こんにちは、ジャズ

◎ケスラーとディフェンス

スターがいなくても粘り強いディフェンスを武器にするチームはあるけれど、ディフェンス力を欠いているのがジャズ。メンタリティではどうにもなっていないような感じですが、リーグトップクラスのオフェンス戦術には思えない感覚とは逆に、リーグボトムレベルのディフェンスには見えないという感覚もあります。

それはゴール下で全てを止めに来てくれるケスラーがいるから。徹底したスペーシングをするのはジャズだけじゃない中で、ディフェンスはチームとして対処できているとは言い難いけれど、スーパーヘルプマシーンの存在は個人で弱点を埋めてくれます。

また、チームとしては怪しいといっても、それは個々のマッチアップを重視しているという面もあり、抜かれてもケスラーが助けてくれるし、そもそもビッグラインナップなのでインサイドで高さの利を生み出せます。

そしてここに高速ヘルプ担当のコリンズとヘンドリックスが加わっています。オフェンスを考えると同じポジションの選手を重ねたので価値は低く見えますが、ディフェンスを見ると課題への対処となった補強でした。ケスラー任せではないんだぜ。

〇ブロック 5.2(7位)

リーグトップクラスのブロック力はオフの補強で更なる上積みが期待されます。ただ、ブロックは多いけれどインサイドディフェンスに強いってわけじゃないのもジャズ。

〇ペイント内失点 52.0(24位)

ここの改善が出来そうなのでチームとしての前進が図れます。チーム戦術としては怪しいけれど、高さで解決していくのは今のマジックっぽい。それは狙ってやっている可能性はゼロだけどさ。

機動力がありハードワークを欠かさず、複数ポジションをこなせるウイングビッグを揃えているので、ジャズの中心はビッグラインナップにあります。だからガードには判断能力が高く堅実なタイプを集めた方が面白そうなのですが、それ以上に機動力を生かした試合、つまりノーガードの打ち合いを作ることで、最終的には「同じことをやっているのにデカい」というメリットを使いたいのかも。堂々巡り。

昨シーズンのオフェンス力が高かっただけに、タレント力の向上がなければオフェンス効率は上がりにくい。ただ、弱かったディフェンスは改善の期待が十分に持てる補強をしただけに、それがジャズの大きな積み上げになりそうです。

クラッチで目立ったケスラーのディフェンスは、ジャズが「最後の砦」に頼るシーンが多かったということであり、「最後の砦」こそがジャズの強みということでもあります。ケスラーの2年目のステップアップも含めて「最後の砦」が「最強の砦」になれるかがジャズの未来を左右します。

オフェンス力の高さで勝負しながら、弱点のディフェンスはリムプロテクターという強みがある。それってまるでスナイダーのジャズみたいだよね。新ジャズは旧ジャズにも似ているのでした。

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