NBAドラフト2022

ファイナルから1週間。早くも来シーズンへの動きが始まりました。今年は多くのトレードが想定されましたが、フタをあけてみれば大型トレードはなく、指名権の動きだけで終わりました。ただし、指名はビックら仰天・・・ってほどではないけど、小さなサプライズが大量発生です。順当な方が少なかったよね。

今回はチームごとに見ていきましょう。例によって、トレード発生している可能性もあり、特に2巡目は何が起こっているのか不明です。

◎マジック

1位 バンケロ
32位 ケイレブ・ヒューストン

いきなりきたわけですよ。1位がまさかのバンケロです。事前ではロケッツと相思相愛で、サンダーが横恋慕する期待がありましたが、ウォジョの事前リークに反してバンケロに行きました。

インサイドのハンドラータイプのバンケロは、個人で得点が取れるタイプです。エースを増やしたいチーム事情では分かりますが、今でもハンドラー渋滞しているのに、どうしていくのか。これといったビジョンが見えておらず、WCJとの併用がどうなるのかもわかりません。

ウイングに素材が多いので、バランスがとれれば強いですが、ディフェンス重視でもなかったので、シーズン始まらないと狙いが見えないですね。

◎サンダー

 2位 ホルムグレン
11位 ウスマン・ジェン
12位 ジェイレン・ウィリアムス
34位 ジェイリン・ウィリアムス

わかりやすいのか、わかりにくいのはサンダーです。11位に対して3つの1巡目指名権を出し、それもジェンでした。そんなに頑張らなくても指名できそうなのにさ。しかも12位を持っていたし、それがジェイレンのウィリアムスだもんね。

普通にトレードダウンして取れたんじゃないかって感じです。

指名の意図は「ウイングサイズのハンドラーを集める」でした。そのタイプを明確に揃えており、わかりやすいけど、それでどうなるのかはわかりにくい。

そして、ビッグマンサイズのホルムグレンを主役として手に入れました。こちらは問題なくフィットしそうですし、サンダーに足りないリムプロテクト力ももたらしてくれます。あとは個人マッチアップを鍛えれば立派な戦力になるでしょう。

2巡目で指名したジェイリンのウィリアムスは、インサイドのパサータイプ。ワンビッグで戦うのに適しており、ディフェンスのコース読みもポイントです。ただし、シュートはないので、どうやって組み合わせるのかな。

◎ロケッツ

3位 ジャバリ・スミス
17位 タリ・イーソン
28位 タイタイ・ワシントン

バンケロ狙いに失敗したものの、結果的には良かった気がするロケッツ。ジャバリ・スミスに加えてイーソン獲得により、ディフェンス面での改善が期待できます。シェングン、ガルバと共に強力なユニットが作れそう。ただ、これをKPJが操るのは難しいだろ。

それはワシントンも同じ。PGよりもアタッカー重視って感じです。ロケッツは26位でワシントンを指名して良かったのに、ヴェンデル・ムーアを欲しがったウルブズに見事に売りつけることに成功しました。よくわからないけど、マブスから来た4人も何らかの形で絡んで動くはずです。

◎キングス

4位 キーガン・マレー

マレーをチョイスしたキングスは正解だと思います。フォックスとサボニスがいる中では、オフボールで仕事できる選手を連れてこないと渋滞してしまうだけ。マレーはパーフェクトタイプなので、サボニスとのコンビは楽しみです。そのサボニスがベンチに下がってホルムズとのコンビでも戦えるので、チームの柔軟性も高まりました。

勝てなければ途中でハリソン・バーンズを売りに出せばいいわけだし、っていうか現時点でもニックスに売ればいいのに。

◎ピストンズ

5位 アイビー
13位 デュ―レン
36位 ガブリエル・プロシダ

今ドラフトの勝者はピストンズ。アイビーか、マレーだったので、そこはどっちでもいいですが、加えてデュ―レンを手に入れました。個人的にはプロシダも気に入っているよ。

カニングハムがいる以上は、アイビーはチーム全体を気にする必要はなく、自分の仕事に集中できます。スコアリングとディフェンスで貢献すればよく、あとはカニングハムがなんとかしてくれます。このガードコンビは、ヘイズも含めてうまく機能するんじゃないでしょうか。

一方でジェレミで手に入れた指名権がデュ―レンに変わりました。何故かニックスが絡んでいるけど、非常に上手くいったよね。アイザイア・スチュワートが主役では厳しそうだったので、そこに上位互換になりえる存在を手に入れたわけだ。バグリーは?

