◎プルアップへの対処
バンケロの1on1ディフェンスは縦の揺さぶりに弱く、特にステップバック系にはついていけません。サイズと身体能力がある選手だけどドライブで抜かれることを嫌がっているし、重心が少し後ろに傾いています。今のガード達だとイージーにプルアップ3Pが打てるタイプの守り方です。
〇マジックのブロック数
6.0(1位)
〇マジックのペイント内失点
45.7(3位)
マジックはブロック力が高く、ペイントを固めるタイプのディフェンスチームです。バンケロはもっとチームメイトのヘルプを信じ、抜かれることを恐れずにアグレッシブなプレッシャーディフェンスを優先する必要があります。
〇マジックの被3P
31.4本(1位)
それでいてマジックは3Pも打たせません。しかし、バンケロの1on1では守れていないポイントなのでチーム戦術的にも改善して欲しい部分なわけです。
そしてバンケロが1on1シチュエーションになると全体がカバーポジションを取り始めます。これはこれでトラップディフェンスみたいになって効いている面もあるのは面白い部分だったりします。その代わり明確に変化することもあるわけで
〇バンケロのオン/オフ
被オフェンスリバウンド 10.1/9.0
100ポゼッションあたりでオフェンスリバウンドを取られる本数が変わってきます。大した違いではないのですが、ロングリバウンド系が増える点も少しずつの違いが出てきてしまいます。バンケロがアイソシチュエーションにされるとチーム全体が通常とは異なる守り方になっていくのも事実です。
話を戻すとバンケロが初めにディベロップメントすべきは1on1ディフェンスであり、特にプルアップへの対処です。それはチームディフェンスの前提と少し異なり「抜かれてもチームメイトがカバーしてくれる」ことを信じてでも改善したい部分だし、これが改善されると付随的にピック&ロールへの対処もパターンが増えてくるはず。
オフボールポジショニングの改善
他にもオンボールではなく、ヘルプ担当の時にポジショニングを改善させる必要があります。それはオフェンス側の動きに合わせてパスコースを消す、ドライブスペースを消す、1on2でどちらにでもカバーに行ける逆サイドディフェンス・・・と色々あるのですが、このオフボールについては個人で改善するケースは稀であり、チームとして改善させる必要があります。
それってマジックで実現するのかどうか。マジックは個人でジャッジできるインテリジェンスタイプを好んでドラフト指名してきており、ある意味では個人任せで成立させています。あるいはちゃんとチームでルールがあったなら、3年間で出来ていないのだからバンケロの改善は期待薄。
ディフェンスで改善すべき点はいくつかあるけれど、多くのことはチームメイトに助けてもらって改善すればOKです。だからまずはオンボールの1on1をどうにかしよう。
フェイクに簡単に引っかかるから抜かれてしまうケースも多いけれど、抜かれてもカバーしてくれるチームメイトがいるのだから、縦の動きに対して反応しすぎず、サイズの利を生かしてシュートを止めることを優先して守る意識&スキル改善をして欲しいのでした。「狙われる」ことのないプレーオフが最終目標だ。
フランツ&ベインコンビが完璧に機能し、バンケロ兄貴は独力で点を取る力を磨いても、万事解決な感じが。
可能性は無限大。