パワーランキング 12/12

かなり入れ替わったよ。こんなシーズンは珍しいのではないか!?
あとジム・ボイレンのファンは読まないで下さい。今回はボイレンネタで溢れています。

パワーランキングを作ってみましょう。第3回です。トレードもあったし、突然の上昇チームもあるし、予想通り落ちてきたチームもあるし。ここまで観た試合の印象度でのランキングです。

管理人目線のパワーランキングは次の特徴があります。

・順位と連動するものではない

・長期のケガ人はいないものと考える

・成熟度が高いチームが上位に行きやすい

順位と連動していないというクレームは一切受け付けません。多少、わかりやすくするため「トップチーム」「上位チーム」「プレーオフチーム」「進化中チーム」くらいに分けていましたが、3回目なので無視していきます。
「up」は前回よりも良くなったチーム、「down」は悪くなったチーム。順位の変動ではなくチームの総合力の変動。

そして出来るだけ順位は弄った方が面白いという、その時々に観た試合での印象度で揺らぐよ。順位を気にしちゃうと面白くなくなるからしない。

◉トップチーム

1位 ラプターズ

トップはラプターズのみになりました。唯一の安定企業にして、ケガ人が少ないことがその理由です。時にラウリーやレナードが休んでも、片方だけなら問題なし。最近はネッツとバックス、そしてナゲッツに負けて勝率は落としましたが、内容の安定度は抜群です。
課題と言えば、レナードがクラッチ決めても負けちゃうことかな。それは、ディフェンスが課題なのか、そのオフェンスパターンが読まれているのか。ネッツ戦は完全に読まれていたよ。もうしばらく観なくても良いのですが、好調なチームを推し量りたい時にはラプターズ戦を選びたい。

◉強豪チーム

2位 ナゲッツ UP

ディフェンスの強さとベンチまで含めて戦えるチーム構成になったことで、相手に合わせて少し形を変えながら対応する柔軟な強さを持ち始めました。オフェンスは結局、伸びてきていないのですが、守れるから対応出来ているのが好印象。いろんな勝ち方が出来るというのは勝率をあげてくれます。
ただし、ミルサップとゲーリー・ハリスが約1ヶ月離脱するので、次回は10ランクくらい下げているはずです。この1ヶ月の良さが段々と失われていく予想。ヨキッチのチームと思わせて、そうとも限らないのが好調の要因で、キーになっていた2人だけにどうなるかね。

ディフェンスの要がケガして補強したのがニック・ヤングって何?ヒューステスの方が良いじゃん。そして度々軽いディフェンスするマレーは『後半は3分のプレータイムで十分』だな。

3位 サンダー UP

主力こそ揃っているものの、結構なケガ人だらけだったサンダーですが、順調に勝ち星を伸ばしてきました。ブルズに負けたから順調ではないか。
強力なディフェンスを武器に、オフェンスもマシになってきたような、でもシュートは決まらないような。今シーズンは各チームは守らないといけない事を象徴しているような存在。でもオフェンス改善しないと落ちていくでしょうね。
サンダーにはシャレにならない課題があって、主力のプレータイム長すぎだし、セカンドユニットが未だにどうにもならない。これで2年目なのにね。

ターンオーバーが減ったと褒めたら、10ターンオーバーしやがったラスさんには『試合後にお説教』しなければいけません。

4位 シクサーズ UP

バトラーの加入で・・・よりもフルツの離脱で良くなったオフェンス。それだけなら4位は高すぎるのですが、バトラーによる劇的勝利が増えた事で印象度以上の強さを手に入れています。
ビッグ3は噛み合わないけど、それぞれが他の選手と噛み合っているのが面白いチーム。エンビートとバトラーを分けて起用する発想はちょっとなかったね。バトラーの獲得に明確なビジョンがあったことが良い結果に繋がっています。

エンビートの記事を書けるかどうか見定めていたのですが、バトラー加入でエンビートは困っているらしい。それはそれで話題になるのか。1つ書いてみるか。なかなか面白そうな対戦とタイミングが合わず、あまり観てない。ベン・シモンズのために観まくっていた1年前が懐かしい。

5位 バックス DOWN

バックスの場合は強さ的には少し落ちてきました。いろいろとバレてきたってことで対策が進んできたわけです。それをアンテトクンポが何とかするってのが設計ですが、何気にロペスが何とかするのが面白いところ。ロペスが12本の3P全て外したサンズ戦とか、そりゃそうだ。

