ニックスvsホーネッツ

2021/5/15

残り2試合。真面目にやるのかどうか難しいですが、順位争いのニックスとホーネッツなので、スターターはフルメンバーです。ホーネッツはマクダニエルズがフルメンバーに加わっているっていうね。ケガ人多くてつらいけど、8位と9位じゃ違うしね。

ニックスの方がそこまで拘る意味はないかな。バックスと戦うかどうかの差はあるけど、勝ち続けても6位って可能性もあるし、他力本願なので。

◎ペースアップ

キックアウト3Pが決まらないホーネッツに対して、ランドル、ブルロックと3P連発していくニックス。3P少な目のチームですが、今日は開始から連打していきます。

ランドルの自由過ぎるシューティングについて触れましたが、それ以外で言うとニックスは5人が冷静なパスムーブをしていきます。90%誉め言葉ですが10%はあまり仕掛けないっていうネガティブさもあって、ペイトンなんかは存在感落ちているな。

ホーネッツの方は逆に5人がアグレッシブに仕掛けるから価値があるオフェンスなわけで、オフェンス的な爆発力はホーネッツが上だけど、ニックスがミスなくオフェンスを終わらせ続ければ、速攻が出ないから苦しいって感じ。

しかし、5分が経過した頃、今度はホーネッツが連続3Pで追い付きます。3Pに繋げるパターンはホーネッツの方が多彩。それをまたランドルが3Pで返しているのですが、どうしたんだろ。

同時にホーネッツは変形ゾーンにします。お得意のパターンに対してパスで崩しに行くニックスなので3Pになるのですが、変形なのでそんな簡単には打てない。そんな時間でローズが登場すると、ローズ、バレット、ランドルとドライブが増え始めます。そして再びブルロックの3Pが決まり、中外中とバランスがよくなっていきました。

概ねニックスペースで進んでいる1Qなのですが、実はホーネッツがシュートをミスりまくっているだけで、ペースアップされているのでホーネッツの狙いが機能してもいます。雑な縦パスでターンオーバーが3つくらいあったこともマイナスで、ウイング走る選手がいれば、トランジションも決まっていそうでした。

序盤はディフェンスが完璧に機能していたけど、次第にマクダニエルズへのファールも増えていきました。ちょっとずつ遅れ始めたわけで、ホーネッツとしても決まらなくてもペースアップしていくべきな匂いです。いつになくラメロがダメなんだけどね。

〇1Qの3P
ニックス 7/9
ホーネッツ 2/9

これだけ差があったけど、36-27とニックスのリードは9点。リードって事よりも3P決まらなかった割に27失点してるって事かな。ホーネッツがこのペースを保つことが出来るのかどうか。どこかでニックスが失速することを願って続けるしかないです。

◎休み過ぎた

しかし、3P打たれている分には良かったけど、2Qになってゴール下をギブソンに制圧されます。これで一気に旗色が悪くなったホーネッツがタイムアウト。ゾーンに慣れられてしまったことでゴール下が空いてしまいました。

ホーネッツの面白い所は、こうしてインサイドでやられたところでタイムアウトをコールすると、ラメロ、グラハム、ロジアーを並べた3ガードで、ブリッジス&ワシントンというスーパースモールラインナップになること。アグレッシブに守ることで解決しに行くボレゴ。

ただもう本当にシュートが決まらない。チャンスを作れているのにゴール下ミスしたり、ワイドオープン3P外したり。しかもニックスがクイックリーのディープ3Pに、トッピンも3P決めるから点差は開くばかり。

やっとグラハムが連続3Pを決めてくれたと思ったら、クイックリーがコーナー3Pを返します。正直、なんの違いでこんなにシュート成功率が違うのかわかりません。単にニックスが好調ってだけかな。でも好調だからランドル、ブルロック、バレットの3人もスパーズ戦に比べたらながーーーーく休めました。

でも、ブラック采配に慣れているからか、休んだらシュートが決まらなくなったランドルはフリースローを2本ともミス。ホーネッツが変わらずゴール下を外し続けるから助かっているけど、グラハムとブリッジスの3Pで点差は一けたに。

スターターが戻ってきて3分経って、1人だけ好調を維持しているバレットが3P決めてくれたけど、ブルロックのコーナー3Pはミスになり、ブラック采配慣れが甚だしいニックスって感じでした。

