2019/01/29 クリッパーズvsホークス

ここだけの話、ホークスのオフェンスは良いのですが、そこにはトレ・ヤングの得点を含んでいなかったのに、ちょっとずつ爆発するようになってきています。サイズもないのだから、じっくりと見守ればカリーになるのかどうか。
ルーキーでNO.1ゲームメイカーはヤングかなーと思いつつも、クリッパーズの試合を見るとSGAも捨てがたいよね。こちらはディフェンス力も魅力なんだ。
緩急を使いながら巧みなパスを出すヤングと、手の長さを存分に使って、ぎりぎりまで溜めてプレーするSGA。オフェンスだけならヤングでもトータルならどうだろうか。

そんなルーキーがいる両チームですが、試合開始直後はなんだか似たような雰囲気に。その理由はPFにいるジョン・コリンズとトバイアス・ハリスが、アウトサイドからテンポよく打って決めれば、簡単にパスを回すしでエースの役割が似ているからかもしれません。
ただ、トバイアスへは警戒を強めているコリンズに比べ、何故かゴータットがコリンズをマークしたので、連続で決められてしまいホークスがリードを得ます。タイムアウトのリバースはゴータットを怒っていたよ。なんで3Pを空けてしまったのか。

しかし、ベンチメンバーが増えるとクリッパーズが反撃します。ルー&ハレルはただでさえ強いのに、ホークスはベンチまで手が回るほど充実はしていません。ポンポンポンっと決めて、一気に逆転です。
と、思ったらヤングが戻ってくるとハーターとのコンビにレンのダンクもでてホークスがリードして1Qが終わります。

2Qになっても、ヤングのプレーメイクからコリンズが3Pで二桁リードに。さらにヤングは自ら抜けだしてレイアップ。緩急上手し。
ちなみにスコアラーとしても頭角を現し始めたヤングですが、それは3Pが決まるのではなく、ドライブからのフローターやストップ&ゴーのレイアップの上手さです。このサイズとフィジカルで素晴らしい。外してもコリンズが押し込む。

ルー&ハレルとヤング&コリンズの戦いみたいななってきた2Q前半。だけど、それってスターターvsベンチで互角ってことだから、メンバー交代するごとにクリッパーズが巻き返していきます。トバイアスがドライブから見事なアシストをゴータットに通せば、自ら3Pもヒット。
ちなみにジェレミー・リンがヤングに劣るかといえば、得点能力とかパスするだけなら同じくらいかもね。ヤングよりシュート決まるし。だけど、パスを受けた選手のためにスペースを作ってしまう動きなんかも含めたゲームメイク力ではヤングなんだよな。それにコリンズがいるしね。

そんなわけでパスをつないで少しずつ点差を詰めていったクリッパーズ。2点ビハインドで前半が終わります。だけど、なんだかんだで逆転は許さなかったホークスでした。
クリッパーズのプレッシャーディフェンスがあまり効かなかったのが印象的でしたが、その理由って誰もがボールを貰いに来るホークス故に、誰か1人でもプレッシャーをかけなかったら意味がなくなっていたからかな。不満げなブラッドリーでした。

そのブラッドリーの3Pで同点になった3Q。ヤングがドライブレイアップを決めると、SGAもドライブで取り返し、ベンブリーがレイアップ外すとべバリーもレイアップを外して互角の展開が続きます。
そのあとのホークスでちょっと興味深かったのは、ハーターがハンドラーとして崩してキックアウトパスをしていく事。意外とうまいし、そういうチームに鍛え上げられているってことか。

さらにリンからレンへのパスも通り、ビンスおじさんもコーナーから3Pで、今度はホークスのベンチがリードをもたらし始めます。といっても、お互いに3Pが決まっていなかった中で1本決まったのが大きかったか。仕事したビンス・カーター。ダンクコンテストは出ないのか?
さらにヤングのミスを粘って粘ってマイボールにしたレンと、そこからキックアウトパスを出したヤング。3Pを決めたのはまたもビンスおじさんで再び二桁リードにしたホークス