ホーネッツは「もうバックスは見切ったぜ」と言いたげな勝ち方をしており、苦しくなりそうな所にジョージ・ヒルを補強するグッドムーブ。1巡目指名権はサービスしすぎだけどね。ブレッドソーはあくまでもアタッカーで、ブログトンが多様性をもたらしているだけに、ヒルで更に安定させる目的です。
ヘルプディフェンスが良いヒルのディフェンス面は計算出来ますが、オフェンスはこれまで経験してこなかった3Pスペーシング命のチームなのでどうなるのか楽しみ。レブロンキャブスではちょっと失敗気味だったからな。

6位 クリッパーズ UP

首位争いのチームなので、ちょっとサービスって感じかな。やっぱりベンチが強いと勝てるというのが流行系。ディフェンスのペイサーズとオフェンスのクリッパーズだな。途切れないアタック力にベバリーとブラッドリーを揃えたガードの組み合わせも面白いよね。
しかし、首位にまであげた理由はSGAの成長抜きには語れない。普通に試合を観ていたらルーキーだとは気がつかないと思う。3Pを駆使しないオフェンスチームという珍しい存在です。

月間MVPに選ばれたトバイアス・ハリスを書いたけど、もうちょっとチームに寄せて書きたかったな。ガリナリがこんなに活躍するとはね。ハレルをみていると、必要なのは闘志だよ、闘志。

7位 マブス UP&UP

いやー、ビックリしたけど強いぜマブス。その強さは以前に触れたとおり、ここもスターターじゃなくてベンチメンバーが良いんだよね。そう言っていたらドンチッチが勝負強さを発揮してしまった。チームが非常に良い方向に回転しています。
前回は7位にキングスがいたけど、一気に上がってくるチームがいるウエストの状況は、些細な事で連勝に繋がるという証拠です。バックスがウエストにいたら5割切っていたかも。

ただマブスの強さってちょっと読みにくいんだよね。ベンチメンバーの優位性とディフェンス力で勝っているので、その意味では流行系。でもそれ狙っていないだろ。

8位 レイカーズ UP

この1ヶ月が10勝4敗なのに、レーティングが+3.6しかないレイカーズ。つまりキングってことです。だから8位なんだけど8位というほど強くはない。強くはないけど勝てるようになってきた。それも開幕当初よりもレブロンが好き勝手やっている印象で、オフェンスをどうするのか、ディフェンスをどうするのか決め事が足りないってのはファンが思うとおりじゃないかな。

一方でロンゾとクズマは非常に良い。イングラム離脱したら尚良い。クズマはすっかりセカンドエースになっているし、それ以上にロンゾがフィットしてきたのはビックリ。レブロンに頼らない若手2人になってきたのが、好成績に繋がっています。あと、ディフェンスの方が形が決まってきたね。だからKCPをアリーザにしたいってのは理解出来る。ペリメーターが個人任せだから、なんとかしようぜってことだ。
まだまだ若いチームに必要なのは『猛練習と試合直後の叱責』だからな。ウェルトンは毎試合後に遅くまで残業があるんだろうな。

以上が強豪チームまで。強豪って何だって感じですが、「負けた試合の方が珍しい」と感じるようになったチームのことです。
「今日負けているじゃん、どれどれ」とスタッツを確認したくなるのが強豪チームってことで、ここから先は負けても特に気にしなかったチームになります。

◉上位チーム

9位 ウォーリアーズ DOWN

ケガ人が多すぎた1ヶ月間でした。デュラント&トンプソンだけでよくぞしのぎぎったと言うくらいの出来。2人でチームの60%くらいのアテンプト数だったけど、カリーが戻ってきたら3人でチームの75%くらいの得点数になったのがウケる。主役を生かす形のチーム作りなので致し方ないと思います。
まぁ戻ってきたので、次回はラプターズと首位争いをしているはず。センターが足りなくなったのですが、遂にカズンズもGリーグに出場するとか。カズンズとマッチアップするのは果たして誰になるのか。ハッスル戦は組まれてないのかな?

10位 セルティックス UP

実は殆ど観ていなかったセルティックス。なんだかんだ調整してから観れば十分かなと思っていましたが、かなり安定してきた様子。試行錯誤の末、ヘイワードを諦めたこと、ブラウンがケガしてくれたこと、テイタムをロールプレイヤーに納めたこと、こんな感じで整理してきたのだから、豪華メンバーって楽じゃないね。
最近は非常に安定した勝ち方が出来るようになってきました。それが優勝できるほどの改革になっているかというと苦しい。目指すところがシーズンの好成績ではないので、もう1つ2つの波乱が必要だと思います。

