唯一のゲーム7
ファーストラウンドでも波乱はつきものですが、クリッパーズぐらいしか沸かせてくれなかったのは寂しい所。この対戦はナゲッツが上だけど、若さゆえにチャレンジャーみたいな面白い構図です。
率直に言って、ナゲッツは第2シードで負けるとか話にならないわけですが、その一方でこのチームはプレーオフに進むことすら初めてであり、1試合でも多く戦うことで強さが増してくると思います。だから、勝てば「最高に素晴らしいシリーズ」であり、負ければ「シーズンは何だったのか」と問われることとなります。
スパーズ?うーん、負けたら良いシリーズといえるおのか微妙。ホワイトにとっては素晴らしいシリーズだったのは確実ですが。
◉リズムがあってもなくても
ヨキッチの素晴らしいスピンからスタートする試合。ヨキッチはより得点に意識が向くようになっています。それもプレーオフゲーム。ショットクロックがないところで、ハイアーチで決めるとかさ。
全員がアグレッシブなナゲッツ。スタミナとか考える場合じゃないし、主導権を握れない戦いのつらさを感じたシリーズでしょう。ただ、次第に悪い癖というか、ボールを回しすぎる場面も。
ナゲッツの強さの象徴であるボールムーブ、しつこいくらいのパッシングは安定感を生み出しました。それは嫌がらせみたいな部分もあるしね。しかし、イージーシュートのチャンスが減るプレーオフでは、決めるべき時に決めておきたい。
開始5分で10-2のランに成功したけど、本当は15点くらい奪っておきたかった内容です。
スパーズの方はシュートが全く決まらない。で、オフェンスリバウンドをパートル任せにしており、それでも奪えそうなのですが奪えません。このわずかな差が痛かった雰囲気。
その他の選手は全員でハリーバックするので、20点差になっても良さそうな内容を速攻での失点をしないことで避けることに成功したって感じ。つまりは点差はナゲッツペースなのだけど、スパーズは食らいつくことを目指すよりも、大ケガを避けています。
実際、ナゲッツのシュートも決まらない。素晴らしいパッシングをしても決まらないし、マレーのフローターも決まらない。どちらが先にシンプルなアウトサイドを決めるのか。
ヒットしたのは伏兵クレイグ。トランジションでマレーがスクリナー的に防いだところで3Pです。ところがそこから良い連携をしても、やっぱりヨキッチすらもフローターを外す。せっかくの速攻も踏ん切りが悪くて、ミルサップのコーナー3Pになって外す。スパーズのシュートミスに助けられているだけのナゲッツ。
自分たちのリズムなのに決まらないチームと、自分たちのリズムじゃないから決まらないチームでは罪の重さが違います。そしてフリースローすらも外し始めるマレー&ヨキッチ。やばいってそれは。
しょうもないオフェンスなので、ディフェンスについて触れましょう。
スパーズはとにかくトランジションディフェンスが素晴らしい。スティール速攻の場面になっても全員が戻ってきて、ギリギリで止めていきます。さらにホワイトはそんなトランジションの時ですら、コーナーにキックアウトしてくるのを読んでいます。
オルドリッジやパートルが戻ってくるので、何度もゴール下を逃してしまうマレー。つまりインサイド陣がしっかりと走りぬき、ガード陣の読みの良さと、おそらくゲーム7なので「ここにパスするんだろ」という経験則が働いています。
一方のナゲッツディフェンスは個々のアウトサイド対応に全員のインサイド収縮で対応しています。これが素晴らしい内容に。
ハーフコートオフェンスが中心のスパーズなので、スローダウンしてから十分なパッシングなしにドライブしては潰されます。つまり、素晴らしいインサイドヘルプで潰しているようでいて、その前にパッシングさせない個人ディフェンスが効果的。
ところが次第にミルズとゲイによる突破に苦労し始めます。その理由はベリネリなんかも出てきて、少しずつ個人ディフェンスの部分で追い掛け回すのに苦労し始めたから、誰かが抜かれた時の収縮が遅くなり始めています。
そしてゲイで押してくるスパーズ。これに非常に苦労しているナゲッツ。それでもちゃんと3P決めていれば、何てことなかったのに、あまりにも外すからゲイの個人技の方が確率が高くなっています。