◎ペイサーズ

6位 マスリン
31位 ネムハード
48位 ケンダル・ブラウン
60位 ユーゴ・ベソン

ペイサーズは謎ムーブ。マスリンはいいとして、PGを手に入れる意味は何だったのでしょうか。2順目なのでツーウェイでもいいけど、ビッグも獲得しておくべきだった気がするよ。ただ、ケンダルはディフェンシブなウイングで、48位まで残らないと思われていた素材なので、ここに期待ですね。

まだブログドン案件が残っています。ここを何に代えるか次第です。ちなみにマッコネルの方がサラリーが安くて売れそうにも見えるね。ブログドンでアヌノビーがきたら大成功だけど・・・

◎ブレイザーズ

7位 シャープ
46位 カマガテ
57位 ジャバリ・ウォーカー

即戦力なのか、素材なのか、毎度毎度の不明なカルチャーがブレイザーズ。とはいえ7位でシャープ残っていたら手を出すのはわかる。他のチームに売りつけることも出来なかったんだろうけど、次のエース候補をキープしたのだから、なにひとつ悪いことはない。どうやって育てるんだろ。

あとは2巡目でビッグマンを捉まえた。うーん、このまま行くとヌルキッチとサイモンズを残して終了なのかな。

◎ペリカンズ

8位 ダニエルズ
41位 EJリデル

シーズン途中から方針大変更したペリカンズは、その通りにディフェンスタイプを指名です。ダニエルズもリデルもイイと思っていた選手なので、両方ゲットするとはラッキーじゃん。ただ、リデルを上手く使えるのかな。ザイオンと組ませてスモール作戦をとるのかどうか。

ダニエルズは、このチームに適したガードです。プレーメイクタイプのディフェンダーなので、マカラムをメインハンドラーにした戦いがしやすい。面白そうだよね。

◎スパーズ

9位 ソーハン
20位 ブランナム
25位 ウェスリー

そこまでガードに拘らないといけないの?

いやいや、ガードに拘らずオールラウンドな選手を取りに行くと思ったら、そんなソーハンをゲットした後はガードだらけ。マジかよ。何考えてるんだ。どうやって活用する気なんだろ。サンダーに毒されているのか。

しかし、ソーハンはいいよね。次のカワイ・レナードになれるかもしれない。素晴らしい素材だし、じっくりと育てたいわ。

◎ウィザーズ

10位 ジョニー・デイビス
56位 ヤニック・エンゾーサ

1on1能力の高いジョニー・デイビスに行きました。またビールとポジション被せているぜ。どうしたいのか、よくわかんないよね。10位は良い順位だからトレードしてコンリーなりブログドンなり狙いやすかったと思うし、そういう噂だったけど、せめてPG指名しろよなぁ。

デイビスは良い選手である反面、エースタイプだけにトレード需要があるとは思えないので、このまま行くんだろうね。

◎ニックス

42位 トレバー・キールズ

11位指名権を手放したニックス。それで来年の3つの1巡目を手に入れました。それは大勝なんだけど、プロテクトもかかりまくっているから、実質は1つくらいかもね。

それにしても、なかなかドラフト補強しないね。ランドルとフォーニエを手放せないから、今補強するよりも来年の方が良いのはわかるけど、その間にクビにされるんじゃないか。あとケンバを放出しています。