あとでここまでの流れを確認してみよう。

11位 ペイサーズ

オラディポのいたペイサーズは9勝6敗。オラディポのいないペイサーズは8勝4敗。遂にオラディポを上回り始めたペイサーズ。相変わらずの拙いオフェンスながら試合への集中力が高まってきた感じがします。高いディフェンス力とお得意の速攻が絡み合う良さとベンチメンバーの強さで勝負できています。
オフに凄い身体を作ってきた割には活躍度はアレだったターナーはパイナップルヘアーを辞めてサムライヘアーに。ディフェンス面では輝き始めてきたので、オフェンスが安定するかどうかを観ていきましょう。

以前にも書いたけど、ペイサーズはこれくらいの勝率で丁度良い。マグダーモットやアーロン・ホリデーなんていう新戦力を適度に起用出来るってのが強みです。トレード市場に参加したら人気でそうな選手ばかり。はやくホイバーグを補強しようぜ。

以上、このブロックは3チームのみ。次のブロックと違うのは昨シーズンから続く信用度って感じですね。それと3チームとも次回は上のランクに絡んでくるはずと信用度。ペイサーズは頑張ろう!

◉プレーオフチーム

12位 グリズリーズ UP

なかなか管理人に上げて貰えないグリズリーズ。内容的にはディフェンスの安定がもたらす自信が漲ってきており、カイル・アンダーソンとテンプルの2人がオフェンス面で目立つようになりました。シュートが決まらなかったコンリーもエースとして躍動できるようになってきて、何よりジェイレン・ジャクソンが素晴らしい。
ってことで、順位を爆上げしようと思っていたのですが、並べてみると12位にしかならなかった。マブスやレイカーズとそんなに違うかというと、同じくらい何だけどね。ウォーリアーズやセルティックスが間に割り込んできたのが悪い。
コンリーとジェイレン・ジャクソンの存在で以前よりも高評価になっていることだけはお伝えしておきます。

やっぱりディフェンスが大切なんだ。闘志を全面に出して戦うディフェンダーこそが重要なんだ。それがスパーズへの道なんだ。

13位 ウルブズ UP

逆にこっちは順位ほどの信用度はない。12位との差は大きいけど、強さ的には似ている。コビントンの加入でディフェンスがグッと安定してきており、ウィギンズも守りやすそうに。サイズが大きいってのは大切です。ロケッツがアリーザ不在で困っているのはチームディフェンスの部分であり、そこを補ってくれるコビントンは大きいね。
しかし、オフェンスは右往左往しすぎ。なまじローズが活躍するから、試合毎に違う形になっているノールールっぷり。ウィギンズが活躍しないってのももちろんダメ。基本ラインは「タウンズの有効利用」であり、タウンズの脅威によってドライブが楽になるはずなのに、全く出来ていません。

マルカネンの役割をタウンズにやらせて、ラヴィーンの役割をウィギンズが担当する。そんな構図を描きたくなるわけですが、そもそも4人がウルブズにいた可能性を考えると頭痛いね。
余談だけど、シボドーはまぁアレなHCじゃないですか。でもボイレンと違って、戦術に問題があるだけで、選手は練習とかはしっかりとこなしているって話だから、逆に評価を上げた気がするよ。厳しい事やっても選手は置き去りになっていないシボドー。ブルズはHCのトレード申し込めば良かったのにね。

14位 ホーネッツ

強さと勝率が一致しないチーム。主にバトラーが悪い。
充実してきているホーネッツ。課題は接戦で異常に弱いことだけで、戦い方が定まってきたし、選手の充実度が非常に高い。自分達はこの戦い方が正しいという自信があるので、劣勢になっても前を向いています。
ただそれでも勝率が上がっていないというのは、選手の質が足りていないと言うことでもあるので、ビールを狙うというのは正しい発想。高額契約がジャマをしていなければ一気にジャンプアップ出来そうだっただけに残念無念

毎回書くけど、本当にマイケル・キッド・ギルクイストは凄いから、是非観て欲しい。闘志溢れるルーズボールへのダイブとか注目しておかないとわからない活躍度だから、MKGに集中して観て欲しい。PGからセンターまで「守れる」選手は増えてきたけど、ポジション関係なく「相手エースをマーク」するのは激レア。

15位 ピストンズ

一気に上がってきたと思ったらシクサーズに連敗してしまった。主にバトラーが悪いかどうかは知らない。
開幕当初の連勝と違ったのはグリフィン無双ではない勝ち方だったこと。それは戦術が浸透してきたことと、ブルース・ブラウンなんて謎の選手がディフェンダーとして登場し大活躍。これでケナードが消えていくのかと思ったら、グリフィンのいなかった昨日はスターターになり、今シーズン初めての二桁得点で、キャリアハイの28点を奪ってしまいました。こうやってベンチメンバーの隅々まで戦力化されていくのはラプターズ流。もといケーシー流。


