八村inウィザーズ

コロナ疲れ

久しぶりに書きましょう。管理人は普通に疲弊していて、何もしたくないだけでした。1日10時間平均くらいで寝ています。国内の1日あたりの感染者数は減少傾向にありますが、アメリカは州単位での一部自粛解禁はあれど、遠征の多いプロスポーツ解禁はまだまだでしょうか。FF7買っとけば良かったとも思う今日この頃でもあり、何もしたくないから買ってもなぁ・・・という感じです。

最近は毎日コロナ関連の情報収集もしているので、情報のインプットを行い、それを様々な形でアウトプットしています。その他にシステム更新なんかもあり、いろんな情報インプットと、どうやって利用するかのアウトプットを繰り返している今日この頃。

この作業を1日通してやっているので、どうにもNBAまでインプットとアウトプットをしたくないのでした。ということで、休んでいましたよ。

今日からは八村シリーズで何回か書いていきましょう。断言することで自分にプレッシャーをかけてしまう作戦です。

◎八村とPJワシントン

注目の八村を指名したのはウィザーズでした。ウォール&ビールがいるチームであり、インサイドは放出していったので、インサイドプレイヤーを獲得したのは理にかなった選択でした。ドラフト時点ではレディッシュ(ホークス)が残っており、将来性や単独でのオフェンス力を考慮すれば間違った選択だったかもしれませんが、ウィザーズの状況を考えれば八村を選んだことは間違いではありません。

唯一、微妙だったのはPJワシントン(ホーネッツ)の存在です。八村同様に両ウイングがメインとなりそうなPFであり、どちらも3年生だったので、選択する余地がありました。まずは2人の成績を並べてみましょう。

〇八村とPJワシントン
得点 八村 13.4 - 12.2 PJ
FG 八村 47.8%-45.5% PJ
3P 八村 27.4%-37.4% PJ

得点面に関してはほぼ互角です。ただPJの3Pアテンプト4.0に対して八村は1.8にとどまっており3P能力には差があり、同時にチームとして何をさせたいかにも差があります。PJもインサイドが強いタイプじゃないので、得点面で言えばウィザーズ的には八村を選んで正解だったと思います。

なおフリースローは八村83%に対して、PJ67%と差があります。基礎的なシュート力そのものは八村の方が上だと思います。PJはU19の時から動きながら打つのが好きだった気がするよ。

〇八村とPJ
アシスト 八村 1.7-2.1 PJ
ターンオーバー 八村 1.0-1.6 PJ

どちらもプレーメイカーとしては活躍できていません。どちらをドラフトしても大差なかったと思います。アシストを受ける能力はPJの方が高い気がしますが、フィニッシュ力には大差ないですし、八村の方がターンオーバーが少なく堅実になっているのでした。

〇八村とPJ
リバウンド 八村 6.0-5.4 PJ
ブロック  八村 0.2-0.8 PJ
スティール 八村 0.8-0.9 PJ

一方で、その他のメインスタッツに移ると、ここでも甲乙つけがたくなっています。八村のリバウンド数は予想していたよりも頑張っていますし、PJの方もそんなに強くないし。スティールもほぼ互角。

ただブロックに関してはPJには高速ヘルプがあり、その点で八村は下回っています。ウィザーズがオフェンスに寄りすぎていた事情を考えれば、PJの方が良かった気はします。

〇八村とPJの被FG%
3P 八村 40%-37% PJ
2P 八村 61%-54% PJ
6フィート以内 八村 69%-62% PJ

チームスタイルが違うので単純比較はできませんが、ここまでのところディフェンス面を考えればPJの方が上回っています。共に「スモールのワンセンター」としては厳しいサイズ(6フィート8インチと7インチ)なのですが、PJの方はゴール下のディフェンスでかなり踏ん張っているといえます。八村の方がインサイドプレイヤーっぽいんだけどね。

オフェンスで八村
ディフェンスでPJ

つまりはこんな構図が浮かんでくるルーキーシーズンになっています。PFタイプの選手では八村以降にドラフトされた選手で結果を残し始めているのは、PJワシントン以外だと、ディフェンス専門みたいなグラント・ウィリアムス(セルティックス)と粗削りなデゥンブーヤ(ピストンズ)の2人くらいなので、PFが欲しかったウィザーズ的には八村を選択したことは、全く後悔していないと思われます。