要はディフェンスはどちらも良い。だけど、ゲイで強引に打っている方がまだマシだったというだけ。あとフリースロー決めたゲイ。
1Q終盤になって、ビーズリーがオフェンスリバウンドを奪って決めたけど、それで盛り上がるくらい苦しんでいた感じのナゲッツが23-13で10点リードです。本当は20点リードしておくべきでした。
◉プラムリーvsスパーズ
ベンチメンバーにオルドリッジとミルサップが混ざる2Qも同じ流れ。全く3Pが決まらないナゲッツと全員が良く戻るスパーズ。ミルズの3Pもあって次第にスパーズになりそう。
ここで大切なのはシュートが外れていることではなく、しっかりと戻るスパーズがイージーだけは許さず、そしてリバウンドを堅守していることです。
ところが流れを変えたのはプラムリー。ディフェンスの流れから前を走ったことで、高さの利がでて戻ってきたホワイトでは届かず&ワン。さらにオフェンスリバウンドを奪って、素晴らしいアシストでリードを広げます。
それまでスパーズが耐えてきた要因をぶち壊したプラムリー。これでリードを広げることに成功したナゲッツ。そして、実はこれこそナゲッツらしさだったりします。パッシングとシューティングのチームだけど、ハードワークもするよ。
ヨキッチが戻ってくると再び歯切れの悪くなるナゲッツですが、無理やりハイアーチを決めるヨキッチ。ゲイのアタックを後ろからバートンがブロックして、ちょっとずつ流れを手にしていきます。
ところがやっぱり歯切れが悪くシュートを打たないで回すと、スティールするホワイト。速攻はマレーが止めるのですが、レフリーはファールコール。可哀そう。ヨキッチはフローターをエアボールするし。
総じてホワイトの重要性が光るスパーズディフェンス。でも、デジョンテ・マレーと同居する匂いがしないことは残念だな。来シーズンの話。
スパーズで問題があるのはデローザン。事前のアンケートで「誰がリーディングスコアラーになるか」と問うとオルドリッジの方が人気あったのですが、その理由はこういうことなんだろうね。
ただ、かなりハードに守られており、シュートを打つのも苦しそう。ゲーリー・ハリスの恐怖に悩まされているよ。まぁハリスの方も全然決めていないから互角ではある。お互いにアウトサイドのエース格を止めているわけだ。
とにかくイージーっぽいのを外していくナゲッツに対して、フリースローで稼ぐスパーズ。徐々に、本当に徐々に追い上げていきます。3P1本決まるだけで追い上げられないだろうけどさ。
そしたら次にブレークしたのはミルサップ。連続でゴール下のタフレイアップをねじ込みます。そう2本ねじ込んだだけ。2本だけでも大いに盛り上がるような展開。オールドタイプなプレーオフ。
タイムアウトのスパーズはデローザンがこの試合初めてのFGをダンクで決めます。ただ、これナゲッツのピックアップミス。何故、そこで空けてしまったのか。さらにゲイもレイアップを決めてこの試合初めてナゲッツディフェンスが崩壊します。
さらにゲイがドライブからダンクに行くシーンを作るのですが、これをダンクミス。そして逆にミルサップがゴール下に詰めてファールを貰い、3分前と逆の展開に。フリースローで稼ぐナゲッツ。
ラストプレーはデローザンがハリス相手のターンシュートを外し、ここでヨキッチを下げて交代で登場していたプラムリーがプットバックダンク。またもプラムリーのところでリバウンドを奪われたスパーズ。
ナゲッツが47-34と13点リードで折り返します。
※前半でリアルタイム観戦を離脱しBリーグプレーオフを観に外出してきました。生で見る迫力、会場の熱気の凄さと、まぁアレな部分とを楽しんできました。NBAウォッチャーが観たBリーグ観戦記事もどこかで。
◉原点は何か
ナゲッツは後半になると考え方を変更してきました。思い切りが悪かったシューティングを、ヨキッチとマレーが積極的に打っていく事に。見事な修正であり、シーズン中もちょくちょくある形だな。ハリスもタフフローターを決める。Bリーグではありえないタフフローター。
スパーズは通常営業というか、デローザンがBリーグみたいに3Pを躊躇うので、いやBリーグよりも躊躇うので、むしろゲイやフォーブスの方が目立ちます。
