◎重心ずらし
ファイナルでマッコネルは主にケイソン・ウォレスのディフェンスが相手となりましたが、好き勝手に突破していきました。73回のマッチアップで19点、FG8/15、11アシストです。フットワークが良いだけでなく、ハンドチェックも上手いため、ドリブルを止める能力が高いケイソン相手にあまりにも見事なプレーでした。
カルーソ、SGA、ウィギンズ相手にもドライブから高確率でフィニッシュしており、苦しんだのは前述のハーテンステインとホルムグレン相手の時でした。「抜く」ことが発生する相手には強く、高さでシュートを止めにくるだけのディフェンダーに苦しんでいます。
vsケイソンにおいて有効だったのは視線のフェイクでした。フロア全体を見回す視線と、スクリナーを使う視線。ケイソンが視線の先へ首を振った瞬間にドライブを仕掛け、一歩目で差を作り上げます。
では「視線の先を見なければいいじゃん」という話なのですが、だからこそビッグマン相手のスピードのミスマッチでの1on1には苦労します。良いディフェンダーであるほど、スクリーンを交わすスキルを持っており、目の前の相手を止めつつも周囲の状況を確認しがち。ケイソンはツーメンゲームを仕掛けられても自分で止める心構えでしたが、それを逆手に取られていきました。
①視線の先をディフェンダーが見た瞬間に抜く
マッコネルは身体を左右に振るフェイクから抜いていくことが多々あります。傍目で見ると「仕掛けるぞ」という形から本当に仕掛けるので、なんで抜けるのか不思議で仕方がありません。
ただ、そこには「離されている」ことも微妙に関係していて、左右のフェイクでディフェンダーがグッと力を入れた瞬間に抜き去ってしまいます。要するに重心がズレた瞬間を抜いていくのが非常に上手いタイプです。ちょっと古武術っぽいよね。
②ボディフェイクで相手の『間』をずらして抜く
同じく少し離されているからこそ、まっすぐにディフェンダーに向かって一歩目を踏み出し、重心がドリブル方向に寄った瞬間にフロントチェンジで逆を抜いていきます。重心を横にずらすというよりは、斜め後ろにズレる瞬間を狙っているかのようです。
特にSGAを完膚なきまでに抜いたシーンは衝撃でした。ディフェンスできない人みたいになっているSGA
③重心を後ろにズラしてのクロスオーバー
しかし、常に抜けるとは限らないわけで、クロスオーバーするスペースがないときや、相手のディフェンスが完全にコースを止めに着た時には、瞬間的にスピンムーブで抜き去るオプションを持っています。ドライブへのディフェンス能力が高い選手ほど、このスピンムーブの餌食になります。
スピンの速度の早さは身体が小さい選手ならではですが、それにしてもドライブでリングに向かっているのに、瞬間的に反転するボディコントロールは異常です。スピードで翻弄するタイプではない代わりに相手が反応できない速度でスピンを決めてしまうのだから、どうやって止めればいいのかわからん。
④しっかりとコースに入られた瞬間のスピンムーブ
これらのプレーには「ディフェンスがいいサンダーがやられた」こと以上に「ディフェンスが良いサンダーだからこそやられた」ものもあります。相手が止めに来るからこそ、その先を選べるかのようなドライブ。自分のプレーに反応してくる相手だからこそ通用する。
そしてとにかく「重心がズレた瞬間」を狙うプレーが多くなります。それ自体は誰もが言っている狙いどころなのですが、重心をずらす上手さがマッコネルには溢れているのです。正直、引きの映像を見てもわからん。ハイライトでズームされてスローで見るとわかるくらいのズレ方。
マッコネルのドライブ時のドリブルなんかかっこいいんだよなー1on1でボコられてみたい
ボコられ系ユーチューバー目指しましょう
河村がマネできるか、というとたぶん無理そうだなと思いました。あれで登録上はマッコネルの方が4ftくらい大きいとは…。
すみません、4ftじゃなくて4inchでした マッコネルでっかくし過ぎました
マッコネルがデカいのか、河村が小さいのか。
スピード勝負するとフィニッシュも変わってくるのでマネする形じゃないですね
サッカーでいうと身長だけ見てイニエスタをはじめスペイン代表を真似るべき!
なんてのをよく聞きましたが、むしろ日本人が1番苦手なプレーだと思います。
相手の重心やねらいを読むとかね。
ところでマッコネルの3Pの確率が35〜40だったシーズンが一度もないのが気になりました。
とにかく打つか確率よく打つかの役割が違ったのでしょうか。
自制心の高さというのを感じました。