ファイナル第2戦を振り返る

今回は初登場のブラッド君です。キャラは迷っています。単なる好青年になりそうです。

 

ダン君 ロケッツ贔屓。ハイレベルなマネジメントと選手の特性を活かすタイプ

ブラッド君 セルティックス贔屓。試合中の観察・分析力に優れ、弱点をつくタイプ

 

ダン君

やぁブラッド君。話題の君と対談できて嬉しいよ。

 

ブラッド君

話題だなんて恐れ多い。選手達が素晴らしいプレーをしてくれただけですよ。

 

ダン君

ところでこのブログはデータがテーマなのだが、君は意外とアナログ人間らしいね。試合前はスマホじゃなくてアーケード盤のパックマンをやっているんだろ。年齢誤魔化しているんじゃないか。

 

ブラッド君

データは重要ですが、自分の目で見た感覚が重要だと思っています。それが試合中の分析力の育成に役立っているのかもしれません。

 

ダン君

情報過剰社会では何も見ない方が良いときもあるってことか。マッチアップミスを見つけ出すのが本当に上手いよな。

 

ブラッド君

良いオフェンスをして、良いディフェンスをする。ただそれだけです。あとは選手達を信じています。

 

ダン君

対極にいるようなキャブスの事を中心に触れてもらうからよろしくな。

 

・・・・・・・・

 

ダン君

そのキャブスの第2戦のオフェンスは素晴らしかったな。もちろん点差が離れたので賞賛するほどではないが、ボールを動かし、適切なシュートチャンスを構築し、アシスト25、ターンオーバー10、それでいてオフェンスリバウンド16だった。

 

ブラッド君

アシストがレブロンとグリーンの2人に集中していた第1戦と違い、第2戦では多くの選手がアシストを記録しましたね。レブロン頼みになることなくボールムーブからシュートチャンスを生み出していました。103点しか奪えなかったのが信じられないくらいです。

プレーオフはここまで20アシストを超えたら多くの場合が高得点でした。数字の上では強いときのキャブスだったと言えるでしょう。

 

ダン君

逆に言えばそれだけシュートが決まらなかったわけだが、この確率問題はあまりにも苦しい部分があった。

 

〇キャブスのシュート

ノーチャージエリア 21/31

ペイント内 5/20

ミドルレンジ 2/12

 

ゴール下はこのプレーオフで比較すれば多く打っているし、しっかりと決めている。3P33%は失敗とは言えないレベルだ。しかし、ショートレンジとミドルレンジが7/32と崩壊してしまっている。

 

ブラッド君

セルティックスもこの距離のシュートを多く打つチームですが、ドライブする能力に課題がある場合は悪くない選択肢だと思います。迷うくらいなら打った方がよいわけです。

たとえディフェンスが良かったとしても、それを上回って決めるからこそのファイナルです。ミドルレンジはともかく、ペイント内でも5/20では単純にオフェンス側のシュートに課題があったと捉えます。

 

ダン君

ショートレンジのシュートこそ問題だったが、キャブスのオフェンスはプレーオフの中ではかなり良かった試合とみて良いと言うことかな?

 

ブラッド君

イーストのチーム、というかペイサーズとセルティックスが狙ったのは、レブロンと周囲を分断させる形です。多少、不利なマッチアップになっても安易にヘルプには行かず、チームとしての連動性を奪っていきました。

 

ダン君

その結果としてレブロンの大活躍に打ち破られたわけだが、「キャブスではなくレブロンに負けた」という内容に持ち込んだわけだな。レブロンはスタミナ切れも頻繁に起こしていたしな。

 

ブラッド君

そうです。キャブスを止める方法としては最もベーシックかつ狙いがハッキリしています。レブロンから始まるオフェンスなので、連携さえ止めてしまえば他の選手がアタックする能力は高くありません。

唯一、その守り方を出来なかったのがラプターズでした。レブロンにやられ、周囲にも好きなように決められました。

 

ダン君

その意味では面白い数字もあるんだよな。

 

vsウォーリアーズ第2戦

FG41%、25アシスト、10ターンオーバー、16オフェンスリバウンド

 

vsラプターズ第1戦

FG41%、25アシスト、5ターンオーバー、13オフェンスリバウンド

 

オーバータイムまでいった理由もあるが、そもそもアシストが少ないチームなのにFG41%とシュートが決まらなくて25アシストも稼ぐなんて珍しいのがキャブスだ。ラプターズを相手にしているときのようなオフェンスを展開していたということか。

 

ブラッド君

この時はペイサーズとの死闘の影響でキャブスは全体的に疲弊していました。このブログでは「ペイサーズの亡霊が守っていただけ」と評しています。キャブスはやりたいことが出来ていて、ただ疲れからシュートが決まらなかっただけの試合でした。

 

第2戦も同じようにラブがサイドのスクリーン交換でカットしてフリーになったり、スミスがドライブ決めたり、レブロンのドライブからトリスタンがダンクを決めたりと全員が連動していました。

それはペイサーズやセルティックスが必死に止めようとしていた部分で決められています。ラプターズ並みにやられたといって良いのではないでしょうか。

 

ダン君

うぬぬ。ロケッツのオフェンスに対しては守れていたのに、キャブスに対しては守れないとか認めがたいな。その理由はなんだと思う?

