◎弱いよね、弱いよねぇ
モンテ・モリスとバートンが抜け、KCPとブルース・ブラウンを獲得したのは見事だったけど、何故かジャマイカル・グリーンとカズンズを放出してデアンドレ・ジョーダンを獲得しました。後者の理由が不明すぎて不明すぎて。
FG75.6%を記録しているジョーダンだけでなく、ナゲッツのベンチメンバーは総じて高いFG%を誇ります。ボーンズだけはFG40%を下回っているものの、3P44%決めているので、マレーよりも良いくらいです。
〇ターンオーバー率
ヨキッチ オンコート 13.2%
ヨキッチ オフコート 18.2%
しかし、ヨキッチがいないと急激にターンオーバーが増えます。昨シーズンは14.2%とヨキッチのオフコート時の方が低かったくらいです。明らかにメンバー構成とオフェンス構成に失敗しています。
ピストンズに負けた試合では、ジョーダンとナジを並べて自分たちから3Pの可能性を減らしたうえ、ジョーダンがハンドラーに対してスクリーンにきては、次のプレーに繋がりませんでした。
ほぼほぼハンドラーの個人技となり、しかしスペースがないところに飛び込むしかなく、簡単にボールを奪われました。ジョーダンあわせてくれないし。ストレッチ役になるチャンチャーを使えば解決するだろうし、なんならブルースをセンターにすれば済んだでしょ。
その上で、何故か後半にはボーンズを起用しませんでした。個人技アタックならナゲッツでNO.1だし、ましてや前の試合で28点とっているのに、何故か使わないんだぜ。
やりたいことを変化させ、明確に形にしているスターター
やりたいことが不明だし、試合ごとに異なるベンチ起用
変幻だけど、自在ではないんだよね。不思議じゃ。
◎ブルースとクリスチャン
ナゲッツのベンチでちょっと興味深いのは、FA補強したブルース・ブラウンの使い方です。当ブログではお馴染みすぎる元ピストンズのスターターPGではありますが、PGとしてではない部分で高く評価されてきた選手です。
スペシャルなエースキラー
偽センター
コーナー担当
マルチディフェンス
それこそ「変幻自在な」ブルース・ブラウンですが、あまり変幻自在ぶりを使われず、普通にPGしてます。
いろいろやりまくるナゲッツなので、ブルースが加わることは非常に楽しみでした。こんなにいろんな役割を出来る選手は珍しく、ヨキッチがいたらポジションチェンジできるし、いなければ偽センターとしてプレーメイク出来るし。
そういやナッシュ以後のネッツでロイス・オニールが普通にPGしてるのも面白いけど。
〇クリスチャン・ブラウン
14.7分
3Pアテンプト 1.1本
3P成功率 38.9%
もう1人のブラウンであるルーキーは、ここまで高い3P成功率を誇りながら、アテンプトが1.1本しかありません。
大学時代もシューターとして打ちまくるタイプではなかったので、通常営業といえば通常営業ですが、どういう選手として使おうとしているのか。
固定的な役割として考えるならば、もっと3Pを打たせるプレーを構築すべきだし、柔軟に役割変化させるナゲッツっぽさを出すにはブルースをPG固定し過ぎだし。あとジョーダンいると「柔軟」は出来ないしな。
ナゲッツのベンチはポジティブな見方をするとタイプの違う選手が揃っています。
個人技の強いボーンズ
万能なブルース
精度の高いクリスチャン
ディフェンスのリード
万能なジェフ・グリーン
ストレッチ役のチャンチャー
ゴール下のジョーダン
これらの選手を繋ぎ合わせると変幻自在な戦い方が可能になります。しかし、今のところ変幻するけど、自在に扱ってはおらず、マイク・マローンの采配に頭が痛くなるわけです。しかもスターターは役割を大きく変化させているのにさ。
試合中にDJ出すことでで負荷かけて練習してるように見えました。
翌日に違うメンバー構成にしちゃいましたねー