選させたA代表とは……。
ほとんど狩野を使ってなかったので、川島がいればリバウンドに必ず絡むので、彼に助けられる場面はあったと思うんですよね。
意外とミスマッチでもガード相手についていけますし。
無知で申し訳無いのですが、なんで日本のバスケと世界でこんなにレベル差があるんですか?
部活的な指導(技術より気持ちと走り込み)では限界があるとかですかね?