リラード抜きで見てみるブレイザーズ

◎ビラップスをどうするのか

ビラップスの手腕がどうこうよりも、ポジションレスの戦いを好まず、ハンドラーオフェンスをしがちなので、若手の再建チームにするならば早々にクビにした方が良さげです。それ以前にビラップス自身もリラード&マッカラムを中心に『勝つためのHC』として呼ばれたわけで、その2人がいなくなったのだから、求めるものが違いすぎます。

選手として勝負強さが光り、スーパースターとの人間関係の構築や試合中の采配力を買われたのだと思うビラップスなので、若手有望株を集めてきて戦術構築のフレームワークを担当するのは向いてなさそうなんだよね。求められていた部分が出来ていたかは別としてさ。

同時に『勝ちたい』采配をしすぎるのもマイナス。リラードが70点取るのは目の前の勝負に拘った戦い方で、チーム全体が成長するには苦しいシチュエーションでもガマンし、徹底したチームオフェンスをするべきでした。スーパースターの輝きに頼るのは接戦を勝ち抜くにはベターな選択だけど、それはチームでは解決できないって認めているようなもんだしさ。

勝てなかったことでスクートを手に入れ、大当たりのシャープと共に再建のベースを作れそうなブレイザーズ。リラード問題に揺れる中、フロントのチームつくりもHCの方針も中途半端に勝ちたい意思が出ていますが、どこまで割り切ることが出来るのか。

リラードには出ていってほしくない心理と、新たなサイクルに突入するチームを見てみたい心理と。ファン心理が揺れまくりそうな新シーズンです。

リラード抜きで見てみるブレイザーズ” への1件のフィードバック

  1. ビラップスの中途半端に目先の勝利にこだわった采配、と言う部分は全く同感です。

    昨季は、負けてもいいから我慢してチームの戦略を優先するべきところを、序盤戦が好調だったせいか、第4Qにスタメン選手を酷使して、中盤以降ボロボロでした。

    ただ、リラード、ヌル、サイモンあたりを出さなかった終盤戦は勝ちを諦めて采配してた感じで、若手も監督の指示を素直に聞いてたせいか、明らかにボールが回って、ディフェンスも良かった印象です。

    自分の中では、終盤戦のブレイザーズの雰囲気をみて、悲劇のヒーローをしているリラードは今のチームに必要ないのでは?とフロントは感じてたのかなぁと勝手に解釈しております。

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