だから焦ってはいけないピストンズ。順調にチーム作りは進んでいるよ。毎シーズンのように好調と不調と絶不調を繰り返しているだけに、今は絶不調を消すことが大切だし、そのためにはモチベーション高く試合をこなしていくことが大切。

16位 マジック UP

この1ヶ月が7勝8敗なのですが、レイカーズとニックスから2勝ずつ。他にシクサーズやヒートに勝っており、総じてブセヴィッチがアウトサイドに引き出して、チームとして優位に立てる相手だと勝っています。ブセヴィッチシステムが続くマジック
しかし、アイザックが良くなってきたし、バンバもプレータイム貰っているし、たまにゴードンが大爆発するしで、予想以上に良い感じ。10勝予想してゴメンナサイ。
まぁ嫌な感じのチームだよね。対戦相手からすると取りこぼしたくないレベルなんだけど、中身が特徴的なので対策しておかないと抑え込むのが難しい。このチームもベンチからシモンズとロスが登場するのが特徴になっていて、ベンチが強いって大切なことを示しています。

17位 キングス DOWN

フォックス、ヒールド、ボグダノビッチの3人がエース格としてどうしていくのか。開幕から好調だったことで「チームを勝たせる責任感」というか、役割分担がハッキリしてきたのが未だに踏ん張れている理由です。ベンチが強いのが大切といいつつも、エースはもっと大切。フォックスは個人的にMIP最有力です。ラヴィーンよりも上。

もう魔法は切れたのでシャンパートもビエリッツァも50%を超える3Pなんてありませんが、ヒールドは変わらず40%をキープし続け、まさかのフォックスが落ちないってのも重要なところ。ベンチからボグダノビッチで常に2人がコートにいる状況を継続すれば試合を通して軸があるよね。
相変わらずクーファス優先な采配だけはなんとかならないかね。「クーファスで勝率5割をキープしています」って笑えない。ジャイルズで4割に下がっても良いじゃないか。というか4割に下がると誰も思っていないぞ。
高額サラリーのオット・ポーターを狙っている話があるそうで、ウィザーズは早急にまとめるべきだと思います。もちろん狙うはジャイルズと指名権でガマンしておこう。指名権じゃなくバグリー奪ったら胸熱。

18位 ジャズ

勝率はいまいち。強さもいまいち。特にルビオ近辺の怪しさが爆発中。
そこを除けば改善傾向があるのがジャズ。ドノバン・ミッチェルもワガママ度を戻し始め、コーバー大先生が加入すると何故か他の選手まで3Pが決まってしまう好循環も。
とはいえ、勝ちきれないのはやっぱり弱点が明確になっているから。ディフェンスのチームが抑えきれなければ勝てるわけがない。オフェンス力はミッチェル任せなのでサンダーくらい守れないと機能しないよ。

兎にも角にもディフェンスが何とかならないと安定しません。ゴベアーのDPOYには反対だったのですが、やっぱり苦しいよね。昨シーズン同様に1月くらいから勝っていくのかどうか。ミッチェルがケガすると崩壊します。

19位 ロケッツ

浮上するかと思われた昨シーズンの絶対的強者は未だに5割をウロチョロ。理由は簡単で層が薄すぎて連戦に耐えられない。でも、今シーズンの課題は層を厚くすることだったはず。「カーメロが問題ではない」としたように、クリス・ポールがダメだし、新加入が殆ど働いていない。働いているのは若手ばかり。ていうか、カーメロはやっぱり起用すればよいのに。
しかし、さすがにここまで停滞するかね。この10試合のオフェンスレーティングは114でリーグ3位。ハーデンは31点9アシスト、カペラは18点12リバウンド。ゴードンも18点取っている。これで3勝しかしていません。

ちょっとした刺激で変化しそうなのだけどさ。サンズで単なるトレードのコマと化しているアリーザ、クリッパーズで良く分からないことになっているバーアムーテと失ったのは2人だけなのに。今思えばコビントンが欲しかったね。どこかに隠れたコビントンがいないか探してみるのも面白いかも。ホリデー長男とか指名権1つでとれそうじゃないか。闘志があるタイプをトレードの対価に・・・誰だ、カーメロではないかな。

