2018/12/06 バックスvsピストンズ

ピストンズが勝つと負け試合数で並びます。

開幕から快調に走ってきたバックス。しかし、気がつけばシクサーズとピストンズの足音が。本日はミドルトン不在でスネルがスターターです。

 

◉グリフィンvsヤニス

よく見るとお互いにフィジカルモンスター中心のチームであり、その2人が直接マッチアップしています。早々に違いが出たのが走力。走るアンテトクンポからブログトンやスネルが決めて9-0のランに。数的同数なら速攻が成立してしまうアンテトクンポ。早々にタイムアウトのピストンズ。

グリフィンがドライブからドラモンドへのアシスト、さらに自ら3Pを決めて追いかけます。そして少しずつ差が出てきたのは3Pに頼るバックスオフェンスがシュートを決められないこと。そんな時はアンテトクンポだけどグリフィンが止めるし、フォローも来るし。本当はロペスがアウトサイドに引き出してくれるから、もう1人くらいカットプレーしてインサイドで頑張れる選手が欲しいね。カナートンなんだけどさ。

そんなわけで走らないと得点にならない様子のバックス。ピストンズがしっかりと追い上げていった所で、アンテトクンポをベンチに下げます。

 

いなくなった瞬間にドライブレイアップのグリフィン。楽になった感じがありありと。お互いに相手がコートにいない時間がキーになりそう。一方でいなくなったことでブレッドソーのドライブが効果的になります。ミドルトンもいないから自分が中心という意識と、それ以上にイシュ・スミス相手なので軽くなったからかも。見事な速攻も決めてリードを取り戻します。

バックスはソン・メイカーとロペスを並べていて、グリフィン・ドラモンド対策です。これがインサイドの高さでドラモンドを止める事に。ドラモンドはサイズがないのででかい相手が苦手。グリフィンもショートフックを外し、そこからまたもブレッドソーが見事なスピンムーブ。

やっぱりアンテトクンポがいるとバランスが悪いことがあるバックス。いないとカットプレーもよく出てくるしね。ミドルトンがいないこともあってむやみに3P打つこともなくなり、普通のチームになっています。

 

でも残り2分きってもう一度アンテトクンポが戻ってくるとスタンリー・ジョンソンを吹っ飛ばしてダンク。そう、グリフィンがいなくなったんだ。いなくなったらノーセンターにしているバックス。ドラモンドはアンテトクンポが守り、でもドラモンドにはアンテトクンポを守れないから、オフェンスでの優位性を作り上げようとしています。これが大成功して30-21と9点リードのバックスでした。

うーん、お見事って感じ。グリフィンとドラモンドがいると走って、常に2人のビッグマンを用意して対抗しておく。ドラモンドのみになると逆にスモールにして守りにくくしました。それが可能になっているのはアンテトクンポの存在なので、やっぱりいた方が良いです。

 

◉守るエース

好調からか強気なピストンズはビッグマンをパチュリアだけにします。どうせ引き出されるなら一緒か。スタンリーが頑張れよと。ケナードがステップインで決めるけど、ディヴィチェンゾがコーナー3Pで返し、ブログトンはカッティングレイアップ。しかし微妙だけどパチュリアがアンテトクンポからテイクチャージでベンチに下げさせます。

それよりオフェンスが決まらないピストンズ。好調なチームとは思えない拙いオフェンスとシュート。ケナードはもう少し頑張れよ。10点差でグリフィンを戻します。

ゾーンで守るバックス。真ん中をソン・メイカーの高さで解決し、これでグリフィンも怖くない。ところが今度はシュートが決まらない。グリフィンのドリブルをスティールして速攻にいったディヴィチェンゾだけどアリウープに失敗し、カウンターでレジー・ジャクソンがレイアップ。ディフェンスが効いているのに、オフェンスの失敗で失点してしまうとか苦しい。

 

ロペスを戻してマンツーに戻すバックス。当然の様にソン・メイカーを抜いて行くグリフィンに、ギャロウェイのミドルも決まって少しオフェンスを取り戻し始めるピストンズ。パスアウトからグリフィンの3Pも決まります。ソン・メイカーじゃムリということで、アンテトクンポが戻ってきます。そしてらグリフィンのトラベリング。さらにグリフィンのドリブルをアンテトクンポがスティール。手が届く範囲が広すぎるんだよ。

なんだか合理的なようですが、そうでもないのはバックスの3Pが決まったこと。1Q外れまくっていたからトータルでみればそんなものだけど、ピストンズが反撃していた時間をソン・メイカーの3Pまで決まってリードを保っていました。しかし、バックスは守れるようになったら、今度はオフェンスで凡ミス。

