2022/11/13
ブルズは何試合か見たけど、ラビーンを見ていない管理人。そのラビーンがフリーのレイアップを外し、デローザンはフリースローを2本ともミス。暗雲達昇なブルズのスタートです。ブーチェの3Pはやっぱり決まらん。
休暇が長いロンゾの役割がすっかり定位置になったドスンム。そのコントロールから始まるブルズのオフェンスは、実質的なプレーメイカーであるデローザンとラビーンへのパスから始まるわけですが、さらにハイポストでブーチェが絡めば更に効果的。
ややパトリック・ウィリアムスが浮いてしまうわけですが、チームの5人目なんてそんなもんだよね。役割はキャッチ&3Pとハードワークだ。その意味ではバランスは悪くないブルズ。
ただ個人技アタックの組み合わせなので、見慣れてくるとワンパターンにも見えます。ここをロンゾにどうにかして欲しいわけですが、ドスンムだとアタックはあっても、リズムを変えるのはムズカシイネ。
しかし、この体制にも慣れてきたからか、オフボールとオンボール、それぞれのスクリーンを使って、最後はパトリックがインサイドへ飛び込むなど、ハンドラーアタック以外の形も作るようになってきました。やや浮いていたパトリックの役割まで整理が出来始めたのかな。
ということで、そんなに悪い印象はないのですが、1Qのブルズはナゲッツディフェンスに苦労します。それは、ただ単にMPJとゴードンが大きいことに由来するシュートミスって感じ。共に機動力もあるので、止められないまでもドライブについてきて、そこからのジャンプシュートが打ちにくい。あるいは上のパスをカットされています。
マレーかヨキッチを呼び出せばいいのですが、そういうの上手くないしね。これだけならまだしも、パスカットからのカウンターも食らってしまい、大きなビハインドを負ってしまいました。トランジションで負けてるじゃん。でも、トランジションはロンゾいないと得意じゃないしね。
ってことで、やっぱりロンゾ不足な気がしてしまうブルズ。なお、2Qにはパトリックがマレー相手にドライブを仕掛けて&ワンしてました。マレー狙っとけば楽なのに。
それでもベンチはドラギッチ&ドラモンドが、わかりやすいコンビとして形になっているので、今のブルズはここが最大の強いです。ラビーンも含めてツーメンゲームからドラモンドのゴール下フィニッシュが出てくれば、今度はラビーンのドライブアタックも決まるしさ。
ってことでセカンドユニットの強さが今のブルズを支えています。スターターはちょっとつらい。
ナゲッツがかなり楽に勝った印象のある試合でしたね。
定期的に現地の解説が指摘する、ブルズのディフェンス時のオフボール対応のマズさ(特にパトリックウィリアムス)が、ヨキッチによって浮き彫りになってしまった印象でした。
個人的には今のままではビリードノバンの立場も危ういのでは、と感じます。
パトリックに守られているのでMPJはシュート打つのが大変そうだったのですが、オフボールになったら自由でしたね。
シンプルにここで崩されまくった試合でした。
まぁ、そんなことだけで攻略しちゃうのはヨキッチ&MPJくらいですけど。オフボールだけで試合を決定づけるほどシュート決めるかね。