デッドライン’２４　イースト編

〇ニックス
獲得　アレック・バークス、ボグダノビッチ

放出　グライムス、フォーニエ、フリン、アーチディアカノ、２巡目

ニックスはバークスを出戻りで迎え入れつつ、ボグダノビッチを補完です。ベンチスコアに課題があったのでバークスにやらせるのは非常にわかりやすく、インスタントスコアラー系統が好きなシボドーらしさかな。

ところがボグダノビッチになると少々、話が変わってきます。だってボグダノビッチはＯＫで、フォーニエはＮＧな理由ってなんなんだい。フィジカルなディフェンスはするし、押し込み力もボグダノビッチの方が上なのは事実だけど、ユーロ系の選手をうまく扱えるのか疑問じゃん。

アヌノビー、ハート、ディヴィチェンゾといるので誰のプレータイムを削るのかも、そこそこ悩ましい。まぁ今はアヌノビーとランドルがいないので、十分に試す時間はある。こういうのって風が吹いている感じするよね。ケガ人増えたらダメそうなニックスが、ケガ人が出たタイミングがデッドライン前後で補完できているぜ。

〇シクサーズ
獲得　ヒールド、ペイン、２巡目×１

放出　コルクマズ、モリス、ベバリー、スプリンガー、２巡目×３

シクサーズはシューターを補完。何年もトレード要求していたというコルクマズに使う気持ちは薄いモリス、そして２巡目での補強なので痛みを伴わないトレードでした。これでヒールドがフィットすればよし。しなければ起用しないだけ。でもエンビード抜きのヒールドじゃ試したところでって感じ。

問題は前述のベバリーの放出。そこまでペインが欲しかったのか？考えられることは
ＰＧは１枚増やしたかった（ペインの必要はない）
ベバリーがジャマだった（ロッカーの問題）
２巡目指名権を補給したかった（ヒールド分）
ロスター枠を空けておく（ラウリー！カモン）
こんな感じですが、いずれにしてもバックスのためにトレードする必要はなかった気がするよね。

さて、これでシクサーズはどうなるのか・・・戦力減らしていないので、大して関係ない気がするわけだ。あとはヒールドがフィットするのかどうかだけ。シューターで得点力アップは気持ちがいいけど、そこまで困っているわけじゃないんだよな。

そして初戦でペインとヒールドがスターターで２０点とっていたらしい。試合を見ていたらへたくそなハンドラーがいたので誰かと思ったらヒールドだったしさ。地獄みたいなヒールドのハンドラーじゃん。

〇ペイサーズ
獲得　マグダーモッド、コルクマズ（ウェイブ）、ジョセフ（ウェイブ）、２巡目

放出　ヒールド、２巡目

ペイサーズはオフに延長できないだろうからヒールドを売り払ったわけですが、そこにマグダーモッドを連れてくるというパワームーブ。ついでにウォリアーズからコーリー・ジョセフを引き取ってのウェイブ。人助けが好きなんだろうな。

弱点を補強したわけじゃないし、何かしらの武器が加わったわけでもない。シアカムで１巡目を放出していたので、ある程度は指名権を補給したかったわけで、ヒールドのマイナス分に見合うのかは知りませんが、今シーズン限りで物事を考えるわけではなくってことでした。

ヒート、マジック、ブルズ、そしてホークスはデッドライン補強なし。７位～１０位がですぜ。本来はもっとも補強に動く順位のチームが動かなかったことで大型トレードが発生しなかったようなデッドラインでした。一応、ヒートは動いてロジアーとラウリーを交換しているので１チームだけ大きく動いたとはいえる。

ブルズはラビーンがケガをしたことで放出する可能性がなくなり、かといってデローザンを出して今シーズンを諦めるようなチームじゃないもんな。なので理解できる。マジックは補強しても良かったけど、他のチームが現段階で欲しがる選手がいる（出せる）ような気もしなかったので、まぁわかる。

デジョンテ・マレーを筆頭に噂が流れ、「ヤングとジョンソン以外はトレード可」という話だったザ・詐欺ホークスは例によって動きませんでした。実際問題としてマレーを動かすのは大きな対価を得られない限り意味がないのでムリでしょね。ただ、マレーへの注目が高すぎたのか、周囲の組み合わせを修正するトレードもしなかったのはどうなのさ。

かといって何を動かせば改善するのかも不明だしな。根本的に解体するわけじゃなければ、このままで行くか。うーん、うーん。