ドノバン・ミッチェル、ユタに帰る

◎ジャズVSドノバン

シーズン序盤のジャズの快進撃はびっくりさせましたが、その後にびっくりさせたのはNAWが戦力になったこと。今ではコンリーと同時起用までされているぞ。ドライブからパスをさばけるのがジャズでは貴重なタイプで、フィジカルに守れることもあって出番を増やしました。シュート力がないガードとして困った存在だったけど、今では戦術の変化をつけられます。

そんな1Q後半でリードを奪ったものの、2Q序盤はフォンテッキオ、ゲイ、バンダービルドで3ウイングビッグに変更します。面白いもので、変更したらインサイドへのカットプレーを決められまくってしまったジャズ。それまで止めていたのがうそのようにディフェンスが外に開いてしまいました。なお、オリニクはいません。

この「ラインナップの柔軟性」も昨シーズンまでのジャズにはない要素でした。リーグ最高の論理性を誇りながら「同じことしかできない」というチームから、ずいぶんと変わったもんだ。そしてうまくいかないから戻せばよい。再びNAWを投入し、ドライブとトランジションで崩し始め、リードを8点に戻します。あっさり。

すると今度はドノバンが戻ってきて、キャブスはあっという間に追いつきます。「今のジャズにドノバンがいたら強かっただろうな」という、いかにもそれっぽい印象を抱かせる展開。そしてドノバンのステップバック3Pでキャブスが逆転に成功します。

ここでなぜかネトが登場。元ジャズなので歓声が沸きました。そのネトのパスからは3Pを外すドノバン。いじわる。

ラマー・スティーブンスがスティールに3Pで援護射撃し、キャブスペースになった2Q終盤。眠っていたマルカネンがこぼれ球をひろってレイアップで追い上げを始めると、オフボールからのアリウープダンク。ケスラーのミドルまで決まって勢いが出てきたジャズオフェンス。

一方で次々に3Pを外していくキャブス。っていうか、今日はドノバン以外決まらない。そのドノバンも外し始めた。外し始めたらコンリー相手に仕掛けてのファールドロー連打で接戦が続きます。

残り50秒でクラークソンが3Pを決めてジャズが逆転。ガーランドのドライブはケスラーがブロックしたものの、またドノバンがレイアップで同点。これで前半が終わったのでした。

ドノバンVSジャズみたいな前半でした。ドノバンは25点。古巣相手に50点ゲームやるのかな?

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