◎キャブス

14位 アバジ
39位 カリーファ・ジョップ
49位 モブリー兄
58位 ルーク・トラバーズ

足りていないウイングにトーナメントMOPを入れたのは良いムーブです。あとはモブリー兄だとか。ファミリー作戦がキャブスでも。

ガードを取りに行く作戦もありましたが、アバジなのでセクストンを残すことを目指すのかな。ディフェンス主体のスタンスは崩さず、わかりやすいですね。シューター系を取りに行く噂もありましたが、堅実なのが好きだよね。

◎ホーネッツ

15位 マーク・ウィリアムス
40位 マギャウウェンズ

表面的にはデュ―レンとマーク・ウィリアムスを13位、15位で指名したぜ。それはそれとして、未来の指名権(バックス)1つで13位を手放すのはニックスと違うねぇ。

カイ・ジョーンズをどうするのかと、ヘイワードが残るのか。指名権が2つあったのでヘイワードの処理チャンスでもありましたが、さてはて。これでブリッジスをピストンズに持っていかれたら泣くに泣けない。

◎ホークス

16位 AJグリフィン
51位 タイリース・マーティン

ハンドラーに行くと予想されていたホークスですが、落ちてきたAJグリフィンにいきました。これでウイングが充実したので、トレードしても問題ないね。ドラフト前にデジョンテ・マレー狙いの噂がありましたが、ウイング2枚をスパーズがゲットしたら、一応バランスとれるのかな。

有能なウイングを増やしたので、いくらでも改革出来ます。ただ、ヤングに持たせ過ぎるので、そこをウイングで解決することが出来るのかどうか。少なくともグリフィンはそういうタイプじゃないよね。レディッシュ取り返せば?

◎ブルズ

18位 デイレン・テリー

えっと・・・ガードなの?
ブルズはトレードの話もある中で、ホワイトの放出を考えているそうですが、それを早くも埋めに行ったのかどうか。ハンドラー能力に期待できるガードで、ディフェンス面での活躍も考えられるので、ハードワーク軍団の一部にはなれそうです。なんでサンダーと同じ路線なんだろ。

◎ウルブズ

22位 ウォーカー・ケスラー
26位 ヴェンデル・ムーア
50位 マッテオ・スパニョーロ

うまくトレードダウンしてビッグとハンドラーを手に入れたウルブズ。でもさ。何故か29位から26位へのトレードアップを要求されてしまった謎のウルブズ。上手いのか、下手なのか。

カペラやゴベアの噂がある中で、ケスラーで足らすなら、それは良い形です。タウンズと組ませてディフェンスを何とかしたいのかもしれません。でも問題はリムプロテクトではないんだけどさ。

そしてハンドラーであり、ディフェンス担当のムーアは良い補強ですが、ディアンジェロを放出したいとか。まじか。

◎ナゲッツ

21位 クリスチャン・ブラウン
30位 ペイトン・ワトソン

渋い補強ですね。とはいえ、上級生指名で即戦力狙いのブラウンはわかる。SG補強ですがリバウンド力もあるしさ。しかしディフェンス要員が欲しい中で、エースキラーになれる存在には見えない。

逆にワトソンは未知数。どうなるんだろ。別に30位である必要はなかったように思えますが、それがどっちに転ぶんでしょうか。

◎グリズリーズ

19位 ジェイク・ララビア
23位 デビッド・ロビー
38位 ケネディー・チャンドラー
47位 ビンス・ウィリアムス

このチームも謎でした。ララビアを取りに行くのにトレードアップしたのは良い。でも、そこから23位をメルトン放出とダニー・グリーン引き取りでゲットすると、2順目で指名できるロビーをとりました。なんで?