ウィザーズが八村を選択したのは正解だった

1年目の活躍ぶりでは、こういって間違いではないでしょう。あぁそういえばブランドン・クラーク(グリズリーズ)もいたね。とはいえ、同じゴンザガで八村じゃなくてクラークを選ぶ理由はないよね。

◎八村inウィザーズ

さて、別に八村とPJワシントンを比較したいわけではありません。両者の比較で重要なのは、PFタイプが欲しかったウィザーズが八村を選択したことは間違いではなかったということであり、その一方で両者が残した結果が

オフェンスで八村
ディフェンスでPJ

だということです。ウォール&ビールがいるチームとしてポジション的には理にかなった選択であり、その中でオフェンス面での活躍が期待できる選手を選んだわけです。そこでウィザーズが描いた構図が何だったのか。

〇レーティング
オフェンス 111.1(13位)
ディフェンス 115.0(30位)

とても分かりやすい結果です。ウォール不在ながらオフェンス面はそこそこの結果を残しました。(ちなみに昨シーズンはウォールがいる時の方がオフェンスが悪い)

一方でディフェンス面の悪さは全く改善されず、リーグ最下位に落ちました。ウィザーズはポジションバランス的にはうまく抑えましたが、ここからどうやって勝ちにいくのかという点で、ディフェンスを何とかしないとどうにもならないところに来ています。

実際にシーズン途中では「ディフェンスに軸足を移す」みたいな報道もあったし、ちょっとブレブレな感じになっています。だったら、そういう選手を意図的に集めていかないとダメじゃん、みたいな。

ということでウィザーズのディフェンス面について触れていきたいわけですが、ちょっとリハビリなので、それは次回にしましょう。あくまでも主題はウィザーズってことだけ伝えておきます。

◎八村とマッチアップ

そんなわけでディフェンスに課題がある八村ですが、その一方でマッチアップで最も多く得点を取られているのが2試合で19点のレナードと、被FGの悪さに反して概ねやられていません。今シーズンやられた選手たち上位を並べると

〇八村ディフェンス
エンビード 8.5回11.0点
カーメロ  15.4回10.0点
ミドルトン 11.1回10.0点
レナード  16.5回9.5点
AD    18.4回8.0点
ジョン・コリンズ 16.5回8.0点
ホワイトサイド  9.9回8.0点
ブセビッチ    3.7回8.0点

こんな感じでセンター相手には弱さをみせていますが、そこは予想できた部分なので致し方なく、他は3P決められた時くらいになっています。

逆に言えばエースクラスを守る機会は少なめに設定されていて、基本はスコアラーリストに出てくるような選手とのマッチアップはしません。それって本当はヘルプ担当ってことだけど、高速ヘルプはないので八村本人は守れているけどチームとしては守れていない感じに。

多分、八村はエース担当の方が向いていると思います。エース担当っていうかオンボールディフェンスです。スピードでもパワーでもウイング相手に大きく劣ることはないでしょうから、キャリアを重ねることでどこまで守れるようになるのか。オフボールディフェンスがうまくなるよりも可能性はありそう。

さて、書くことが思いつかなくなってきたので、次回に回しましょう。言いたかったことは、ルーキーたちにディフェンダーみたいな選手が多い中で、総合的に八村を選んだことは即戦力として間違いではなかったと思います。

ただウィザーズとしてはディフェンス面の課題が大きかったけど、そこに力点を置いた補強はしなかったということ。それがもたらしたのはディフェンスレーティングリーグ最下位という結果でした。

守れないチームはどうやって改善するのか

ディフェンス優位になってきた中で、どんな対応をしていくべきなのか。そこも考えないといけないので、次回に続きます。続くっていうけど、大した内容じゃないんですけどね。

八村inウィザーズ” への1件のフィードバック

  1. お疲れ様です。どうしてもネタは尽きがちだと思いますし、健康第一で行きましょう。たまにTwitterかなんかで生存報告してくれると嬉しいです。

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