20位 スパーズ DOWN

こちらも守れないのが大問題のチーム。その理由が何であるかは結構難しいよね。ベリネリ、バータンズと契約していった頃に不思議で仕方なかったけど、やっぱりディフェンス出来ない選手が多いと苦しいね。
オルドリッジの謎の低迷とか、今シーズンもケガ人が多すぎるチーム全体の問題とか、何気にレナードが出て行ったのは正解なのかも。デローザンは元気にやれているので、お互いにとって良かったのかもしれませんが、チーム状況は対照的だね。

良い試合をしたところで、根本の問題に手をつけないと浮上するのは難しいぞ。ディフェンス力の基本は闘志なんだ!それが足りないのだから負けた後は腕立て500回だ!(絶対そんなことしていないだろうけど)

21位 ペリカンズ DOWN

並び順的にはこれくらい。でも21位と言われると驚いてしまいます。8位と大差ない21位って凄いな。
「ホリデーとADのどちらかがいなくなっただけで崩壊しそう」という予想だったのですが、まさかミロティッチが不調になるだけで苦しむとは予想外。昨シーズンほどベンチメンバーが噛み合っていないのも気になります。きっかけ1つで10連勝くらいしそうだけど、現状ではスパーズよりも苦しい。
試合終盤になるとホリデーの働きっぷりは凄まじいのですが、最近はその前に疲弊してしまっている感じ。まずはここをどうにかしないといけない。ここ12試合だと20点オーバーが3人いて、ムーアとミロティッチも二桁得点。ホリデーが8.3アシストでフレイジャーも7.3アシストしているのに、成績は4勝8敗なんだ。

まったく試合終盤までスタミナがもたないなんて情けないぞランドル。毎日3時間のドリル練習が必要だな。

22位 ブレイザーズ DOWN&DOWN

爆落ちしているのがブレイザーズ。開幕時に「レイカーズ苦手になりそう」と思ったら、その通りの展開が待っていました。何が苦しくなったかというと唐突に守れなくなったこと。この10試合のレーティングは114まで下がっています。
加えてやっぱり停滞し始めたベンチメンバーはオフェンスもダメダメでレーティング100すらも夢のような話になってしまっているのでした。だからボールドウィンにしとけって言ったのに。
リラード&マカラムはオフェンスで結果を残しているし、守れるフロントコートなのだけど、全く噛み合っていないぞ。さあどうするテリー・ストッツ。どうみてもインサイドが1人足りないのでした。カーメロか、カーメロなのか。トレバー・ブッカーが良いと思うぞ。

うーん、このラインから落とすチームがないな。ウエストの恐ろしさを存分に感じる4チームになっています。14チームがプレーオフを争うし、安泰っぽいのがウォーリアーズくらいしかないというのは異常な状況だね。かつてはドアマットが数チームある事で勝率が高くなっていたけど、そんなチームがいないから恐ろしい。2位にしているナゲッツが次回は22位なんてことになっても驚く要素はありません。

そしてウエストとイーストを混ぜるのが意味がなさ過ぎる気が。どうしても勝率的にはイーストのチームが良くなってしまうし、チーム状況が好転すると勝てるようになります。でもウエストはそうはならない。次回からわけようかな。

◉下位チーム

23位 ヒート UP

ちょっと落ち着いてきてしまったヒート。モンスターになってきたアデバヨだけでなく、ウィンスローのパフォーマンスの安定やジョーンズが爆発的な運動能力をみせるなど、ここからの巻き返しに期待したくなる要素がある反面、戦い方としては変化がなく、何が改善するのかに悩んでしまいます。
管理人にドラギッチ運がないわけですが、唯一テンポを変えてくれるPGが長時間プレーする様になれば変化も訪れるのかもしれません。ちょっと守り切れない部分も含めて、どんな形の勝機を見出すのか。

でも闘志はあるから問題ないぞ。闘志は何よりも重要なんだ。

24位 ウィザーズ UP

ザ・迷走チームですが、あれ以降は5割くらい勝てるように。そもそも開幕直後に遠征が多かったのも勝率が悪かった理由の1つ。でも、5割ってのも物足りない選手構成です。ウォールも2点なんて試合が出てしまったように、トレードするならお早めに。
少しサラリーカットに成功するトレードが出来たわけですが、ベンチで声を出していたジェイソン・スミスがロッカールームで存在感合ったのかどうかが問われそう。ウォールにはレイカーズが興味を示したとか噂もあるので、決断が問われますが、決断できなから今の状況なんだよね。

そんなわけでリーグで最もクビになっておかしくないHCは残っているのでした。ここは残念ながらクビになったところで誰も驚かないんだけどな。ブライアントとサトランスキーのトーマスコンビが頑張っているし、ビールも良くやっているよ。今必要なのは何なのか。闘志か戦術か。

