ラプターズ@マジック

2022/12/11

ビッグラインナップ対決です。マジックはケガ人状況がよくわからないのですが、フルツ、フランツ、ボルボル、バンケロ、モーという超ビッグラインナップです。それにしてもフランツ君の利便性が目立ってるな。

ラプターズはアヌノビー不在でコロコがスターター。あんまりビッグではありません。ヴァンブリードのオン/オフで戦術がメンドクサイな。

◎ディフェンスの戦い?

ラプターズはさすがのヘンテコマッチアップをチョイスします。
フルツにはバーンズ
ボルボルにはトレント
必然的にフランツにはヴァンブリードですが、ここは割とスイッチするので定型ではない。

印象としては起点を止めに行くラプターズ流セオリーと、ボルボルのスピードを警戒したわけですが、そのボルボルに一歩の長さで置いてかれる速攻を食らえば、オフボールで動くだけでペイント内に高さのミスマッチが作られてしまい、かなり困ります。

ただし、困ったのはそれくらいで、マジックオフェンスの組み立てが拙いこともあり、さほど問題なく守れていきます。やっぱり高さ問題は顔を出すものの、それはローテが多いチームディフェンスの問題でもあるので、気にしても仕方がないさ。

マジックのオフェンスはワグナー兄弟がパスを散らしていくのですが、散らしているだけになっており、1on1のゴール下でもパスアウトしてしまうモー(兄)なんてシーンも。どこかで強引に決めに行かないとダメだよ。

ラプターズのオフェンスも相変わらず拙い。バーンズのドライブで点を取ったスタートですが、キックアウトが雑。これといった連動性もなく、ヴァンブリードのキックアウトも3Pが決まらない。

ビッグラインナップ時は5人が広がって、シアカムやバーンズのドライブ中心になり、基本的にハンドラーが責任を持ってシュートまで行きます。そこにディフェンスが寄ってくればキックアウトというシンプルな構成です。高さの利があるので、打ち切れるのがポイント。

ヴァンブリードは同じくドライブをするものの、インサイドに侵入しても高さの問題で打ち切れないことがあり、ペイント内をウロチョロしてパスアウト先を探すのですが、この時に周囲の連動性が悪い。2年前ならスムーズだったけど、今となってはパス待ちばかりじゃ。

さらにマジックがベンチからバンバ、ロスなどが登場すると、目に見えてディフェンスが良くなります。良くなったというか、ビッグラインナップでインサイドを固めていたのが、ちゃんとアウトサイドまで追いかけるようになり、その上でラプターズ側に突破力がなかったよ。

そんなわけで両チームが20点に届かないロースコアな1Qになりました。ラプターズはハーフコートがクソだけど、速攻でどうにかするタイプですが、その速攻の確率が悪いわ、セカンドチャンスを与えてしまうわなのも苦しかったよ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA