サンズ＠ネッツ

２０２３／２／７

トレードで動いたネッツはケスラー・エドワーズをキングスに放出し、ロスター枠を空けました。バイアウト市場かな。

さて、渡邊雄太がいながらネッツを追いかけない元ネッツブログですが、よく考えたらフィニースミスが加わるなんてムネアツなわけで、余計なダムダムマシーンもいなくなったし、あとはシモンズが機能すれば、管理人好みな気がしてきました。

そんな期待をもって見始めたのですが、ファーストプレーで「シモンズふざけんな」になったという試合。

◎シモンズよ

実はシモンズを見るのは趙久ぶり。いや、見ていたかもしれないけど、マジで記憶がない。それは良いプレーをしていないのはもちろん、悪いプレーもしていないってことだろうね。６．４リバウンド、６．４アシストなんだから、そこそこのはずだけど。

ファーストプレーから「どんなイメージのオフェンスなんだ？」と言いたくなるほどに、ノーアイデアだけど、とりあえずハンドオフやパスアウトを狙ってみたような作り方。おい、ふざけんな。

トランジションでのパスをトーマスが３Ｐ決めたりもするけど、パス判断が遅いこと、パススピードが遅いこと、パスした後さぼっていることと３つの悪い空気が流れています。おい、ふざけんな。

ブッカー相手にポストアップで押し込んだのは悪くなさそうだったけど、走りこんできたトーマスへのハンドオフは、トーマスがシュート打てるようなハンドオフではなかった。走りこむ選手を囮にしてキックアウトするか、自分で行く形で踏み込んでハンドオフしていればミドルが打てたはず。

パスはしっかり出すし、トランジションもだす、でもワンプレーワンプレーの判断の遅さ、選択肢の少なさ、ディフェンスをだます気がない正直さと、頭の中にあるシモンズからは程遠いんだよね。過去を美化しすぎているだけなのか。

この時点で「元」の称号はとれない元ネッツブログが続きそうです。

さて、そんなシモンズとは対照的にアグレッシブなアタックで４０点オーバー連打のキャム・トーマス。今日も今日とて積極性を出しまくっており、昔のシモンズみたいに試合を支配しようと頑張っています。

でも、こちらも特に印象は変わらず。ハンドリングスキルが上がったくらいで、周りは見えていないし、ドライブにキレがあるってわけでもない。躊躇いなく打っているのはポジティブだけど、トーマスがボールを持つと、もれなく周囲の足が止まる。

なんだかドンチッチいなくなってのグリーン＆ハーディじゃないけど、デュラントいなくなったのでオニールのＰＧプレーが必要とされず、実は似たタイプのシモンズと被っている。シモンズ＆トーマスはいいのかもしれないけど、他は合ってない感じ。ちなみに２人が広いスペースを貰うと、マジで２人きりのパス交換で崩していました。

さて、この話はシモンズが戻っていないことと、トーマスが２年目にすぎないって話なのですが、問題は２人が中心にやっている中で、何故か周囲の足が止まってしまうことです。

一体どんなオフェンスの指示が出ていたのか。いや、指示なんてなくて、スペーシング以外は個人任せなんじゃないか。

パサーであるシモンズとシューターたちの相性はまがいなりにも良いはず。でもシモンズはスペースを作るよりも「何とかアクションしてプレーを作ろう」としており、それがスペースをつぶしています。スペースがつぶれるとシューターの動きは小さくなります。これってボーンが悪いんじゃないの。

ベンチからミルズが出てくると、ＰＧしながらギブ＆ゴーにオフボールでオフェンスをスイッチを入れ、流動的なポジションチェンジを促したので、形としては大きく改善していましたが、それって個人ってことだよね。どうする、どうなる、ジャック・ボーン。