今度はグリフィンのディフェンスがアンテトクンポを阻みます。ドラモンドと囲んだのはファールになったものの、ゴール下で時間をかけさせてミスを誘い出し、さらにテイクチャージでベンチに追い出します。3Pにフックも決めて反撃ムード。

ところがアンテトクンポがいなくなったら、またもブレッドソーがスティールから速攻。そしてキックアウトしてソン・メイカーのコーナー3P。エースを追い出したのに守りにくくなるなんて聞いてないよ。最後にドラモンドがブザービーターのゴール下を押し込んだけど、11点差でバックスリードの前半。

 

前半の構図としてはアンテトクンポとグリフィンはお互いのディフェンスを突破出来ません。ただし、アンテトクンポには速攻があり、グリフィンには3Pがある。

普段はアンテトクンポに頼れば殆どのことが解決することもあり、そんなオフェンスをしているバックスは個人勝負で止められるとプレーが成立していません。ところがいなくなったら、そこを使わないから突破出来てしまうのです。アンテトクンポよりもブレッドソーの方がマッチアップ的に攻めやすいわけだ。

ピストンズはグリフィンが止められたら、走り回るイシュとドラモンドのオフェンスリバウンドが特徴的ですが、ブレッドソーの圧力に押されてか機能しなかったイシュとバックスの高さにチームを救うほどの活躍は出来なかったドラモンド。って感じの前半でした。

エース同士が互角なので、次に重要になるブレッドソーvsドラモンドでブレッドソーが勝ったわけです。

 

◉カルデロン

後半になっても苦しむ両エース。苦しむというか止め合う両エース。ブレッドソーが決めていきバックスがリードを広げます。ピストンズはドラモンドがハイポストでタメを作ってレジーのカッティングレイアップにパスを合わせ決めますが、自分でハンドリングからフックを打つと決まらない。もう一歩が足りないドラモンド。

ちょっと止められていることに腹を立てていたのか、1on1を挑むアンテトクンポがグリフィンを吹っ飛ばしながらのダンク&ワン。勝負を分けそうなワンプレーで21点差となり即タイムアウトのピストンズ

 

レジーとグリフィンの3P、アンテトクンポとブレッドソーのエアボールで少し追い上げるピストンズ。しかしグリフィンのフローターは後ろからきたアンテトクンポがバレーボールスパイク。ちょっと士気が落ちているピストンズは3Q序盤には珍しくカルデロンをコートにいれます。カルデロンのアシストからスタンリーの3P、アンテトクンポのポストアップを横から叩いてマイボールに。

ワンポイントリリーフみたいな起用をされ、結果も残しているカルデロンだけど、ちょっと勿体ないね。欲しがるチームは多そうなのに、実際にはミニマム契約でピストンズの第3PGだからな。これを厄介と感じたのかバックスは4倍サラリーのデラベドバで潰しに行きます。

しかし、カルデロンとグリフィンでシュートチャンスを作っていくピストンズ。この試合ずっとオフェンスが上手く行かないけど、点差が離れたこの時間になってカルデロンにより組み立てがスムーズに。ちなみにカルデロンを起用しにくい理由ってディフェンスだと思うけど、ここでも特に弱点を突いてこないバックス。セルティックスとは発想が大きく違うんだよね。

 

潰し役だったデラベドバは見事な演技でオフェンスファールを引き出しますが、オフェンスではミスのオンパレードにエアボールで機能しません。しかし、ピストンズもシュートが決まらず。パチュリアはリバウンドを拾ってはミス。カルデロンとグリフィンの3Pも決まらず、リバウンドからロングパスのアンテトクンポからスターリン・ブラウンの3Pで流れを断ち切って、20点差で3Qが終わるのでした。

カルデロンで気持ちを繋いだピストンズだったけど、最後はもうやる気を削がれているような雰囲気だったよ。

 

◉ディフェンス

ピストンズのオフェンスが悪いので時間を使えばそれで良さそうなバックスですが、強気に3P打ったりしてね。しかし、デラベドバからアンテトクンポへのアリウープが決まり、これで終わりかな。あぁでもデラベドバはレジーのミドルに対して後ろからファール。意味ない事するよね。

理想をいえばバックスはもう1人PGを加えたいよね。プレシーズンはフレイジャーがいたけどまぁ3P決まらないからな。昨シーズンはゲイリー・ペイトン息子がいてディフェンスが良かったから、それでも良さそうだけどな。デラベドバを引き取ってくれるチームがあればって感じか。

