さようならヒート’23

◎オフはどうなる

ファイナルまで進めた理由に「継続性」がある中で、今オフはいろんなジャッジがまっています。1つはヒーローのサラリーが高騰するため、キャップスペースがないこと。そこにビンセントとストゥルースの契約延長が絡みます。

幸か不幸か、CBAの変更によりFAでよいサラリーを手に入れるのが難しそうなので、最終的に少なくとも1人は残せるでしょうが、それ以前にトレードに動くべきなのかも迷います。

18年
ダンカン・ロビンソン

19年
ヒーロー
ケンドリック・ナン
ストゥルース
ビンセント
KZオクパラ

バトラーがヒートにやってきた19年のオフは、実は現行のドラフト外戦力たちが大量加入したタイミングでした。初めにナンが台頭したのは懐かしいな。

バトラーとアデバヨが中心となり、周囲に置く選手としてシューター系を集めたわけです。ヒートカルチャーっぽさ溢れる選手なのは重要としても、求められたのはわかりやすくエースとは異なる特徴でした。

しかし、今は中心選手の1人にヒーローが台頭しました。

プレーオフではヒーロー不在により、従来のバランスに戻りましたが、シーズンの苦しみは忘れることは出来ません。点が取れなかったヒートなのに、シューター系を揃えているという事実はバランスの悪さ以外の何物でもない。

今はどちらかといえばケイレブのような万能タイプの方が重要だし、ハイスミスのようなディフェンダーが支える方がトランジションも増えてベターにもみえます。ビンセントとストゥルースが活躍したといっても、サラリーが安いからこそ価値があるのも事実で、ダンカンのサラリーになってしまうとバリエーションに問題が出るんだよね。

バトラーが加わってからの4年間はドラフト外の成長もあってよいバランスが維持できました。しかし、本格的にヒーローを中心の1人にするならば、改めてチームを作り直す必要があります。

また、ヨビッチがいるのはポジティブな面があり、SFとして考えるとサイズアップにもなるし、シューター系が充足しているとも考えられます。思い切ってチームつくりを見直すのも一手なわけだよ。ハイスミスいるんだしさ。

ファイナルで負けたことで「足りないもの」を求めるヒートファンがいますが、そもそも「強い」という印象を与えたわけではないプレーオフであり、むしろ「相手を困らせる」ことに長けていたからこそ

強さを感じなくても『勝てるチーム』

でした。ならば追加する要素は「もっと困らせるための武器」な気もします。強さを表現するのはヒーローやヨビッチの成長であり、そこの成長があったならば同時に相手を困らせる要素を増やしたい。バリエーションの追加であり、嫌がらせできる選手の追加でもあります。だからこそラウリーって目立たなくてもヒート向きなんだよな。

ヒーローやヨビッチをトレードに出して、大胆な動きから強さを求めていくのか
若手に成長を促して、さらなるバリエーションで相手を困らせるのか

成功した要因が後者なんだから、後者でいいじゃん!って思うのでした。ナゲッツを困らせるほどの要素を追加するのは難易度高いけどね。

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