その間にグラハムが3Pファールドロー。やっとゼラーの速攻も決まると、ラメロもドライブからレイアップを決めて、前半が終わるかと思いきや、ランドルが3Pを決めて63-54とホーネッツが9点ビハインドで終わります。

〇前半の3P
ニックス 12/19
ホーネッツ 7/23

これだけ違って9点差ならホーネッツ的にはOKでしょう。それよりも2P11/29といくらなんでも外しすぎ。ニックスのディフェンスが良いとかいうレベルではなくミスのオンパレード。

何がここまでミスを生んでいるのか、よくわかりませんが、ニックスディフェンスはあまり収縮しないので、無駄なキックアウトパスが目立つもの気になりました。フローター系統が決まらないからパスアウトを選び、その弱気な姿勢がインサイドのミスを増やしているような。

◎ブリッジス

後半もワイドオープンを連続ミスから始まるホーネッツ。その理由はわからん。そしてインサイドもやっぱり決まらない。でもその理由は明確だ。

高速ヘルプからブロックショットしまくったノエル。お見事。逆サイドからタイミングバッチリで飛んでくるノエルによって、ただでさえ決まっていなかったドライブが全く決まらないホーネッツ。なんと開始5分で4ブロックのノエル。エグイ。

こうなるとニックスの一方的なペース。のはずが、得点が伸びません。ホーネッツのゾーンに止められてしまうニックスオフェンス。どっちも得点が伸びないので、それはニックスペースかな。

苦しんでいたホーネッツですが、ブリッジスのレイアップをノエルがブロックするもテンディングのコール。ニックスはチャレンジしますが覆らず。ニックスって映像見てからチャレンジしているのか、かなり疑問なんだけど。そしてここからブリッジスが3Pも連発し、再びドライブレイアップを決めて離されません。

どうしても3P能力が向上せず、ハイライトダンクの割には活躍していなかったブリッジスですが、今シーズン序盤からは大きく成長してきた感じです。スキルフルなフィニッシュは出来ないので、直線的に決めきるしかないんだけど、3Pが決まればそれも少し楽になるよね。本日は3P決まるから良い感じ。マクダニエルズの活躍が起爆剤にでもなったのかな。

しかし、今度はランドルがタフミドルで取り返します。何なんだろうね。タフなの好きだよね。難しい方が決まるし、疲れている方が決まるし。ローズもフローターにミドルと簡単ではないシュートを決めてリードを保ちます。さらに3Pもヒット。

それでもホーネッツもグラハムがまたも3Pファールドローで6点差に。マクダニエルズもファールドローやコーナー3Pで加点し、ブリッジスはゼラーのパスを受けてトマホークダンク。ローズは左手フローターで反撃。

後半始まって序盤はシュートミスばかりだったのに、途中から急激に決まっていったぜ。あんなに効いていたノエルについては普通にギブソンと交代させて酷使はしないシボドー。まぁ普通だから別にいいんだけど、こうなってくると「なんでノエルを交代させたんだ」っていう変な気持ちが沸いてきます。

マクダニエルズが再び3Pを決めて89-86と3点差まで詰めて3Qが終わります。これはもうランドルは休まないパターンだよね。大丈夫だ。前半に6分も休んでいるんだから。

◎決まらない

ハイポストのゼラーにコーナーから合わせたマクダニエルズのダンク、そしてモンクが速攻&ワンで逆転して始まる4Q。あっランドルはベンチです。バレットもブルロックもベンチ。スパーズ戦は何だったんだ。

開始1分半、グラハムの3Pが決まったところでタイムアウトのニックスは、ブルロック、ランドル、ノエルを戻します。バレットだけは戻しませんでした。理解するのは難しいよね。PJワシントンのフリースローミスにも助けられ、あっさりと追いつきます。

しかし、ワシントンのハンマーダンクとグラハムの見事なダブルクラッチで再びリードしたホーネッツ。ここまでインサイドに苦労しまくっていたし、ノエルも戻ってきていたけど決めきった。試合トータルではいまだに酷いけど。ロジアーもスネークからレイアップ

ニックスは今度はバークスの出番。自らのドライブで決め切れば、ノエルへのアリウープも成功させます。交代策は置いといて、変に3Pに頼らないで得点を取るパターンがあることは接戦に持ち込むことで重要です。接戦になればディフェンス力とランドルで勝ち切ることも多い最近のニックス。