25位 ネッツ DOWN

こちらは非常に良いチーム。ダメなのはディアンジェロ・ラッセルのレイアップと接戦の弱さだけ。内容的には今の成績は信じられないくらいだ。まぁ主役をドラフトで得られない中で、ここまでのし上がってきたのだからウィザーズと並んでいるだけで凄いのだけど。
どこかで一気に連勝してくれないかなーと願っています。ラベートが戻る前に勝っておきたいぞ。

26位 ニックス UP

段違いに良くなってきたけど、主役不足というか主役が決まっていないことで試合の中で迷走してしまうのがニックス。開幕から順番にチャンスを与えていったことで多くの選手が芽を出してきています。だからといって、合計値にしてチーム力になるにはまだ時間と経験が必要。
戦力として期待できる12人の選手がいて、伸びそうな若手がいて、でも他のチームでスターターに慣れるレベルの選手はいない。ある意味層の厚さで戦っています。
ニックスにも焦る理由は何もないし、しっかりと魅力あるチームのカルチャーを作っていくのが最優先。少なくともフィル・ジャクソンの時代よりは遙かに良い印象だし、中途半端に結果を求められていたホーナセックよりも楽にコーチング出来ているね。

27位 キャブス UP

いろいろあったけど、いろいろあったことが良い方向に回っているから不思議なものだ。前HCがアレなのはみんな知っていたしな。トレードの動きも活発になってきて、指名権を集めることに成功しています。立て直しのプランが進むわけですが、セクストンが実に微妙な大活躍をしています。褒め称えるほどではないけど成績が残っている感じね。やっぱり闘志と成長だな。
クラークソンなんかも絶妙にたまに大爆発するから、まぁチームとしてはこれで良いのかな。正直、試合を観たいとは思わないのですが、たまに観ると、やっぱり次回を観たいと思えないのでした。何とも言えないチームだ。

28位 ホークス UP

キャブスと違ってホークスは試合を観たいと思わせてくれるんだ。相変わらずな成績だけど、面白そうな要素がいっぱいあって良いよね。
得点23位ながらアシストは10位。FG成功率25位、3Pに至っては遂にサンダーを抜いて最下位に転落しました。これでアシスト10位なんだから凄いよね。失点も最下位です。典型的な勝てないチームにして、ボールムーブをして若手を伸ばそうとしているのがよくわかります。
開幕から休んでいたジョン・コリンズが復帰すると18点、FG62%、8.3リバウンドと活躍中。やっぱりコリンズの魔力は偉大だし、チームは勝てないし。しかし、これで1位指名権手に入れたらザイオン取ってコリンズはトレードかな?

29位 サンズ DOWN

ザ・期待外れHCのココスコフ。遂にはブッカーとエイトンが口論になったとか。それ以上にまたも野戦病院になっています。どうしようもないぜ。
最大の問題は規律を失ってきたこと。ずっと自分達のバスケを表現するために、頑張ってきたはずが、最近はメチャクチャ。勝てないからってこんな状態になるのは異常事態です。だからココスコフの手腕への疑問が高まるのでした。選手個人に対しては、そこまで不満はなく闘志を持って戦おうとしているけど、戦術がなにもともなっていないんだ。
ライアン・アンダーソンとベンダーを揃えて、両方ベンチとかチームプランがズタボロ。PGにジャマール・クロフォード置いちゃって、育てる気すらない。

30位 ブルズ DOWN

ここはサンズの指定席にするはずが上回ってきたのがブルズ。チーム史上最悪の得失点差を喫するなど崩壊間近になっています。「さようならホイバーグ」で書いたように、かなり胡散臭かったHC交代劇は加速度的に酷さが表に出てきました。ねっ、異常だったでしょ。

ここまで読んで頂いてわかるように、最近は「ボイレン」で検索するのがお気に入り。笑える話ばかりだ。一応書いておくと「闘志」だとか「罰ゲーム」だとか「懲罰交代」「猛練習」とかは全てボイレンが3試合の中でやらかしまくっている事です。ネタにしただけ。

風評被害にあっているのはスパーズとポポビッチ。

Q.「お前らはスパーズになりたくないのか」

A.「お前がポポビッチじゃないのにスパーズになれるわけないだろ」
A.「オレ達は別にスパーズを目指していないけど」

そりゃそうだ。甲子園に出たピッチャーが「お前はイチローになりたくないのか」と言われても困るよね。ポジション違うわけだし。「優勝したくないのか」といえば問題ないのに、なんでスパーズなのか。