ある意味、原点回帰で頼る部分がハッキリしているナゲッツ。バランスをとれたチームだから強くなったけど、最後に頼る選手も決まっている。
原点がチームオフェンスでありミドルなスパーズは頼るべきデローザンがさ。まぁそれだけじゃなくて、デローザンにはPG的なことも求めているから、少しプレースタイルが違うんだ。ただ、ゲーム7ともなるとデローザンのパス能力では厳しい気もしています。正直なパスなんだ。
ホワイトからミルズになって、デローザンに任せつつシューターを揃えたスパーズ。でも、ここにナゲッツとの相性からローテを外れたらしいバータンズがいないのがちょっと苦しい。ナゲッツもそれがわかっているので、デローザンには出来るだけ少ない人数で対応しようとしています。パスの方が怖い。読まれている。
そしてマレーがシェイキン・ベイキンなドリブルからミドルを決めてナゲッツの流れに。それはまたホワイトがいない代償でもあります。ここを止めまくっていたホワイトに比べると、マレーとヨキッチのオフボールに振り回されるフォーブス。
そんなわけで完全にナゲッツの流れで終わりそうだった3Qは終盤にスパーズが少しだけ反撃して終わります。しかし、ここにはナゲッツの問題が。
試合前にマイク・マローンは「ヨキッチを48分起用するかも」と言ったとか、言わないとか。まぁこの人はユーモア多いからね。で、ユーモアだと思ったら、スターターで10分以上プレーし、ヨキッチ・ハリス・クレイグはほぼフルで出ました。
そして4Qになってもヨキッチはプレーしている。でも、ヨキッチってそんなにスタミナがあるタイプじゃないし、ナゲッツは積極的に打っているからペースが早くなっています。
◉お疲れヨキッチ
そして4Qになるとスパーズがちょっとずつ縮めます。そこにあったのはスパーズのラッシュ、、、ではなくヨキッチのシュートミス。います。いやいや限界だろ。ちょっと休憩したいくらいの限界。
フォーブスがステップバック3Pを決め、さらにトランジションからヘジテーションでレイアップ。なお、スパーズはデローザンとシューター達を継続。今度はベリネリ。なんだけど決まらないベリネリと思い切りが悪くて、スティールされるオルドリッジ。
でもオフェンスに参加するのが遅くなり、シュートミスも多いヨキッチ。何故、この状況でベンチに下げて休ませないのか理解できないよ。と思ったら、ショートフック決めたよ。
結局はこれがプレーオフなのか。どこかで、スーパースターのとびぬけた活躍に頼りたくなってしまう。それに答えられるかどうかで、選手の質が問われるみたいな。あぁウルブズはどこへ行ったのか。1年前のプレーオフはどんな意味をもたらしているのか。
しかしナゲッツは休養を貰えたマレーが戻ってきて対抗し始めます。スパーズが1ケタ差にしてはナゲッツが10点差に戻す連続。でも、やっぱり限界なヨキッチがリバウンドでデローザンに押し出され、トランジションに間に合う気がしないのでユーロファールで止める。
ゲイがドライブを決めると残り5分で6点差。徐々に詰めるスパーズ。徐々にしか詰められないスパーズ。
◉粘り強いスパーズ
打てるのに打たずに勝負するデローザンのしつこさがクレイグを上回りレイアップで残り4分4点差。いやいや、よくぞ追いついたスパーズ。そして追いつかせないシーズンだったからこそ2位になったはずのナゲッツ。
やっぱりヨキッチのフローターは外れ、でもデローザンのフローターもミス。そんな中でマレーのマークになっていたミルズが5ファールになり、強引に行ったマレーのフローターとヨキッチがボールを持つと裏に抜けてきたクレイグのゴール下で残り2分45秒で再び8点差に戻します。
うーん、ポポビッチにしては珍しく選手を休ませなかったのが裏目に出ています。活躍しているのは大体が1回休んだ選手達。「元気な方が強い」っていうのはクリッパーズのようで、元祖はスパーズだからね。
フォーブスが3P、ヨキッチはまたレイアップをミス。だけど、ルーズボールを制したのはオルドリッジとデローザンに囲まれたミルサップ。休んでいたのはミルサップ。
マレーのミドルが外れるも、またオフェンスリバウンドのミルサップ。でも、またヨキッチの3Pは外れる。でも、もう交代させるわけにはいかない。
