ギディとジェイレン②

◎ギディとジェイレンと

2年目でスコアリング仕事を伸ばしたギディと、ルーキーながら質の高いロールプレイヤーとしても3人目のハンドラーとしても活躍したジェイレン。SGAの個人技ムーブだけであれば、変わらぬ勝率で終わりそうだったのですが、セカンドエースとサードハンドラーの登場はサンダーを「勝てるかもしれない」というところまでもっていきました。

3P成功率がカギを握りすぎる爆発力のオフェンスではあり、そこはまだまだ不安定なのですが、ベースとなるドライブの部分では完成に近づいています。思っていたよりも1~2年早かったのは2人が想像以上の活躍を見せたからでもあります。

本来はホルムグレンをいれてやりたかったであろうことは、ビッグマン側のスコアラー抜きで出来てしまい、かわりにジェイリン・ウィリアムスが3Pとディフェンスで貢献してくれた・・・というか、この役割でチームにハマることが出来ました。嬉しい誤算でしたが、エース仕事を任せられる2人の貢献度あってのハマり方です。

爆発力で勝利を奪い取れるようになってきたサンダーにとって、次のステップは安定して勝てるようになることであり、それは「リスクを減らした戦略」を導入することです。わかりやすいのは、時には相手のビッグマンを対処する選手を起用し、リバウンドをしっかりと抑えること。ある程度はジェイリンがこなしてくれた部分ですが、毎試合頭から最後まで「肉を切らせて骨を切る」じゃあ安定感は出てこないよね。

そしてギディとジェイレンの仕事は基本的には変わらず、精度を向上させていくことなのですが、その中には

SGAをスペシャルな存在にしないこと

そんな仕事も混ざります。チームとしてSGAに頼ることが多く、特に終盤はSGA勝負が多すぎました。それはギディとジェイレンには任せられないという判断ですが、シーズン終盤の2人をみていると、もっとSGAからボールを奪ってよさそうです。

突出したSGAの怖さから、素晴らしいトリオとしてのバランスアタックへ。スペシャルだったSGAにどこまで追いつき、どこまで仕事を奪えるのか。プレーオフに進みたければ、SGAの仕事の半分くらいは奪い取りたいところです。

ギディとジェイレン②” への2件のフィードバック

  1. >突出したSGAの怖さから、素晴らしいトリオとしてのバランスアタックへ。スペシャルだったSGAにどこまで追いつき、どこまで仕事を奪えるのか。プレーオフに進みたければ、SGAの仕事の半分くらいは奪い取りたいところです。

    本当にこの通りかなと思いますね
    SGA以外がどれだけステップアップできるかですねOKCは
    ジェイレンとホルムグレンがルーキースケールの内にPO勝ち上がりたいですわ

  2. 今のサンダー路線で勝ちをより現実的なものにするためにPJワシントン系のマルチタイプかアダムス系のパワーファイタータイプを加えるかと思ったら、さらにミチッチ・ケイサン・キヨンテとガード特化を加速させたOKCですが、ドラフト・FA・サマリなどを通じた所感はいかがですか?チェットを筆頭に上澄み分で50勝前後できればいいのですが、そう簡単でもないな、というのが正直なファンとしての所感です。

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