◎パッシング
シーズンが始まる前、ネッツはシュート能力の高い選手を集めるとともに、走れるマルチウイングを増やしていきました。それはデュラントとカイリーには個人技マックスでやらせているチームが、シモンズのためにロスターを構築したような動きにも見えました。
〇アシスト 6.1
〇スティール 1.3
そんな中、プレータイムが減りながらも6.1アシストを記録したことは誇ってよいスタッツです。シモンズが起点となって得点シーンを作っていくのがネッツが目指した姿だと考えれば、少なくとも試合に出ている時間帯は予定された形が作れていたということです。
シモンズのパスから7.4本の3Pが生まれており、後にやってきたディンウィディの11.1本に次いで多い数字です。シューター陣へパスを供給する役割としては一定の仕事をしました。
ただし、256アシストのうち86はデュラントとカイリーへのアシストで、ただ単に2人が個人技アタックで決めたものでもあります。まぁここを咎めるようなものではないよね。
ということでアシスト面については一定の評価をして良い・・・のですが、試合を見ている印象は違うんだよね。
まず「パスを出すのが早すぎる」という傾向が強かったです。自分でフィニッシュに持っていく意識の低さは相変わらずなので、従来と同じようでありつつも、前はもっと自分でボールプッシュしておき、ディフェンスを引き付けてのパスをしていましたが、今はとにかくパスファーストなので、ディフェンスを引き付けずにパスをしています。
〇ドライブから
パス数 4.7 ⇒ 1.6
アシスト数 1.0 ⇒ 0.3
2年前と比較して明確に落ちたのがドライブからの展開でした。ちなみに3年前は6.4本なのでもっと多く、結局のところシュートへの積極性の低さなんだけどさ。あとシクサーズ時代はドライブからのパス数に対してアシスト数が少なく、いろんなチーム事情の違いが含まれています。
ナッシュ時代はネッツ自体がパッシングしなかったので大きな問題があり、ジャック・ボーンになってパスそのものは回すようになりましたが、パッシングチームというレベルではありませんでした。ブレッド・ブラウンの時とは違うってのは仕方ないか。
また、シモンズといえば自らのドライブでヘルプディフェンダーに向かっていき、そこからハンドオフ系のパスを活用するのが上手かったのですが、そもそもドライブしないので自らのアクションでプレーを作る機会が大きく減りました。
その一方でスクリーンアシストは増えており、要するにセンターとしてスクリナー役をこなしていました。単純にこっちの方が向いているってのもあるのでしょうが、わかりやすくわき役プレーに凝っている。
アシストそのものは結果を残したけれど、それは「パスの意識が高い」ことで生まれた結果であって、プレーメイクの上手さではなかった印象です。まぁもともとプレーメイクが上手かったかといえば、あくまでもトランジション王子ってのがシモンズの特徴なので、しばらく見ていなかったことで「昔はよかったのに」という過去を美化しすぎているのかもれません。
スーパースター放出後のネッツは、ミカル・カム・フィニースミスと更にハードワークするウイングであり、シューター役を揃えたのですが、やっていることはディンウィディのスーパースタームーブから得点チャンスを作ること。要するに酷いオフェンスなわけだ。
では、その起点役のスーパースターに、かつての身体能力を取り戻したシモンズを置けば・・・ドライブしないし、プレーメイク力はアレなんだよね。かといってオフボールのところでオフェンスを作れるボーンじゃないしさ。
新人王のシーズンからシモンズのファンになった者としては、今のシモンズは見ていられません。今シーズンこそは、オールスターレベルのシモンズが見たいです(;´д⊂)。引退するまで応援してます
移り変わりの激しいリーグですからね。
本気でオールスターに戻る気があるのかどうか。周りも待ってくれないし。
今オフのリハビリは本当に重要です
あぁ輝かしき2017-2018シクサーズ
今でも時折見返すくらいには好きでした…
それはもうシモンズだけの話ではなく・・・
今のコンディションの元にメンタルの問題があるので、やはりフィジカルよりもメンタルかと、、。
【意地になっているようにやらない】この辺りに根本があるかなと。夢の世界と現実の世界が乖離してしまってどんどん溝にハマっていってしまっているような。苦しいんだろうな。乗り越えてもらいたい。
メンタルの問題で腰痛になってしまうのならば、もう戻れないのでは・・・。
考えていることが謎の選手なんで、何が問題なのかよくわかりません。ナッシュの受け答えをみると、ケガを言い訳というか、ケガの状態でいたいという希望みたいのはありそうにもみえますしね。
本当に考えていることが謎で読めません。心を読まれたくないからクールな表情で感情を出さないようにも見えます。
怪我をしている方が言い訳できるし表舞台に立たなくていいから腰にメスを入れたのだったら、かなり根深い闇がありそう。。
たまに輝くんですよ、シモンズ。
しかし確かにそれは「センターがまるでPGのようなハンドルからパス出したじゃん!」「PGなのにセンターみたいなゴール下のパワーを見せた!」みたいな種類だったかも…。
メンタルの部分ですが、それは精神的な傷、という意味合いではなく、怪我のせいで、まるで「バスケに飽きて流してる」ような感じに見えますよね…。
年明けぐらいまで待つので、出場できたらしばらくスーパースタームーブさせてほしいです。なんかギアが上がることを信じて。