予定通りにマックス契約で延長したパオロ・バンケロ。契約更新第1号にしなかったマジックの不思議さはありますが、誰も異論がない延長です。
〇3年目のバンケロ
34.4分
25.9点
2P50.9%
3P32.0%
FT72.7%
TS55.1%
7.5リバウンド
4.8アシスト
3.0ターンオーバー
0.8スティール
0.6ブロック
3年目のシーズンはケガで36試合を欠場しましたがプレータイムは35分近くあり、得点も25点オーバーです。得点・リバウンド・アシストとしっかりと稼いでおり、マックス契約であることには何の疑いもありません。このアシスト数ってジェイレン・ウィリアムスと同じでリーグ20位くらいだから、一昔前だったら『絶賛』レベルだったよね。怖い時代になったもんだ。
スコアリングがメインながら、しっかりとパスを出せるプレーメイカーでもあり、ツービッグの片割れとしては十分なリバウンドも取れている。ある意味でオールラウンドなバンケロですが、当然足りない要素もあり、マックス契約が始まる1年後までに補えるかが勝負です。基本的にルーキースケールの契約延長は選手に甘い額になることが多く、それは
成長することを前提にしたサラリー提示
ってことでもあります。なんでクミンガの活躍ぶりで年10M以上を出せるのか。なんで半年だけ活躍したギディに5年契約を出せるのか。なにより稼働率自体が低かったサッグスの高すぎる契約はどうしてなのか。全ては「若手は成長するはず」という前提と「キープしたい」という契約事情からきているものです。
そして同時にバンケロについてはルーキーシーズンから活躍し続けて中で、足りない要素として存在しているのが
『成長』を見せることが出来るのか
になります。もちろん、成長していないわけではないけれど、あっという間に別人になってしまったアンソニー・エドワーズみたいな恐ろしさはなく、MVPへと駆け上がったSGAのような完璧さも期待しにくくなっています。
また、もう1人のマックス契約延長が濃厚なジェイレン・ウィリアムスは「足りない要素がない」というタイプで、バンケロのようなハイスタッツではない代わりに、オールラウンド+戦術的柔軟性をもたらすスキルセットでサンダーを優勝に導くセカンドハンドラーの役割を完ぺきにこなしました。
ポテンシャルとしてだけでなく、ハイスタッツを残せている点でもバンケロのマックス契約に疑いの余地はありません。だけど、もっと成長していかなければいけないし、弱点を減らしていかなければいけない。今回はそんな話。
フランツ&ベインコンビが完璧に機能し、バンケロ兄貴は独力で点を取る力を磨いても、万事解決な感じが。
可能性は無限大。