既に8月も中盤。FA解禁から1カ月半が経っております。そんなタイミングで急にハイスミスをネッツにトレードしたヒート。プロテクト付きの2巡目指名権をもらい、プロテクトなしの2巡目指名権とハイスミスなので、実質的には「ハイスミスを処理したいから2巡目指名権をつけた」トレードでした。
その後、ヒートはドリュ・スミスと契約。2年前に頭角を現しそうになったものの、ケガで離脱してしまうドリュ・スミスを、ドラフトでPG指名したオフに優先するのはよくわからんのです。ヒートの狙いはタックス回避にありそうなのですが、だったらその前のトレードは何だったのか。
獲得 ノーマン・パウエル 20.4M
放出 カイル・アンダーソン 9.2M
ケビン・ラブ 4.1M
ここでサラリー総額を上げなければよかっただけです。せっかくダンカン・ロビンソンの契約が終わったのに「ダンカンの後釜が欲しい」といって、ダンカンより高いサラリーを受け取る意味はないだろう。
唯一あるのは、カイル・アンダーソンの契約が2年残っていたこと。パウエルは残り1年ですが、他にもロジアー26.6Mとフォンテッキオ8.3Mが来オフで切れます。だから来オフにサラリースペースが空く・・・といっても、ウィギンズ30.2Mのプレイヤーオプションが残っているから、アデバヨ・ヒーロー・ウィギンズで115Mくらい埋まるんだけどね。カイル・アンダーソンは関係ないだろ。
一方でハイスミスの契約も来オフで切れるところでした。その額は5.6M。大した額ではありません。コスパのよいハイスミスを切って、ロジアー、パウエル、フォンテッキオでガマンするってのはチームビルディングもよくわからんよ。
ハイスミスからみると、契約延長を見据えており、それなりの額を要求するところではあったでしょう。ヒートにとって欠かせない戦力になっていたのだから、そりゃあダンカン・ロビンソンくらい要求していてもおかしくはない。いや、ダンカンの半分くらいを最低ラインにしていてもおかしくはない。
〇出場試合数
スターター 42試合
ベンチ 32試合
ベンチ出場が増えたのはウィギンズが来てから。コーナー担当だったハイスミスをベンチにして、ウィギンズにハンドラーさせたスポルストラの寄行は未だに気になりますが、必要な役割を適切にこなしていたはずが、急にサラリーダンプのために放出ってのは、ヒートが迷走している感が半端ないです。
また、ハイスミスであれば欲しいチームもあったはず。自分たちが2巡目をつけて売りに出すってのは、もったいないよね。まぁ貰う対価も2巡目1つか2つってところだけどね。
いずれにしてもドラフト外から育て上げてきたペリメーターディフェンダーを手放したヒート。ハイスミスレベルのディフェンダーはヒートにはいないのだから、サラリーダンプも含めて勝つ気持ちが薄くなっている新シーズンにも見えます。
そして放出された先がネッツなので、シーズン中に再トレードの可能性も高く、ジャーニーマンへの道が始まったようなハイスミス。来オフの契約額も大きなものは期待できなくなったけど、その代わり自分を求めるチームへとは移籍しやすくなっています。
ご存知だと思いますが
ハイスミス、半月板の手術してますよ
カイル・アンダーソンの契約は3年目が無保証なのでトレードしなければいけなかったわけでもないんだよなぁ