『WeGoHard』よ、もう一度

カイリーのトレード要求があったとき、書きたいことがあったけど、デュラントが残っていたら書けなかった。でももう我慢する必要もない。ってことで、書いてやったぜ公に。

https://basket-count.com/article/detail/138911

デュラントに関しては、そもそもネッツが欲しかった人材であり、ズル休みしていたこともなく、攻守にしっかりと働いていたので、例のトレード要求以外は不満もないけれど、そもそもデュラントが「1人じゃ寂しいもん」っていって友達だけでなく、ナッシュも連れてきたような感じなので同じかな。

ここら辺はスーパースターのワガママに日和ったショーン・マークスが悪い。きっと一番後悔しているのがマークスなんだろうなって思う。ワガママを聞かずにアトキンソンとディアンジェロを残してのデュラントを見たかったし、少なくともハーデンを取るべきではなかったし。

まぁそんなことはいいや。サンズの話をしましょう。

クリス・ポール
ブッカー
デュラント
エイトン

超豪華カルテットを結成したサンズは優勝へのアクセルを踏み込みました。ウエストで最も厄介なチームとしておそれられることになるでしょう。あと実はクリス・ポールの後継者って、デュラントが一番向いているよね。サイズを落とすことなく、エイトンとのピック&ロールからミドルを決め続ける仕事は、デュラントこそ最高峰に思えてきます。

ポジティブな要素は詳しく書く必要もなく『ケビン・デュラントがいる』で終わりです。史上最高のオフェンスマシーンにして、マシーンとしてこそ効果を発揮する。人間にしたらダメなのさ。ネガティブな要素はもちろんディフェンス面にあります。

デュラント=「史上最高のオフェンスマシーン」
ミカル  =「現代戦術最強のエースキラー」

サンズのチーム戦術にミカルが絡まない戦術があっただろうか。攻守に働き者であるミカルは、それでいて現代戦術における最高のエースキラーです。オフェンスを取ってディフェンスを放出したというわかりやすい構図だったともいえます。

ディフェンスそのものはデュラントの便利さもあって、そこまで困らないでしょうが、相手のエースガードを消すことにおいてミカル以上の選手はいません。対戦相手次第となりますが、攻守のバランスは大きく入れ替わることになるサンズです。

しかし、本当に懸念すべき事項は他にあります。

〇昨シーズンのプレーオフ
ミカル  38.5分
クラウダー29.5分
カム   24.6分

ブッカー 36.6分
クリス・ポール 34.4分
エイトン 30.5分

エイトン&モンティ問題が浮上したプレーオフでしたが、とにかくミカルを出し続けるしかなかったのが印象的でした。クラウダーとカム・ジョンソンの分も含めて、プレーオフになったら主力酷使を始めるモンティなので、デュラントとウォーレンというケガ常連組が耐えられるのかどうか。

ベイズリーも獲得したので頭数はカバーしましたが、便利すぎるデュラントは甘すぎる蜜なので、ベテラン組のプレータイムマネジメントが気になるところです。ひょっとするとミカルのディフェンス面よりも「欠場しない」というスタミナ面が大きく響くかもしれません。

まぁ言い換えれば、層の厚さとか、スタミナとか、そういうことを挙げなければ弱点にならないってことだ。だからこそデュラントは特別な存在。ボールを持たなくてもスターでいられる稀有な存在。

いずれにしても衰えが気になるクリス・ポールへの不安から、数年はブッカー&デュラントで戦えるロスターを作ったことは前向きに見ましょう。指名権を4つ放出したとはいえ、2年に1度は指名も可能なわけで、再びミカルとカム・ジョンソンを探せばいいんです。2年に1度なのにジェイレン・スミスを指名しちゃだめよ。

サンズファンはミカルを失った悲しみはあるだろうけど、来年のオールスターにミカルが選ばれるのを楽しみに待っていてください。

ウィゴハ ⇒

『WeGoHard』よ、もう一度” への12件のフィードバック

  1. バスケットカウントの記事読みました。やっぱハードワークする選手を観るのが面白いんだよなーと思いました。そりゃシュートもハンドリングも大事なのはわかるけど、NBAを観る理由はそれだけじゃないだろ!って感じました。
    何を言いたいかよく分かりませんが、ネッツがこれからどうなるのか楽しみです。

    1. シュート決めれば偉いとか、素人みたいなことするスーパースターなんて不要なんです。
      ショーン・マークスっぽくやってくれればOKなのですが。

  2. ベンを処理すると指名権足りなくなるので、戦術ガチガチでもサボりを矯正できるHCが理想。

    1. 記事を見た瞬間「これは!」とニヤリとしてしまいました。
      俺も同じくポジティブに見ています。
      ほんとあと一人PGがいればなー、というのと、キャムトーマスはちょっとカラーが違うなー、でも6マンとして活用できたらいいなー、とか。
      でも楽しみかつ完成度の高いメンバーが揃ったことは間違いないので、これからのネッツもめちゃ楽しみです!

  3. バスケットカウントの記事今まで一番感動しました。ネッツとナビーの明るい将来を期待します。

  4. バスカンの記事、よう言った!!!笑
    スーパースターのわがままはもうお腹いっぱい。

    ベンシモンズの復活を願う!!

  5. この記事好きです。
    戦略もあるけど、選手は今を一生懸命やるしかない!って緊張感がいいなって。
    今日のネッツは、腐ってなくて、よかったって思いました。
    渡邊雄太もカイリーやKDがいるときより、価値を試されてて、変われかが試されてて健全に感じました

    1. 記事拝見しました!
      個人的に凄い好きな記事でした!
      ブルックリンファンとしては格闘家になってしまったあの方が居た時を思い出しましたが
      ウィゴハが戻って来そうで楽しみです
      その点はキングじゃなくマークスで良かったですー
      キャムはトレード売り出しの為に出してるのかと思ってました

    2. せめてレイカーズでなければ必ず戻ってくるといえたのだけど・・・あいつ、寒い地域嫌いだからな。

  6. 自前でなければスターを引き留められるシンデレラタイムは3年。
    KDは怪我、カイリーは複数理由で離脱が多く、ネッツにとってのシンデレラタイムは少々寂しかった感じですね。
    しかし! 新メンバーのシカゴ戦、久々にワクワクしました。キャムトーマスもやっとパス出したし。
    あとはパス特化型&そこそこ3P決めるPGを…(分かるねD-lo!)
    もしくはシモンズのお目覚め…(ちょっと良くなってきたように見えましたがどうでしょうか)

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