デローザンがマレー相手にスピンムーブからダンクに。これがヨキッチのファール。でもデローザンは、その前にリングを掴んでからダンクに行ったのでテンディングだろうというナゲッツのアピールは無視されます。残り1分15秒4点差。
ヨキッチとマレーのハンドオフが失敗し、タフショットを打ったハリス。そのリバウンド争いが激しくなったことで、選手が入り乱れ、最終的にフォーブスの速攻になって、残り1分切ってスパーズが2点差にします。運も味方している。
タイムアウトのナゲッツは、マレーとヨキッチのピック&ロールを選択。それを2回繰り返すと、マレーがオルドリッジを前にしてハイアーチフローターを決めます。
返しのスパーズはデローザンのアタックがミスに。ファールだとクレームするデローザン。残りは26秒なので4点差はファールゲームですが、そこを選択しなかったスパーズ。時間を使い切ってオフェンスを終わらせたナゲッツが、苦しい苦しいファーストラウンドを制したのでした。
なお、最後はタイムアウトが残っていなかったスパーズ。それもまたポポビッチらしい。苦しい試合だからこそ、先に先にタイムアウトで最後までチャンスが残るように頑張った。「タイムアウトを残していなかった」と悔やんじゃダメ。
◉芯の強さ
後半は3秒しか休まず、FG2/12のヨキッチ。あやうくマイク・マローンの変な厳しさがナゲッツの足元をすくうところでした。マジで負けていたら酷評しまくったよ。危なかったマイク・マローン。
でも、デローザンを1分半しか休ませなかったポポビッチの選択もどうだったのか。逆にホワイトは3分半しかプレーしませんでした。誰か会見を訳してください。理由がわからなくはないけど、理解するのも難しい。
総じていえば冒頭のとおりです。苦しい戦いはナゲッツには良い経験です。次はブレイザーズですが、リラードが様々な経験を積んでどうやって成長してきたかを忘れてはいけません。ヨキッチもまた・・・でもスタミナは必要なのか?
やはり最後に頼りになるのは、チームの芯の部分という気がしました。ナゲッツはヨキッチ、マレー、ハリスのトリオでこの3年間熟成してきました。ミルサップやプラムリー、今シーズンはモリスにビーズリーも加わったけど、プレーオフの緊迫した場面ではナゲッツの若手トリオが躍動しています。
結果だけをみれば、ナゲッツの3年間は成功してきたわけじゃありませんが、中心選手と共に作り上げてきた部分の効率性というか連動性というか、それよりも信頼ってところかな。
それらは即戦力補強に動いたチームとはちょっと違う気がします。ウォーリアーズだってデュラントが機能しているけど、スプラッシュの脅威から始まっているわけだし、リラード&マカラムを信じて作ってきたブレイザーズだし、ロケッツはうーん何だろうか。モーローのデータによる効率性?
その点では「ベテランが多い」みたいなステレオタイプでスパーズが上だと決めつけてもいけないし、スパーズが限界だと決めつけてもいけないかもしれません。もちろんナゲッツの若手みたいに成長する可能性は低いけど、チーム力は向上するかもよ。実質1年目のベイベーなチームだったわけだし。
昨シーズンから見始めた中で、最も若手たちの躍動感と相性の良さがあったのがナゲッツ。だからこそ、ここまで伸びてきたのは感慨無量です。次のウォーリアーズになれそうなオフェンス力をもったチームは、気が付いたらディフェンスまで強化し、非常に良いチームに仕上がってきました。
そして足りなかったプレーオフの経験を存分に得ることが出来た苦しいファーストラウンド。ナゲッツにとっては幸せな時間ではなかったでしょうが、次のナゲッツにとっては幸せな経験になっているはずです。
ただし、スパーズにはいなかった存在がブレイザーズにはいます。言うまでもなくリラード。試合を決めるシュートを持つ男は、もう1段階上の勝負強さで接戦を個人の力で制してきます。
それはマイク・マローンがヨキッチに求めた部分。でも、まぁトリプルダブルでチームを作り上げるセンターに、そこまで求めちゃダメだと思うんだ。だからマレーとハリスが決めないといけません。
最後にこの記事が前半だけでアップしたことで、いくつかコメントを貰っているので回答して終わりましょう。なお、世の中はスパーズファンが多いので、スパーズ側のコメントばかりです。