3Qはお互いに同じようにインサイドに侵入してやりあっていたけど、キックアウト3Pをしっかり沈めてくれたベテランの活躍が若いホークスにアドバンテージをもたらしました。
94-83と得点を取り合っている早い展開ですが、速攻とかは少なめ。オフェンスエントリーしてからの流れが潤滑な両チームでした。なんていうか、あまり書くことがない。

前の試合でキャリア初のトリプルダブルをしたルーはパスをふっていくものの、シュートがあまり決まりません。そのためか、シュートをためらったところをハーターに叩かれてターンオーバー。お得意のオフェンス爆発がなく、時間ばかりが減っていきます。
残り8分で流れながらの3Pを決めると調子が出てくるかと思われましたが、レフリーがファールコールしてくれるけど、ことごとくシュート前判定にされてしまいます。
ホークスはリンが3Pをエアボールなどシュートには苦しむもファールをもらっていき、点差を少しずつ広げていき、残り7分でこの試合最大の16点リードに。

ファール自体はコールしてもらえるルーなので、チームファールも重なってフリースローを決めると、トバイアスがヤングを狙ってのポストアップに、アウトサイドに出てきての3Pで反撃します。
ホークスはコリンズのオフェンスファールに、レンがプットバックと思いきやテンディング、ヤングとハーターの3Pも決まらず、得点が止まってしまい、徐々にクリッパーズが追い上げます。

トバイアスがレイアップをねじ込むと、スローインしようとしたコリンズがラインクロス。決まれば5点差となるブラッドリーの3Pでしたが、汚名返上とばかりにブロックしたコリンズ。
しかし、やっぱりヤングの3Pは決まらず、コリンズがべバリーをファールで止めてしまい時間を使わずにフリースローで追い上げるクリッパーズ。甘さが出てきた若いホークス。

さらにトバイアスがゴール下を打とうとしたコリンズからスティールし、走ったハレルにパスが出ますがゴール下で3人に囲まれ決めきれず。ちなみに3人のうち1人がコリンズ。よく走っているわ。
チャンスを得ながら決めきれなかったクリッパーズ。そこにヤングがドライブで3人引き付けてから、ゴール下のデッドモンにダンクを決めさせ、さらにトドメの3Pで残り50秒で9点差にしたのでした。

ゲームのクローズは怪しかったホークスですが、そこまでは非常によくできました。序盤はコリンズが目立ったけど、リードをもたらしたのはリンとビンスのベテランコンビ。新しい選手が多くて時間はかかったけど、HCが交代してもホークスのオフェンスは健在なところをみせつけました。
28本のフリースローを打ち、26本決めたクリッパーズ。うち12本がルー。でも、シュートファールのはずがフリースローにならなかった不満が大きそう。

3Pも決まったし、ターンオーバーだってホークスより少なかったけど、2Pの確率で大きく上回られた形で、ヤングの緩急に対応しきれないディフェンスでした。
ガードにディフェンダーを揃えたけど、ルーキーを止めきれないってのは予定外だろうな。

ちなみに5点差で残り20秒くらいで諦めたクリッパーズ。数字だけ見るとちょっと諦めるのが早い感じですが、その一方でちょっとこれ以上はムダな感じはありました。まぁホークスだけでなくレフリーとも戦っていた感じで、疲れてしまった気がします。

クリッパーズの次の試合はレイカーズ。8位と9位の直接対決になります。というわけで、次戦もみるよクリッパーズ。何だかとらえどころがないのは未だに変わらず。
ガリナリ不在ですが、トバイアスとルー&ハレルで頑張っているわけですが、出来ればブラッドリー&べバリーのハイプレッシャーディフェンスを使いたい。使えないしブラッドリーの調子もよくわかんないのが現状です。

思い切ってアンソニー・デイビスでも狙ってみるか!?

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