ウォリアーズｖｓペリカンズ

らっそー、ラッセル、ディアンジェロ・ラッソー

お久しぶりです。通称ディアンジェロ・ブログ＋人気チーム・ウォリアーズの組み合わせなのに、久しぶりだね。楽天はウォリアーズに大金払ったわけですが、現状をどう捉えているのかな。プロスポーツにおいては仕方がないことなんだけど。

そしてウォリアーズのチーム構築が複数のスター＋安い選手だったことの代償でもあります。あれっ。でも、ディアンジェロにドレイモンドにコーリーステインもスターターにいるよ。

ペリカンズはホリデー、イングラム、戻ってきたフェイバースにＪＪレディックです。もう一人は管理人のお気に入りケンリッチ。十分に強そうなんだけど、そうもいかないのが難しい所なのさ。

という対決です。

◉ポイポイ打とうぜ！

驚くことにウォリアーズが連続でセットされたオフェンスを、それもパスを出す先が決められたオフェンスをしています。らしくない。一見するとディアンジェロ仕様ですが、実際にはディアンジェロは選択肢が多いこととタイミングを外したパスがお得意だから、あんまり似合っていません。

それでもポイポイ打っていく３Ｐとタメを利かせたパスでウォリアーズオフェンスをリードします。２本の３Ｐと２つのアシストで１０点に絡み、早々に１３－４にしたよ。

ペリカンズはＰＧホリデーにしていますが、ＰＧとしてはそんなに怖くないというか、基本的にウイングにパスを出してから始まるオフェンスなのでイングラムのチームっぽくなっています。ＰＧホリデーならレディックじゃなくてムーアにすればよいのに。

イングラムはウイングからフリースローレーンに飛び込んでいくのがお好きで、そこに打点の高いショートレンジを打ち切ります。エンドライン側にはいかないのがミソというか、止まって正面から打つのが確率良さそう。

レディックがポイポイ打っちゃうからホリデーの出番がない。まぁ１Ｑだし良いのか。ちょっとベン・シモンズに慣れすぎたかもしれないレディック。そんなに打ったらチームにはリズムが生まれないだろ。

ということで次第にターンオーバー連発。プレーが単調というか、やりたいことがチームとして決まっていないよね。ウォリアーズも打ちまくり何だけど、「打つんだよ」っていうチームとしての方針があるからパスが回ってフリーになった選手が打っているだけ。ペリカンズはレディックが打つだけ。同じプレーでもレディックじゃなければ打たないのか、レディックが打っているだけか。

２２－８になって２回目のタイムアウトをとると、その数プレー後に３回目のタイムアウト。１Ｑでタイムアウト連発したのはアルビン・ジェントリーも納得いかないオフェンスなんだろうね。ディフェンス？殆どカウンターだからわからん。

驚くことにベンチからロンゾもハートも出てくるのね。だったらどちらかをスターターＰＧにすればよいのにな。と思ったらロンゾは打ちまくります。どこのレディックだってくらい打ちまくります。

レディック打ち過ぎと思ったけど、チームとしてはそれでよいって事なのか。これでどういう方向に持って行きたいのかはわかんなかったけど、相変わらずのトランジションの連続と１Ｑだけで８つのターンオーバーのペリカンズでした。

まぁウォリアーズも似たようなものか。ペリカンズよりはやりたいことがハッキリしていた。フロアを広く使い、ワイドにボールを流し、フリーになったら打つぜ。でも、どっちもそんなに決まらなかった。スティール速攻の分だけ高確率だったウォリアーズかな。３１－１６です。

◉打ちまくらないペリカンズ

昨日は意地でも勝ちに行こうとプレーオフみたいに主力を酷使したヴォーゲルがいましたが、主力にケガだらけで嫌でも反省したのかディアンジェロもドレイモンドもベンチに置くウォリアーズ。酷いオフェンスになります。

しかしディアンジェロが戻ってくるとタメの効いたパスやら、タイミングを外したパスやらで途端にチームオフェンスっぽくなります。ここはもう個人技だよね。４分経過したころには２０点差に。

ここでＮＡＷ、ハート、イングラム、フェイバーズにホリデーとなったペリカンズが、やっとホリデーのアタックからオフェンスを組み立て始めます。打ちまくるレディックとロンゾがいなくなったのさ。

打ちまくると何が悪いかっていうと、打つこと自体は悪くなくても、「その次の動き」が無効化されるから。カリーも打ちまくるけど、カリーのフェイクって「次のパス」にも繋がるよね。でもレディックは打てなければ単なる停滞となり、意外だけどロンゾもパスが上手くない。ちなみにフェイク後のパスはディアンジェロは抜群に上手い。ハーデンはもっと上手い。

そしてホリデーのドライブから始まるオフェンスは、シュートを打つタイミングがわかりやすいし、そのためハリーバックも出来る。要するにオフェンスだけでなくディフェンスにも繋がります。守っている方も走らされる。

３Ｐが殆ど決まっていないペリカンズですが、ホリデー中心に反撃に転じました。オフェンスよりも速攻を食らわなくなったのが大きいかな。そして足を止められたウォリアーズはディアンジェロをベンチに戻したこともあって、ドレイモンドでオフェンスが組み立てられなくなります。

残り８分４秒で４２－２２になってから、残り１分５１秒までで４点しかとれなかったウォリアーズ。ホリデーとイングラムのドライブ中心になったペリカンズが、一気に４点差まで縮めます。ペリカンズのオフェンスがカウンターを許さなくなったことが最大の要因です。

それでもディアンジェロが戻ってきてからハーフコートが組み立てられるので、得点が伸びたウォリアーズ。１０－２のランで締めくくって前半を５６－４４と１２点差で終わらせました。ちなみに最後はケンリッチをディアンジェロにつけていました。ニューＰＪタッカー。

◉守り始めたペリカンズ

後半は打たなかったレディックから戻ってきたパスをホリデーがドライブレイアップで始まりますが、２本目のパスはドレイモンドがスティールして速攻。ディアンジェロのステップバックにドライブレイアップもあってウォリアーズペースのスタートでした。

しかし、コーナーで待っての３Ｐを決めたレディックとフェイクからのファールドローを使って得点していくイングラムによって後半のペリカンズは良い感じ。やっと落ち着いた感じの攻防が続きます。

すると段々とペリカンズディフェンスが良くなります。もともと個人は守れないわけじゃないしね。チームとして守れないだけだ。そしてウォリアーズは個人があまり強くない。強いのはディアンジェロくらいだ。ディアンジェロも１ｏｎ１はそんなに強くないけど。

ということで守れることで少しずつ追い上げるペリカンズ。一気にではなかったのですが、レディックが３Ｐ４連続成功で加速させます。守っておいて３Ｐで差をつける戦い方。ホリデーと交代で登場したロンゾは「打ちまくらず」にコントロールしています。前半は何だったんだ？

うーん、ペリカンズはディフェンス型の方が良いのかもね。カウンター速攻の使い手であるロンゾがいるし、苦しくても守っておけばレディックの飛び道具があるし、困ったときはホリデーだし。ザイオンがいなくてもちゃんとしているわけで。

徐々に追い上げた仕上げは残り１分半で戻ってきたホリデー。ウォリアーズのオフェンスに何もさせないと、ロンゾの連続スティールからハートがレイアップにフローターで残り１８秒で逆転に成功します。プールの３Ｐで追いつかれるも、センターサークルを超えたあたりからブザービート３Ｐを決めたホリデーでペリカンズが３点リードになったのでした。

本日もまた２０点差が逆転される試合なのでしょうか。なお、管理人はなんの意図もなく選んだ試合で大逆転劇が発生しています。逆転できなかったのがウエスト首位のレイカーズだけって皮肉だ。もっと皮肉なことは最後に呟くことにしよう。

◉パープル（ペリカンズ）＆ゴールド（ウォリアーズ）

ニューＰＪタッカーと名付けたケンリッチですが、全然３Ｐ決まらないじゃん。本日０／５で足を引っ張ります。３Ｐが良さってわけじゃないからハードワークやらプレーメイクやらで活躍してくれれば良いのですが、ガード陣が戻ってきたことでそんな場面もなくなっています。

ウォリアーズは今になってルーニーがいます。なかなか凄い話です。３Ｑまで出番なし。４Ｑになって登場するチーム１のハードワーカー。でも、コーリーステインと一緒はどうなんだろうか。

それでもディフェンスでの貢献が高くヘルプで塞いでくれます。そういえばディアンジェロ周辺のマーク受け渡しがスムーズになってきています。正確にはディアンジェロじゃなくて新加入が多すぎたことが原因なんだけどね。インサイド側にルーニーがいると尚更スムーズ。

これでお互いが守りあうような展開に。本日１８点と好調のバークス以外はおもーい感じだよ。なお、バークスはＦＧ７／１３だったけど３Ｐは０／５だよ。３Ｐ決めていればもっと楽だったウォリアーズ。カリーの弟ダミアン・リーも３Ｐをエアボール。ディアンジェロはステップバックで３Ｐ決めてた。

ペリカンズは再びホリデー仕様に。ドライブレイアップが落ちてもフェイバーズのプットバック、ケンリッチとのパス交換からコーナー３Ｐ、ケンリッチがディアンジェロからスティールするとホリデーがドライブからファールドロー。

残り４分で９３－８９と今日は勝てそうだよペリカンズ。ドレイモンドに決め返されても、イングラムがドライブレイアップさ。ホリデーもプルアップミドルで、ディアンジェロがベンチの間に残り２分半で９７－９１と伸ばして今日は勝てそうだよ。

戻ってきたディアンジェロがミドル１本。対してボールを延々と持ってドレイモンドのディフェンスに阻まれたイングラムはショットクロックバイオレーション。なんでホリデーに渡さないんだ？

ディアンジェロは手の長いイングラムにマークされながら、ステップバック３Ｐで残り１分同点に。プレーオフに連れて行ったエースは違うぜ。ダミアン・リーのフリースローでウォリアーズが逆転します。

ペリカンズは再びイングラムｖｓドレイモンドを選択します。意味が分からない選択ですが、パスを出したホリデーがゴール下にカッティングしたので実はそこにパスが欲しかった案も。そうでなければディアンジェロｖｓイングラムという男の勝負をチョイスしたことに！男っていうかパープル＆ゴールドの勝負。

このプレーはジャンプシュートにいったイングラムに対して、ドライモンドのファールがコールされますが、チャレンジの結果、やっぱりドレイモンドのファールでした。「ボールに行ったけど、その後に腕を触ってたぜ」ってね。フリースロー決めて、残り３９秒１００－１００の同点

２ｆｏｒ１のウォリアーズ。ノータイムアウトのオフェンスは６秒でディアンジェロがくねくねドライブからパスコースを見ながらのロング２Ｐであっさりと２点リードに。ネッツファン的には見慣れているディアンジェロのロング２Ｐ。

スローインの段階でホリデーがディアンジェロを吹っ飛ばしてフリーになったけど、ミドルを外してしまいます。でも時間があったことでファールゲームにはいかなかったペリカンズ。でも、結局は残り１４秒でファールゲームに。指示がなかったぜ。曖昧だったぜ。ＨＣも迷ったね。

このフリースローをドレイモンドがしっかりと決め、ホリデーに速攻レイアップを決められて再びファールゲームもダミアン・リーがしっかりとフリースローを決めてウォリアーズが逃げ切ったのでした。

◉独り言

エロくはないディアンジェロだけど「オールスターなんだぜ」ってところを見せつけてくれた試合で管理人はそこそこ満足です。えぇ「そこそこ」です。エロくないんだもん。もっとピック＆ロール使えって思うんだけど、センター陣との相性が悪いというか、ドレイモンドとのトリオで相性が悪いっていうか。

〇ディアンジェロの得失点差　＋１８

４点差の試合ですが、他に二桁はいません。レーティングでいうと

〇オフェンスのオン／オフ
オンコート　１１０．３
オフコート　　８６．１

〇ディフェンスのオン／オフ
オンコート　　８３．８
オフコート　１２１．６

ちょっと段違い過ぎました。なお、シーズン全体ではそんなことはありません。

ディアンジェロのディフェンスがそこまで影響を与える事なんてないので、単純にオフェンスが決まるからカウンターを食らわないだけだと思います。それはハーフコートで攻略する能力が低かったペリカンズ事情でもあります。

これならこれでディアンジェロ仕様のオフェンスをして欲しいのですが、それはウォリアーズじゃないんだよね。カリーは戻ってくるかもしれないしさ。そしたらドレイモンドは喜んでカリーにパスしまくりそうだ。そんな空気を感じたって事です。

ペリカンズは大人なホリデー先輩がイングラムを許してくれていますが、勝利を求めるなら間違いだね。でも将来の勝利を求めるなら間違いではないね。ザイオンがいないことすらもポジティブに捉えているくらいのイングラムを成長させよう路線。

でも、だったらレディックの連打はなぁ・・・。ロンゾとハートはプレーが悪いことよりも、役割的に行方不明な感じだしさ。なんとなくギクシャク感がありまして。ハードに守ろうぜ路線の方がチームメイト全員の頑張りに繋がる気がするのでした。

打ちまくっていたのは前半だけで後半の戦い方ならば理解できるので頑張りましょう。気が付いたらハートは３Ｐ８本全て落としていました。下手だから落とすのか、そういうリズムになってしまっているのかは気にしましょうね。正解がどちらかは知りません。

まぁアレだよね。結果的にはアレだよね。

ディアンジェロとイングラムのコンビで構築する将来有望なチームが観たいぜ！

という試合でしたとさ。ディアンジェロ先輩のゲームメイクに活かされるイングラムってね。