ラプターズ@マジック

◎フルツとマジック

さて、後半ですがフルツを観察してみましょう。コール・アンソニーのように自らのアタックで崩すことはなく、サッグスのようにタメを作って周囲のプレーを助ける感じでもありません。その一方で両方をしているともいえます。中間キャラだね。3Pがないけどさ。

ボールを持って左右に動き回るフルツは、ボールがないとコーナーへの移動もします。広い範囲を動き回り、ポジションチェンジを促すので、ボルボルやフランツとの相性が良さげです。さらにズレたところでワグナー兄が飛び込んでイージーレイアップ。

かと思ったら、チームメイトがサイドライン際に開くと、ヴァンブリート相手のアイソを決めます。うーん、後半はエースしているぞ。

そしてフルツのドライブキックアウトからバンケロの3Pに。唯一、絡みが少なかったバンケロともラインが作られ・・・次はバンケロとのツーメンゲームからフルツのオフェンスファールだよ。もう一歩だね。フルツは5つ目のファール。14点リードになったところでコール・アンソニーと交代。

マジックは前半にもやっていた微妙なゾーンにします。普通にマンツーにも見えますが、トップのボルボルが簡単にスイッチして追いかけており、エルボーにボールが来るとバンケロがダブルチームを仕掛け、パスを回されて3Pを食らいます。マッチアップゾーンにも見えますが、ローテが酷いので、マンツーでダブルチームミスにもみえる。

しかし、グダグダしたディフェンスに対してラプターズがインサイドに侵入してしまうとバンバに豪快なブロックを食らいます。バンバを避けてもボルボルもバンケロもフランツもいるので、ゴチャゴチャにしてゴール下で塞ぐのは有効。で、3P食らって追い上げられます。わかりやすい。

マジックは衝突して倒れたバンバがロッカーに下がると、急にスモールになります。アンソニー、ロス、シェフィールド、ハリス、バンケロ。忙しいな。

小さくなったので平面のディフェンスが改善するもブシェイのオフェンスリバウンドで追い上げられ、さらにバーンズがゴール下に押し込むのですが、これをミスすると一気にカウンターを発動。そして最後はロスがお決まりの3Pをヒットし、紙一重だった展開を82-75と7点リードに戻して3Qが終わります。

ラプターズは本当にオフェンスがねぇ。今となってはバーンズじゃなくてサッグス、サッグスじゃなくてギディ、ギディじゃなくてフランツを指名したほうが良かった気すらしてくるね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA