闘志のあるやつ集まれ

ボイレンをネタにしまくったから、ちょっと考えてみよう。「闘志」をキーワードに選手を集めてみるんだ。

ブルズのメンバーで闘志とか言われても困るだろうけど、実際には大切な要素である事は変わりないですね。問題なのは、プレーするのに闘志は必要だけど、闘志があるだけじゃプレーは構築できないこと。

しかも闘志って感情面だから凄く曖昧なもので、「クレイ・トンプソンに闘志はあるのか」って言われたら、そりゃああるだろうけど、「闘志で戦う」タイプではないよね。だから今回は本当に闘志があるかどうかは別の話として、「闘志を表に出して戦う」ってのがポイントになる選手を集めることにするのです。

実際にそんなチームがありますね。オクラホマシティ・サンダーはシュートミスなんか関係なく、ルーズボールの強さで勝っているというくらいのチーム。目指すのはサンダー的なチームって事で、サンダーから選ぶのはなしです。ポイントを挙げていくと

・フィジカルなディフェンス力
・どんな相手にも立ち向かうタイプ
(ミスマッチとか関係ないタイプ)
・仲間のミスを助けられるタイプ
・トランジションへの参加率が高い選手

こんな感じかな。まぁほぼディフェンスのチームですよ。ただ、それだけではオフェンスが構築できない訳なので、どうやってバランスを取っていくかが難しい。では順番に選んでみましょう。

◉エース

まずはチームの中心を決めないと行けませんが、発端がブルズということもあるし、散々お騒がせしてきたジミー・バトラーにしましょう。闘志むんむん。オレ様勝つぜ。

ジミー・バトラー

もう1人エースを連れてこないと行けませんが、ファイター系のエースはインサイドに詰めていくのでビッグマンとの相性があまり良くない。だからアウトサイドで選びたいのです。候補にしたいのは2人いてオラディポとジュルー・ホリデー。

オラディポは「ウエストブルックが100%なら、オレは120%」の人な上に、バトラーの懸念事項である味方を助けるという点にも強みがあります。バトラーは性格じゃなくてプレーが自分のマークに集中しすぎるタイプなんだよね。スペーシングもしないし。
オラディポは高速ヘルプもあれば、クラッチタイムにディフェンスで追い込んでの速攻もあって、ボールがなくても働けるエースなのが魅力的。

一方のホリデーは兄弟揃って闘志むんむん。こちらもディフェンス面で働けるし、チームが苦しくなってくると存在感を増してきます。うーん、燃えるぜって感じのエースはPGだったこともありアシストが多いので同時起用の時間も問題ありません。

どちらにしようか悩んだのですが、どっちにしても「シューター」が欲しくなります。でもさ、闘志を表に出すシューターってなんか矛盾している感じ。シューター達は自分自身への拘りがあって、闘志を内面に強く持っている選手ばかりだと思うけど、今回の趣旨的には難しいよね。

そんな中でフィジカルな戦いを厭わないし、結構強気なプレーをするけど役割がシューターなのがボバン・ボグダノビッチ。ペイサーズのSFということで、オラディポ選んじゃうとそのままペイサーズになってしまう。というか、ペイサーズ自体がサンダーから輸入しているから闘志系かつチームワークなんだよね。
そんなこともあり、エースにはホリデーを選びましょう。ペイサーズばかりにはしたくない。

ジュルー・ホリデー

エースが2人決まったわけで、共にガードポジションのハンドラー系。次はここの控えを選んでみます。

◉ガード

まず有無を言わさず選びたいのはマーカス・スマート。身体張りまくりのハードワーカーかつ、どんなポジションでも守り、でもプレーはクレバー。ちがったプレーもスマート。なんならホリデーをPGにする必要がないくらい。変な話だけどPGだけどスモールラインナップの4番でもある。

マーカス・スマート

これでPGが2人になったので第3PGが必要なだけです。3人目でも腐らないけど、試合に出たらハードにプレーするってかなり難しいミッションです。大体、トレード要求しちゃうよね。というわけで、もう選ばないわけにはいかない第3PGといえば

TJマッコネル

ハッスルしまくるけど、あくまでもチームファーストなのが非常に魅力的。クセのある選手が揃っていてもマッコネルは揺るがない。熱い男。
SGは実質バトラーとホリデーだし、マッコネル&スマートで出ても問題ないので、有力な控えがいたら揉め事になりそうなので不要です。考えたのはパトリック・ベバリー。でもベバリー自身が大きな役割を求めてロケッツから出て行ったわけだし、5人目のガードにサラリーを使いたくない。

しかし、最近強烈なインパクトを残した若手がいましたね。ディフェンダーとしてベンチの端っこに座らせても問題なく、登場するやMVPを止めた男

ブルース・ブラウン

用事がないときは下部リーグにでも出場しておいて貰いましょう。オフェンスのハイライトとか不要なんだけどな。

◉ウイング(アウトサイド)

ウイングを選ぶわけですがガードがシューター系じゃないので、3Pを打てることは必須。まぁ打てない選手を探す方が難しい。SGがバトラーのみなので、得点の取れるタイプでSGでも構わないウイングから決めます。

ボバン・ボグダノビッチ

まずは決まっていたシューター系ウイングのペイサーズのボグダノビッチ。イメージにないかもしれませんが、結構なフィジカルファイターでレブロンとの対決とかバッチバチでした。そして頻繁に吠える。ユーロ系の感覚とは違って、熱いタイプなので闘志溢れるんだ。
それでいてクレバーというか、切り替えの速さがあって、次のプレーを予測することが出来る。スマートのSFバージョンって感じかもしれません。

もう1人シューターを追加したいのですが、ハードワークのネッツからジョー・ハリスを選びましょう。こっちはクレイ・トンプソンタイプで寡黙だけど、熱いタイプ。ただ、フィジカルディフェンスをしまくるし、リバウンドなんかにもしっかりと絡みます。

ジョー・ハリス

もう1人はバランスの良い選手の方がよさそうなので、マジックから

ジョナサン・シモンズ

こちらも熱く古巣スパーズ戦で燃えまくったりしてね。ただ、バトラーと揉めそうな匂いがするんだよな。そういうのも大切なポイント。闘志溢れても自己中心的なタイプを集めると問題が発生するだけです。その意味でサンダーはバランス良く出来ているよ。

シモンズはPG的に振る舞うこともあるので、スマートの代役でバトラー・ホリデーと同時にプレーすることも出来ます。3人のSFを用意しましたが、SG代役もある中でプレーシェアすることになります。それくらいで丁度良い選手達。

◉ウイング(インサイド)

まず1人目は定番中の定番になった方から

PJタッカー

リーグで最も多くのコーナー3Pを決めているらしい。ゴツゴツの小さなビッグマンはプレーオフで鮮烈な印象を残しています。ロールプレイヤーなのに大舞台に強いという便利な存在

さて、ここで当然ドレイモンド・グリーンという話になるわけですが、管理人は信用していません。おそらくトラブルメイカーになるだろうという意味で。ウォーリアーズの面々は受け流してくれるから成立しているだけで、闘志溢れる選手って「言葉より態度で示せ」の方が多いイメージ。

加えてサラリーの問題もあるのでグリーンは却下。となれば、現在それ以上の評価を得始めているホーネッツのマイケル・キッド・ギルクイストになります。しかし、こちらは13Mと微妙なサラリー。サラリーキャップなんて細かく計算はしないけど、SF3人で24Mなので、タッカーに加えて13Mは払えない。

そこでサラリー1/10の選手をマブスから連れてきましょう。

ドリアン・フィニー・スミス

あー、でも闘志溢れるってのは違うかな。違うかもしれないけど、ハードワークと献身的に動き回るのは間違いないので採用。マブスが好調なのはフィニー・スミスのディフェンス力だとさえ考えているので、エースキラーとしてもヘルプディフェンダーとしても活躍して欲しい。

ロイス・オニール

昨シーズンほどは良くないオニール。つまり3番目ってことだ。フィニースミスと競い合って下さい。どちらもサラリーが安いから使いやすい。
サマーリーグでは先輩風を吹かせながら、ドノバン・ミッチェルと2人で叱咤激励を繰り返していました。もちろんロスターにははいっていないのに、ベンチに入っていた。闘志溢れる以上に調子溢れるタイプかもね。

◉ビッグマン

ビッグマンの熱いタイプってファールが多いの嫌だし、サラリーが高いのはもっと嫌だし。フィジカルファイターが多いチームなのでスモールラインナップでも問題ないのですが、やっぱり本職のセンターは欲しくなります。もちろんアダムスを選びたいですが、サンダーからは選べない。

まず初めに来るのは闘志が溢れ出ているモンテロズ・ハレル。速攻に走りまくり、エネルギッシュにブロックし、吠えまくるハレルは素晴らしい。ただ、そうなるとしっかりとしたビッグマンを加えておく必要があります。高さで簡単に負けてはいけない。だけど、しっかりと速攻にも参加するセンター。

マイルズ・プラムリー

ナゲッツはミルサップを選びたかったけど、ケガだしサラリー高いし。プラムリーも高いけど、1人くらいは必要さ。プレータイムが長くないこともあって、素晴らしく動き回っているけど、本当は頑強なファイタータイプ。アダムスに近いのはプラムリーって感じです。ゼラーも悪くないけど強さが違う。ロペスはそこまで走れない。3人とも兄弟NBAプレイヤー。

モンテロズ・ハレル

プラムリーがスターターでハレルがベンチスタートです。試合の最後に出ているのはハレルというパターン。しかし、ビッグマンはもう1人欲しいね。PF専任がタッカーしかいないこともあるので、センターでもPFでも良さげなタイプ。

バム・アデバヨ

最近お気に入りになっているモンスターアデバヨ。ボール運びとかもやるんだ。ミドルも決めるようになってきて、結構な器用さを見せ始めていますが、本質はエネルギー溢れるモンスター。ハレルとアデバヨをコンビで使ってみたい衝動に勝てませんでした。

◉まとめ

まとめるとこんなメンバー。ポジション万能系が多いのが管理人らしさ。

PGらしきポジション】

ホリデー 26M
スマート 11M
マッコネル 2M

【アウトサイドメインのウイング】

バトラー 20M
ジョナサン・シモンズ 6M
ブルース・ブラウン 1M

ジョー・ハリス 8M
ボバン・ボグダノビッチ 10M 

ウイング】

フィニー・スミス 1M
オニール 1M
タッカー 8M
アデバヨ 3M

センター】

プラムリー 13M
ハレル 6M

シクサーズだけ2人選出されていますが、バトラーはウルブズでの出来事から選んだようなものなので。これで合計116Mとまぁそんなものか。

重要視しているのはチームバランスだし、闘志溢れるけど、それが味方を助けるようなプレーを好む選手達。なかなか面白いメンバーになった気がするけど、タッカーとかオニールが「ありがち」って感じだし、今シーズンの活躍度からきてないから面白くない気もするな。

そして優勝できるかと言われるとムリっぽいな。3Pを高確率で決めるシューターにFG%の高いビッグマンでEFGを向上させる狙いはしっかりと出来ていますが、そこにパスを出してくれるかどうか。ちょっとウエストブルックが欲しくなるのも事実だ。サンダーは良く出来ているのか、ウエストブルックで何とかするために出来ているのか。

まぁこんな事を真剣に考え続けた時間がちょっと勿体なかったな。ちゃんとしたテーマを考えれば良かったと後悔したのでした。

2WAY契約はアロンゾ・トリアーとレイカーズにいたジョナサン・ウィリアムズでお願いします。


闘志のあるやつ集まれ” への16件のフィードバック

  1. ロスターは決まったらHCは誰がいいですかね?

    いつも冷静で顔は怖いけど、選手への激励が熱くいいプレーをすると自らハイタッチしにいくアトキンソンもグッときます
    味方を助けるようなプレーを好む選手達と戦術的にも相性良さそう。ってこれBKNでいいですね

    1. それはむしろ「ネッツは誰を加えるべきか」というテーマに変更されます。
      デュラントかムサかクルッツで。

  2. 少なくともこのメンバーなら
    バトラーが若手の姿勢を理由に移籍希望する事は無さそうな気がします!笑
    あとはHCですが
    そこだけは是非ドノバンにしてもらいたいですが
    やはりサンダーからは無しですかね笑
    というか
    ブルズフロントの言い訳は
    このように闘志さえあるのであれば
    逆にホイバーグでも勝てる
    という意味なんでしょうか?笑

    1. というか、ドノバンにはサンダーのHCとして、このチームと戦って貰わないと。

      このメンバーがホイバーグ流でプレー出来ないのは既にバトラーが証明済みのような・・・。

  3. ボイレンって優勝候補だった頃のペイサーズとスパーズでACやっているので、実績だ見ると結構期待したくなるんですけどね。
    そんなに精神論丸出しの昔気質な人間ならアレですが。。。

    1. ブルズファンじゃなくても注目されていたACみたいですが、一瞬で評価を落としましたね。
      戦術系でAC向きだった、と評価して上げたくてもホイバーク下での惨状から、そういう評価も出来ないですし、ペイサーズとスパーズが単純に優れていたってことかな。

  4. 熱いヘッドコーチと言えば、ジェフ・バンガンディ1択です。
    乱闘でモーニングの足にしがみついて味方選手を守る、そんな熱いヘッドコーチは他にいますか・・?

    1. バスケは乱闘にならないためにコーチ陣だけベンチから出て良いルールなのに、相手を止めてどうする 笑

      Bリーグで乱闘退場が発生したときに、野球ファンが「乱闘なのにチームメイトを守るために戦いに出てこないのはおかしい」と意見していて、殴り合いをなくすよりも、殴り合いから守る、という前提なのがウケましたが。

    1. それはいれたかったのですが、ハレルを加えるのが大前提だったので、サイズとフィジカルで上回る選手が欲しかった。パウエルだとハレルと似た感じなんですよね。

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