Q. SAS敗戦のほぼ全ては第1Qの拙攻だったと個人的に思います。ホワイト0-7とかもありますが
まぁ確かに1Qの流れは重要ですし、ホワイトが決められないから後半に出番が減ったのかな。1Qは下手すれば試合が終わる可能性もありましたが、そこは耐えれたので。
Q. SASは今オフ何したらいいでしょう?
困ったときに決めれちゃう選手が欲しいですね。デュラントってことね。1Qにデュラントがいれば耐えたうえで個人に任せられました。逆に言えばこれまでレナードに頼っていたわけです。チームオフェンスといいつつね。
Q. シーズンはじめの惨状からここまでのチームにしたのだからポポはやはりすごいコーチだと思いましたが、現メンバーでの限界を見たような気もしています。
確かに限界が見えたような気もしています。特に今シーズンはスパーズらしくないほどにシューターを揃えました。フォーブスとか以前のスパーズなら出番がもらえなかった気がするし。
Q. やはり核になるのは来季もオルドリッジとデローザンということになります。それでは来季もチーム力の大幅な向上は見込めないだろうなぁと思うのが辛いところ
デローザンの捉え方ですが、PG的に捉えたほうが面白いと思います。つまりは欲しいのはシューターなんだけど、個人で打開もするタイプのシューター。クレイ・トンプソンから少しずつ変化させて考えよう。
ホワイトが成長しただけに、デローザンとホワイトをペア(スターターとベンチ)で捉えて、マレーやらなんやらを組み合わせてみたいです。
あとはあれだな。
「レナードがラプターズから出たい」
「ラプターズはデローザンを戻したい」
「アヌノビーと交換なら良いよ」
でアヌノビーを育てましょう。さようなら。
いつも楽しく見させてもらってます。
SAS敗戦のほぼ全ては第1Qの拙攻だったと個人的に思います。ホワイト0-7とかもありますが…。
デロは3p打たないことを確信してるのでDENのディフェンスは待ってましたとばかりに収縮し、予想通りにキックアウト、キックアウト…。エースなんだから無理やりでも突っ込んでFTもらってくれよととても歯痒かったです。後半はわりかしアタックしてたし、スターターでも唯一+/-でプラスを記録してたし、昨季よりは見てられたという感じ。
SASは今オフ何したらいいでしょう?
期待も込めて、一回戦のカードの中では一番長引きそうと思っていましたが本当にそうなったことにスパーズファンとしては嬉しい限りです。しかし、最後は力及ばずでした。本当に言葉通りの意味で、やれることは全部やって負けたんだろうと思います。シーズンはじめの惨状からここまでのチームにしたのだからポポはやはりすごいコーチだと思いましたが、現メンバーでの限界を見たような気もしています。
シーズンとプレーオフを通してホワイトが非常に良い働きを見せてくれました。パーカー移籍、マレー怪我でPGに不安が大きかったシーズンであっただけに余計に喜ばしく、今後の更なる飛躍を期待したいところです。しかし、非常に良い脇役という域は出ない選手だと思うので、やはり核になるのは来季もオルドリッジとデローザンということになります。それでは来季もチーム力の大幅な向上は見込めないだろうなぁと思うのが辛いところ。マレーとウォーカーがどれだけチームにプラスをもたらせるかが重要になってくるだろうと思います。来季はそこに賭けて応援していきたいと思います。
まぁマローンの株が上がりましたね自分のなかで。
ハリスとグレッグで止めにいってチームディフェンスも1on1主体に変えてスパーズのオフェンスを機能不全に陥らせたことが勝因かな。まぁデローザンがもう少しやれれば変わったと思いますが。
ストレッチビッグマンのチームに対してのディフェンスの要オルドリッジ。
そしてどんな場面でも機能性を失いたくないオフェンスの要デローザンにしたくてアシストを覚えさせてきたけどヨキッチにはなれませんでしたと。
ヨキッチが凄すぎるだけですけどねオフェンスでは。
まぁヨキッチは外に引っ張り出されたら足が付いていかないからそこはアダムス以上にリラードなんて守れないわけで。
でも仰るようにマジで成長しかないナゲッツとちょっとヤバイゾーンに入ったリラード。お互いエンジン暖まってる戦いが楽しみ過ぎる!
https://youtu.be/J84gSgD7OeY
ポップの会見、この映像はとりあえず全部観ましたけど選手の起用時間に対しては質問も言及もなかったです。
最後ファールしなかったのはミルズが聞こえていなかったんだろうということ、ロスターの大変革は考えていないこと、ヨキッチは素晴らしいということ、デジョンテが返ってくるのを楽しみにしてることなどを語っていました。