4人も指名してどうするんだろ。ララビアをシュート力とディフェンスで期待しているのはわかる。ただ、ロスター枠を考えると、それ以上は要らなかったような。このオフはどうしていくんでしょうか。

◎バックス

24位 マージョン・ボウチャンプ

大事な指名権をシューター系統に使ってきました。弱いポジションを埋めに行ったので納得かな。PG欲しい気もしますが、どうせ即戦力ではないし、良い流れだと思います。あとは完成度の低い選手なので、ちゃんと成長させられるかどうか。

◎ヒート

27位 ニコラ・ヨビッチ

?ですね。ダンカンとストゥースいてどうするのかが課題のオフですが、そこにヨビッチなんだってさ。インサイド側のプレーに課題のある選手なので、ヒートが必要としているポジションではない気がしますが、どうなるんでしょうね。

◎ウォリアーズ

28位 ボールドウィン
40位 ライアン・ロリンズ

ガードだと思いましたが、欲しいガードが全部消えてしまっていた気がするウォリアーズ。そこでボールドウィンですか。チームにいないタイプのビッグマンシューター系なので、面白いとは思います。ただ気が付いたら若手がロスター枠を埋めているのも考え物だね。

2巡目でPG系なので欲しいポジションは取れたのでしょう。さて、オフは何するんだろ。

◎ラプターズ

33位 コロコ

デカくてシュートの上手い選手が好きなラプターズ。ブシェイが出ていく可能性があるから、それを埋めたのかな。ハンドラー足りないのはどうするつもりなんだろ。インテリに戻るのか、高さが正義を貫くのか。

◎マブス

37位 ハーディ

順位を落とされまくったハーディを拾いに行ったマブス。これは良い動きに見えますが、それだけ評価されなかったハーディって何が課題なんだろ。

◎レイカーズ

35位 マックス・クリスティー

ドラフト前に指名権を勝ったレイカーズはSGでした。どこのポジションも足りていないのですが、なんとかなりそうなポジションを埋めに行ったのは何でだろ。モンクやナンでいいのにさ。

以上のドラフトでした。各チームの話はベットにします。疲れたぜ。

NBAドラフト2022” への4件のフィードバック

  1. ブレイザーズのカマガテはナゲッツへトレードされましたね。対価は将来の2巡目なので妥当かな。

  2. CHAは若いビッグマンが3人(マーク、カイ、JTソー)+プラムリーなので、ちょっとロスター整理が必要ですね。ヘイワードにカイを付けて売っちゃうのか。ゴベアだと契約期間が長過ぎて育成の邪魔になるので難しいです。

  3. CHA、DET、NYKの三角トレードについてですが、CHAはMILの25年1巡目指名権をもらっていないはずです
    動画でもNYKが入る意味がわからないとおっしゃっていたので、念のため書いてみます
    尚、実際はOKCも絡めた4チーム間トレードみたいになってます

    思惑としては
    ・DETはデュレーンが欲しい
    ・CHAは15位でマークが獲れるから13位は来季以降の指名権に交換、今季はキャップに余裕を持たせたかったかと
    ・NYKはアイビーが獲れなかった時点でブランソン獲得用にキャップを空けるのと、来季以降の指名権が欲しい

    形としては
    まずNYKが11位をOKCに売り来季以降の1巡目3つをゲット
    ここから3チーム間トレードになりますが、
    OKCからもらった23年DENの1巡目と別途2巡目4つを使ってCHAの13位とトレード
    次にNYKとDETがトレード、NYKは13位を渡す代わりに、キャップ空けの目的でケンバをDETへ、プラス25年MIL1巡目をゲット

    ・DET 13位、ケンバ
    ・NYK サラリーダンプ、25年1巡目(MIL)
    ・CHA 23年1巡目(DEN)、来季以降の2巡目4つ

    こんな感じだったかと思います

    CHAはもうちょっとどうにかならなかったかなという気はしますが、NYK、特にDETは上手かったですね
    それでも3チームの思惑が一致した比較的良トレードかと思いましたがどうでしょうか?

    1. なるほど。
      ただニックスは唯一来年使えそうな指名権を渡したんですね。

      正直11位って、割と良い補強する順位なので、それがたかだか10M程度のケンバ処理に使うのはどうかと。まぁ来年の指名順位次第ですね。

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