「ジョン・コリンズ売る売る詐欺」に気をつけろ

開幕からのホークスをまとめようと思ったら、早くも「ジョン・コリンズが売りに出ているぞ」というリークがありました。こちらは毎シーズン恒例行事のため、あまりにも信ぴょう性がないのですが、その一方でコリンズのスタッツを見ると、気持ちはわからなくもないです。

〇コリンズ
12.4点
2P60.7%
3P23.4%
7.9リバウンド
1.1アシスト
1.3ブロック

19-20シーズンは21.6点、3P40.1%、10.1リバウンド、1.6ブロックを記録していたのだから、今のスタッツは信じられないくらいに下降しています。

リバウンドはカペラ加入により下がってきたし、元々アシストは少ないのですが、得点面の急降下が特に問題で、インサイド陣全体の得点が振るわない状況です。

〇得点
カペラ 11.5点 FG62%
オコング 7.4点 FG65%

上記の通り、コリンズの2Pは60%を超えているので、成功率的には全員似たようなものですが、全員が点を取れていないので、テコ入れポイントと考えているのかもしれません。

しかし、試合を見る限りは、こんな単純な図式は成立しておらず、むしろ現状においてチームは機能しています。

〇スターターのレーティング
オフェンス  114.3
ディフェンス 105.5

チーム全体では+0.3なのに、スターターユニット(ヤング、マレー、ハンター、コリンズ、カペラ)は+8.8と圧倒的なメリットを生み出しています。噛み合っていないようだけど、立派に噛み合っているわけだ。そして、このレーティングを見ればわかるように

ディフェンス力こそがホークスの強み

なので、コリンズの得点面だけでトレードを検討するってのは違和感があるよね。一応、チームとしては点も取れていて、守って勝てているんだしさ。

〇3P
ヤング  31.1%
マレー  31.5%
コリンズ 23.4%
ハンター 36.5%
ホリデー兄33.3%

そしてオフェンスの問題は全員が決められない3Pにあることも間違いありません。アテンプトの少ないコリンズを交換したところで、ヤングとマレーの確率が上がるわけでもなく、どうしろってんだい。一方で、こんなに決まらないので

シューターを補強したい

というのはわかりますが、例えばジョー・ハリスやダンカン・ロビンソンを補強したとして、ヤング&マレーをスターターから削れるわけもなく、3ガード体制になればディフェンス問題が発生することは目に見えています。

強いて言うならば、ビッグマンシューターとのトレードになりますが・・・あれか、ベルタンスなのか・・・候補となる人材は僅かしかいません。

何よりホークスには、ウイングシューターとしておススメなクレイチがいます。既に手元にいるのだから、起用すればいいだけなのに、殆ど使っていません。ちなみに今シーズンのクレイチは3P60%です。5本しか打ってないけど。

そんなわけで毎シーズン恒例の「ジョン・コリンズ売る売る詐欺」にしか思えないのですが、もう少し詳しく考えてみましょう。

まずはコリンズの今シーズンから ⇒

「ジョン・コリンズ売る売る詐欺」に気をつけろ” への2件のフィードバック

  1. ホークスファンです。
    今シーズンのコリンズに思うところを見事に整理していただき非常にすっきりしました、ありがとうございます。
    プレイの他、グルーガイ・人格者でもあるだけに手放すのは惜しいですが、現状の役割ですとサラリーに見合っていないと。
    ハーターのように移籍により開花するのでしょうか。

    1. 相棒として有能である代わりに、相棒が欲しい選手でもあるので、このままヤングとやるのがいいんですけどねー

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