もうスッカリ試合への集中力がなくなってしまった。25点差になっているけどドラモンドとレジーはプレーしている。折角だから2人でしっかり組み立てろって事かな。最近9勝3敗とピストンズですが好調さを微塵も感じさせない内容でした。

問題はオフェンス面が全く上手く行かなかったこと。ディフェンスはかなり良くなってきていて、開幕当初に苦労していた「インサイドをグリフィンとドラモンドで何とかしろ」という方式をしっかりこなせるようになってきました。アンテトクンポを止めたしね。パチュリアも頑張っている。

〇ヤニス・アンテトクンポ

15点 FG6/12

ロペスも3P2本だけだし、しっかり守れたと言えそうですが、他の所では苦労してしまったね。バックスの3P34%なので、ここは止める事が出来たわけで問題は13スティールから29点奪った速攻にありました。つまり、オフェンスが悪くて失点が多かったわけだ。

グリフィンも7ターンオーバーとアンテトクンポに止められたわけで、その差が大きく跳ね返ってきました。派手に打ち勝つようなバックスだったけど、実はディフェンスからの速攻も大切だったのさ。

 

バックスは点差が離れたことで超久しぶりにDJウィルソンの登場。3P2本決めて軽やかなハンドリングもしていた。ストレッチ4だけどSFでもいけるんじゃないの。ウッドも登場して、この2人のコンビとか面白そうなのだけど、まだまだブーデンフォルツァーの信頼は得られていない訳か。ウィルソンは特にディフェンス面が拙く逆サイドにボールがあるときに両足が揃って反応が遅かったり準備が出来ていない。おそらく、それが信頼を得られない理由なんだろうね。

快勝のバックス。3Pチームだけどそれはあくまでもチーム戦術の話。個人に重要視しているのはディフェンス力っぽいのでした。

 

 

 

2018/12/06 バックスvsピストンズ” への4件のフィードバック

  1. 最近知って朝昼晩更新をチェックするのが日課になりました笑
    初カキコです笑
    プレイオフでよくわからない采配やケイシーがいなくなってもラプターズが圧倒的に強いのでそこまで有能じゃないのかなと思いましたが昨年後半低迷したグリフィン&ドラモンドで僕の予想以上の結果を残しているのでケイシーの評価がイマイチわかりません
    管理人先生の考察をお聞かせください
    また時間があればHCやGMの格付け等を見てみたいです
    これからも応援しています
    頑張ってください

    1. ケーシーは良いHCでディフェンス面の評価が高いです。ラプターズは攻守の担当ACがタイムアウト中に指示することも多く、合議制みたいな感じでしたが、それをオーガナイズしていたことは評価して良いはずです。
      ラウリーとデローザンから全てが始まるチームだったのが、次第に現在のラプターズに近づいていったので、ケーシーの本筋はエース達を働かせることかと。その前提でグリフィンとドラモンドを観ています。一方でレジーが輝かないように第3オプションは苦労するのかも。ラプターズの経験からベンチを信じることも出来ており、信じるから選手も伸びていますね。

      ただ、プレーオフの極限になってくると、采配は迷走していきます。シーズンそのままの事は実行できていません。レブロンが苦手だったのはともかく、他のチームにも苦戦しがち。今のピストンズはそこまで考えても仕方ないので、シーズンを通してチームを前向きに捉えていくと思います。

  2. いつも楽しく拝見させて頂いてます!
    近年ラプターズを強くした功績(プレーオフは除く)や、今のピストンズの状況等も含め、ケイシーHCは優秀かなーと思っています。
    そこで質問なのですが、HCの能力を測る指標の様な物があれば教えて下さい!
    采配?戦術?コーチング?色々な要素があると思いますが(オーナーやGMとの関係もありややこしいですか?)見る上でのポイントが知りたいです。よろしくお願いします!

    1. HCをはかるっていうのは、それぞれの感覚ですね。ホイバーグなんて賛否両論ですし。
      ウォルトンはGSWの時は良いHCでしたが、レイカーズではボロボロに言われるように状況に応じて適正なコーチングも変化してきます。ラリー・ブラウンみたいに立て直しから勝利までしているHCは珍しいですし。ダントーニみたいな形もレアですね。真の実力は2,3チーム移らないとなんともいえないかも。

      ただ、試合中の采配で細かく相手に対応するようなHCかどうか、そしてオフェンス志向かどうかは起用法でも出てきますね。そんなヒントからシーズン通した変化を感じて評価している感じです。最近だと、ニュースはよく出てくるので発言もひとつのキーワードかな。ウォルトン周辺のニュースなんて、レブロンは好き勝手やって良いとか、ロクなコーチングじゃない話ばかり。

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