◎理想と改善点
ブゼリスのFGアテンプトを見るとキレイに3Pかゴール下になっています。それもコーナーシューティングが多く、ウイングとして理想的な分布図。ただし、ロールプレイヤーの域は出ないよね。吉井になって欲しいわけじゃないんだぜブゼリスさんよ。
さて、この分布で気になるのは明らかに右サイドが弱いこと。右利きのシューティングが左サイドに強いってのは良くある話。それでもブゼリスみたいにオフボールで動き回る能力を持っているのであれば、あまりにも右サイドが弱すぎる。
〇コーナー3P
左サイド 35/81 43%
右サイド 14/54 26%
〇ウイング3P
左サイド 23/61 38%
右サイド 12/46 26%
そんなわけでブゼリスが改善すべきポイントの1つ目はシンプルにして、ものすごく簡単に改善しそうなポイントです。右サイドでのシュート能力を高める事。それも左サイドなら決まるのに、右だと決まらないというのは、
・キャッチ(身体の左からくるパス)からシュートへのメカニズム
・リリース時の身体のバランス(右半身が前に出すぎない)
・身体が右へ流れた時のリリース調整(左に流れる分には調整できる)
このあたりの修正で改善が期待できます。現状ではあまりにも左と右で差があるので、メカニズムとしか言いようがありません。そして右サイドが左サイドと同レベルまで改善するとどうなるのか。
〇3P成功率 36.1% ⇒ 41.7%
〇FG成功率 45.4% ⇒ 48.1%
これくらいまで改善します。まぁこれは出来過ぎだとしても、3Pの改善は単なるシューティングの改善ではなく「シュートは上手いが、右サイドが酷い」なので十分に期待できるわけです。
〇フリースロー 88/108 81.5%
フリースローはルーキーとしては高い水準にあります。実はシュートの上手さはルーキーシーズンでも十分に発揮していました。ブゼリスってデュラントにはなれないけど、なんとなくデュラントっぽいフィニッシュにしていくのが良さげ。
〇2P 156/289 54.0%
〇3P 96/266 36.1%
2Pの確率もルーキーにしては良いのですが、問題はアテンプトが少ないことです。そんないかにもロールプレイヤーな3Pだらけになってどうする。ブゼリスにとって最大の課題は2Pで点を取るパターンを増やす事。サマーリーグでも上手くいってない部分。
ブゼリスの課題はあくまでも「イージーショットを増やす」なので、その視点から考えると何よりもトランジションでの得点を増やさなければいけません。リバウンドを取るべきか、速攻に走るべきかは悩ましいですが、選ぶなら速攻に走れ。シアカム&トッピンを見習おう。チームとしてやろうとしていることも似ているんだからさ。
〇トランジション
得点 2.8
アテンプト 1.8
EFG 66.3%
確率は申し分ないのですが、アテンプトが少なすぎます。ブルズはトランジションチームとなり、ホワイトの4.4本を筆頭にトランジションが多く、ブゼリスの数字はブーチェの2.0本よりも少なくなっています。パトリック・ウィリアムスだって1.9本だぜ。
トランジションからのアテンプトは+2本は欲しい
これで大体3.1点UPです。これでFG成功率も3%向上します。3Pの向上と合わせれば、50.4%まで向上します。つまり50-40-80プレイヤーの誕生です。この時のTSの目安は60.4%です。まだ足りないけど、ここまで行くとかなり期待できる。
ちなみに平均得点は11.5点ほどになるのですが、前述のとおり、それはシーズン前半にプレータイムが少なかった時のことも含めます。概ね17~18点は取れる計算になるのですが、TSで5%、得点で3点くらい足りません。ここを埋めなければいけない。
当たり前だけど、ディフェンスの警戒が強まるわけだし、イージーショット増だけじゃダメだよね。