◎今日はブルース
そしてナゲッツのクロージングは、ゲーム3のクリスチャンに続き、ゲーム4はブルース・ブラウンとなったのでした。ダンカンを起用してオフェンスのメリットを享受していたヒートでしたが、ブルースによるクロージングは明確なダンカン狙いのアタックであり、最後に帳尻を合わせられてしまったかのようです。
〇4Qのブルース・ブラウン
11点
FG4/5
スローダウンしていたこともあり、4Qに22点しかとれていないナゲッツですが、半分がブルースでした。個人技ドライブで切り裂いてのファールドローもあれば、アイソ気味のアタックからのプルアップ3Pをヒットし、せっかく戻ってきたヨキッチの出番を奪い取りました。
ゲーム3はヒートのハイプレッシャーをパスで捌いて最後はクリスチャンという形だったのに対して、ゲーム4は単なるブルースの個人技アタックというのもポイントです。合わせるロールプレイヤーならともかく、エース代役のアタッキングで決めてしまうというのは
多彩な攻撃手段で試合ごとに異なるクロージング
という恐ろしさです。極端な話、ゲーム5でヨキッチ&マレーを連打されるクロージングになったとしても、ヒート側は「またも違う形で締められた」と感じるわけです。っていうか、ゲーム3がヨキッチ&マレーのトリプルダブルというエース頼みの戦いぶりだったのに、こうして次の試合がゴードン大活躍とブルースになるんだから、マジでやってられないだろうね。
ヨキッチ&マレーを止めることを考えたら、他の選手にやられたゲーム4
ヨキッチよりもマレーを止めに行き、いろいろあって他の選手に展開されまくったヒートディフェンス。そしてヒート以上に手を変え品を変えてオフェンスを作ってしまうナゲッツ。果たしてホームのゲーム5でクロージングできるのでしょうか。