ランドルの3Pで残り5分で逆転し1点リード。さらにタフミドルを決めていくランドル。意味わからん。ホーネッツはグラハムを休ませ、ラメロはケガっぽい中でオフェンスにならなくてちょっと停滞。ちゃんと休養させて試合終盤に向かいます。ちなみにバレットが戻ってこない。

ワシントンの3Pがリングに嫌われ、ランドルはトラベリング。ちょっと重たくなってきた両チーム。アイソするニックスと、チームで崩すホーネッツなので、管理人的には後者押しですが、重たすぎるから、アイソの方が確実な気もします。

カットプレーで抜け出したロジアーに対してノエルがファール。でもフリースロー1本外すロジアー。重いな。しかもドライブしたら、ロジアーのオフェンスファール。不運としか言いようがないファール。
一方でニックスもランドルが決まらないから、バークスが行くとサーカスショットを決めますが、その前にボールがない所でグラハムが投げ技を決めていたのでノーカウント。不運。

バークスのワイドオープン3Pも決まらす残り1分で2点差。なんだろうな。ディフェンスが良いこと以上に得点が入らないって感じ。この空気に持ち込むのがニックスのパターンなんだろけど、なんだろーなぁ。バレット出てこないのもなんだろうな。

ホーネッツはロジアーvsランドルを選択すると、見事にスピードでぶち抜いてレイアップ。こちらも今シーズンは勝負強さが光ってチームを8位にまで押し上げているしな。同点。

ニックスはランドルがドライブレイアップ。でもリングにも当たらず。
ホーネッツはロジアーが再びランドルとの勝負を選択し3Pを放つも決まらず。

リバウンド争いはバークスがとるも、倒れこんでしまいホーネッツボールに。後ろからマクダニエルズに押さえれたとクレームしているけど、そんなにこだわる必要がなかったノエルのテンディングにチャレンジ使ってしまうから・・・。

やり直しは残り10秒。ロジアー連発していた中で、選んだのはグラハム。キレイにフリーになって3Pを打ったけど、まさかのエアボール。どうしたんだグラハム。

決めるべきところだったけどミスしてしまったホーネッツ。延長です。必然的にランドルのプレータイムは今日も45分を超えそうです。ファールアウトしなければ。

◎オーバータイム

ランドルの3Pに飛び込んだワシントン。かわしているんだけど、ワシントンのファールがコールされニックスが先手です。ホーネッツはブリッジスが3P外し、本日好調だった2人が決まらないっていう不吉なスタート。そしてバークスの3Pで5点差に。

ブルロックが3Pで追撃。バークスの3Pが外れてもノエルが弾いて繋ぎ、やり直したオフェンスはゴール下でノエルが押し込む。

とにかくシュートが決まらなかったホーネッツ。4Qで勝ち切れなかったのが痛かったね。という敗戦でした。

〇FG
ニックス 51%
ホーネッツ 38%

〇3P
ニックス 43%
ホーネッツ 27%

ここまで差がありながら勝てそうだったんだからホーネッツの試合でした。でも決めきれなかった。そして耐えきったニックス。ランドルとブルロックは40分を超えたけど、他の選手はプレータイムシェアされて勝ったのでした。なおさらよくわからん。

◎プレーインへ

この試合を見てもヘイワードのいないホーネッツは一気呵成にリードをすることが難しく、勝負強さで勝ち切るのも簡単ではない。そうなるとセルティックスはホーネッツには相性良く勝てそうなので、9位に落ちて欲しいという個人的感想です。その方がプレーインは面白くなりそう。

しかし、裏でペイサーズがレイカーズに負けたので、順位争いは最終戦に。ラメロが手首をケガしたこともあって、ボレゴがどこまで本気で行くのかわかりません。そこそこやって、後は控えに託すんじゃないかな。

まぁとりあえずプレーイン前に見ておきたかったのでした。思ったよりもシューティングに困っていたし、どうなるのかな。ホーネッツの強みはペイサーズやウィザーズにはないHCの戦略性なので、両チームへの対策が固まっていれば、最終戦に拘る必要もないでしょう。

ニックスも順位争い。今日はバレットがプレータイム短かったから、最終戦は出るのかな。まぁプレーオフみたいな戦い方を日々しているので、プレーオフも同じでしょう。

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