取り敢えず、問題起こしたボイレンは外周30周走ってこい。

うーん、こんなに難しくなるとは思わなかった今シーズン。

「いろいろと変動がありそうだからパワーランキングにしたら順位表とは違う楽しみがあるかも」

という考えから始めたのですが、そんなレベルじゃなく変動してしまいます。厄介なのは「ペリカンズとマブスのレベルに違いはあるのか」と言われたら全くない。でも順位にしないといけないわけで。ちょっと書きにくいったらありゃしない。だから反論コメントも気にしないで書いて頂いて結構です。

縦軸に強さ、横軸に好不調みたいな表の方が面白そうですが、ウエストは10チームくらいが団子になるから意味ないかな。

◉次回予想

動きがありそうなチームだけ書いていきましょう。

【上がりそうなチーム】

ウォーリアーズ
ブレイザーズ

セルティックス
ペイサーズ
ピストンズ
ネッツ

ちょっとウエストは分からないね。ブレイザーズは今が悪すぎるだけだし。注目したいのはペリカンズとウルブズかな。ペリカンズはケガ人が少ないので、バランスがとれれば回復する要素があります。ウルブズの方はオフェンスがどうしようもないのですが、タウンズが決めまくってくれるので、そこにフォーカスするくらい結果がついてくれば、オフェンスも少しは形が決まってくるはず。でも、結果が出にくいんだよね。

【下がりそうなチーム】

クリッパーズ
ナゲッツ

シクサーズ
マジック

ウエストの2チームはここまでが上出来だったという面が大きく、ナゲッツは特にケガ人がね。イーストの2チームは無理矢理出した感じだな。シクサーズはいくらなんでも上手く行きすぎでしょ。そんなに接戦に勝てるのなら、何処のチームも苦労しない。マジックは強引に落としているだけ。マジックが落ちるのではなく相対的に低下しそうっていうだけです。

そろそろオールスター投票もスターとかな。いくつか書くネタがあるのですが、寒すぎて手が震えてタイピングが進まないし、何より布団の中に駆け込んでしまう衝動に負けています。

パワーランキング 12/12” への27件のフィードバック

  1. セルティックスはカイリーホーフォードベインズ、ついでにヤブセレ抜きでペリカンズとかどうすんだって思ったらロバートくんの頑張りとモリスの爆発で勝っちゃいました。
    層が厚いのか活用ができてないのか。
    そしてセカンドユニットで楽しそうなブラウン、モリスとテイタムが両立できるならこれでいいのか?
    闘志に溢れた相手を56点差で破れたのはいいことだと思います。

    1. ペリカンズ負けるなよ、って感じでしたが。
      モリスは調子よいから厄介ですね。褒めていますが、テイタムを諦めるわけにはいかないし。

      セルティックスのアシストにより、ホイバーグ支持派としては内乱ぽいHC交代劇だったというのが、世間一般に伝わりやすくなって非常にありがたかったです。

  2. ヒュースティスは、トレーニングキャンプでJones骨折をしたとのことで、まだGリーグの試合にも出場できていません。健康ならどこかに呼ばれていてもおかしくないと思いますね。

    1. あーそうなんですね。スパーズ自体がディフェンダーに困っているのだから、ヒューステスにしておけばと思ったのですが、ケガしてたのか。

  3. ウルブズはシボドーをブルズにトレードしてホイバーグを貰えば良かったですねw

    1. ブルズもホイバーグをシボドーにしておけば良かったのです。闘志溢れるけど、こんな問題は起こさないよ。

  4. 一方MKGのスキルセットと闘志を見たボレゴは、PT管理して役割を明確にしファウルアウトを気にせずいつでも全力でプレイできる環境作りをしたのであった

    闘志とかそんなあやふやなもの、扱う側の適材適所というお話なのであった

    1. 闘志というあやふやなものに、自分の能力不足を押し付けている様にしか思えない。

      ホーネッツも「スパーズになりたくないのか」って言われてるのかなー。そんなわけないだろってなー。

  5. 厚かましくて申し訳ないですが、ランキングを書くときに最下位から書いてくださると嬉しいです。その方が読んでてワクワクするので

  6. ナゲッツファンです。2位ランクに反論笑
    というのは冗談ですが、ここまで調子が良いのはバートン離脱でスタメン入りしたクレイグやワンチョが、余計な事せずスペーシングとOFRしてくれる事、ミルサップが「OF止めるけどまぁいいか」くらいのシュート確率で1on1してくれる事で、カウンターを喰らうのが減ったからかと。ヨキッチも地味にシュートチェック頑張ってます。
    怪我人出てますが6割くらいで乗り切って、西部戦線突破して欲しいです。ライルズ目覚めろ!

    1. 本当にそれで、バートンがスターターだったら、こんなにディフェンスに傾倒するチームにならないでしょうね。
      ディフェンスが良いから、ミルサップの効率の悪いプレーでも十分に戦えます。それがリスクの多いプレーを減らしてくれています。

      エルナンゴメスやクレイグがいるとヨキッチのフォローしてくれるので、バランスがよくなりましたね。
      ライルズは昨シーズンがウソのようだ。

  7. 西がこれだけ混戦だと順位争いで疲弊してプレイオフで怪我人続出みたいなことになりそうで怖いです

    1. ケガ人が出たチームはプレーオフに進めず、プレーオフに進んだチームはケガ人で困るか。笑えないけど、ラプターズのチャンスが広がるか。

  8. ホーネッツとキングスは中々面白いですね。
    開幕戦のケンバの男泣きに興味を引かれてからたまに見始めて、ブリッジスやラム、MKGに楽しませてもらってます。モンクもっと上がってこい!
    キングスはおっしゃる通りフォックスがいいですね、もしかすると2年目組の中では一番いいのでは?バグリー&ジャイルズももっと見てみたい。
    ラプターズvsクリッパーズのベンチメンバー充実チーム対決はラプターズの圧勝だったので、ケガ人戻ってきたGSW相手にどうなるか。ラウリーが復調気配なので明日が楽しみです。

    1. フォックスはシュートが決まらないのがネックだったはずが、今ではモンクよりも決まっているってのが。PGとシューターコンビだったのに、置いてかれるモンク。

      ラウリーは試合の序盤にシュートが決まらないと、ずーっと不調のイメージが。

  9. ジャズは一番の問題だったアウトサイドの解決策にコーバー先生っていうのが分かりやすくて笑っちゃいました。

    ルビオは周りに賢い選手が多い分、賢いだけでは意味が無いというか、むしろチームプレーの中で程よくイレギュラーさを出して欲しいです。じゃないとディフェンスとシュート不足の逆3&Dになってるんで、も少しワガママになってもいい気がしてるのですが性格ですかね。

    1. ルビオが北京オリンピックの決勝に登場したときは衝撃でしたが、独特のリズムが失われて普通のPGになっていますよね。それでも判断力やパス能力でスターターとしてやれるわけですが、勝てるチームとしては物足りない。確かにもう少し、ワガママなゲームメイクしても良いのかも。

  10. ラプターズはクラッチに弱いというかレナードがきっちり決めきっていても他の部分で負けているのが本当に気になります。
    イバカの詰めだったり。急にカッティングができなくなるのは何故なんだろうか…

    1. イバカ最大の懸念事項ですね。動けるしシュート決まるし、高さもあるけど、終盤のプレーがね。
      シアカム1人にしてアヌノビーパターンにしないかなーと思っているのですが。プレーオフでも終盤に活躍しましたし。

      1. そうやって思ってたらイバカ
        GSW戦ではノリノリで手のひらクルクルしちゃいます。
        今日のGSW戦のダニグリの動きといいお前らレナードいる時ちゃんとしろよって思います。

        1. 接戦にならなければ大丈夫!

          レナードいるときって、1ON1させすぎなのかな。

  11. ORLのランクが上がるのは嬉しいですが、発展途上のチームとしては今季で契約切れるブセビッチがエースはってるのが気になります…
    近年のドラフト指名の傾向から再契約は無いと思ってたのですが、果たしてどう動くのか、動かないのか。

    1. マジックが1番良い条件を提示して再契約な気がしますね。今のサラリーで売れるならトレードしちゃうでしょうし。

      マジックは次回落ちる予想なので。

  12. 今シーズンはロンド抜けて苦戦しそうだと予想して、たまたま開幕から確変連勝してしまったのでつい期待してしまったら、そこから貯金を使い果たすとはね。
    ファンからしてもよくわからないチームです。
    やはり、デイビスホリデーに依存し過ぎが相変わらず不安で仕方ないです。今は何とか貯金ゼロで踏ん張って、ペイトン帰ってきて連勝期待したいです。
    あと余談ですが、バトラー取れてたらなー(記事では一位指名権を渋ったみたいらしいですが・・・まあしょうがないですね)

    1. ホリデー依存の方はロンドとペイトンの件もあるのですが、ADについてはミロティッチとランドル獲得しながらなので、苦しいですね。オカフォーとか、やっぱり消えているし。

      ペリカンズもまたディフェンダーが足りないのかな。ベンチメンバーもそんなに悪くなかったはずだけど、シュート決まらないと空気が悪くなり過ぎていて。

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