 

ブラッド君

総じてボールマン以外へのディフェンスが悪かったです。特にカリーとマギーが一緒に出ていると守れませんでした。セルティックスならばホーフォードを活用し徹底して狙ったでしょう。

 

ダン君

マギーのディフェンスレーティングは126か!?酷いな、これは。

カリーは114。この2人だけが110オーバーで、チームとしては107に抑えているな。

FG41%で107はかなり悪い数字だが、その大きな理由がカリー&マギーだったわけか。マギーがロケッツ戦には起用されなかった理由をハッキリと示すようなデータだな。

しかも、スターターとしてカリー&マギーと一緒に出ていたはずなのに、デュラントはレーティング99しかないぞ。

 

ブラッド君

直接的なマッチアップで得点されるわけでなく、チームディフェンスとして守れなくなっているのもポイントです。個人が目立ちますがウォーリアーズもまたチームディフェンスが特徴です。それがマギーだと機能しませんでした。シーズン中から試合終盤には起用されない理由かもしれません。

 

ダン君

実はラプターズ並みに守れなかったウォーリアーズ。その理由はキャブスがレブロン以外でもボールムーブして効果的にプレーしていたことだった。

ヒルの3Pも目立ったし、トリスタンのダンクも目立った。そこからボールムーブも始まった。きっかけを作り出したのはカリーとマギーのディフェンスということだな。

 

・・・・・・・・・・

ブラッド君

しかし、決定的に違う部分もありましたね。アヌノビーは良いディフェンダーでしたが、デュラントとドレイモンドはレベルが違いました。

 

ダン君

第1戦ではワンフェイクで簡単に抜かれていたデュラントが全く抜かれなかったな。

これを見る限りはドライブと3Pが1回ずつだけだった。それも最後までついていって決められているのだからレブロンを褒めるしかないプレーだ。マークマンが全く守れなかった第1戦とは雲泥の違いだった。

 

 

ブラッド君

その意味でもイーストの常識とは全く違いますよね。リーグ最高のレブロンディフェンダーであるモリスの守り方に習っていません。

 

ダン君

モリスが最高とか誰も賛同しないけどな。

 

ブラッド君

レブロンが怖いのはパワーで直線的にドライブしてくる部分です。基本的にスピードで対抗出来る選手をつけても押し切られてファールコールされてしまいます。それよりはパワーで対抗出来る選手をつけるのが基本です。

モリスはレブロンのミドルを捨てて守ることもありました。その代わりドライブは減らします。重要な場面ではハンズアップで3Pも外れることを祈ります。これが基本です。

 

ダン君

デュラントは違ったな。腰も高いし基本的にはシュートを阻害している。それでいてドライブについていく。ドレイモンドの方はモリスに近いかな。しかし、モリスよりもアウトサイドまでプレッシャーをかけていたな。

 

ブラッド君

単純にフットワークが優れていたと言えばそれまでですが、よりレブロンにやられてもおかしくない形でした。しかし、その結果はパスを回すことになっています。

終盤の動きをみてもスタミナをロスしすぎたからドライブ出来なかったのかもしれません。

 

ダン君

キャブスの戦術は何したいのか読めないわけだが、キングのプレーも悪い意味で読めない部分があるということか。

 

ブラッド君

スタミナ自体も持ったり持たなかったり。48分プレーしてスタミナがもったセルティックスとの第7戦も理解し難いものでした。

観ている側としてはドライブを繰り返した第1戦の方がよっぽど疲弊しそうなのですが、結果的には周囲の活躍があった第2戦の方が疲弊しています。

 

デュラントとドレイモンドのディフェンスは間違いなく効果的でしたが、その評価は第3戦をみてから決めたいです。

 

ダン君

さすがに51点はデュラントのプライドに触れた気もするな。今回は2人で交代していたのも特徴的だった。

 

ブラッド君

非常に上手かったのはお互いがヘルプに来る部分でした。ゴール下に来られる前に止めに行くのが早かったです。2人はパスを出されてもレブロンを止める事を優先していました。

またベルが余計なファールをしていましたが、バックコートからレブロンを止めようとしていました。それもパスさせることを前提にしていた気がします。

 

ダン君

ウォーリアーズは特にカリーがいるためスイッチを避けたい意向があった気がする。スイッチしないで守れるような工夫がいくつかあったな。

そしてキャブスのスクリーンも悪かった。悪かったのか、ボールムーブしているから不要だったのか。微妙な部分ではあった。

 

・・・・・・・・・・

ブラッド君

総合的に観たらキャブスのオフェンスは良く、しかしシュートが決まらなかった。そしてレブロンを抑えにいったウォーリアーズという事で良かったですか?

 

ダン君

いや、それが「総合的」には違う気がするのだが。

 

ブラッド君

どういう部分が違ったのでしょうか?

 

ダン君

この試合ではマギー、ベル、ルーニー、ウエストの4人が起用されている。4人合計で52分、パチュリアもいれると55分起用されている。そしてドレイモンドが39分だ。

 

ブラッド君

つまりウォーリアーズはビックラインナップだったということですね。

 

ダン君

そうだ。ロケッツ戦ではほぼ起用しなかったマギーとウエストを起用し、しかもそれはベルやルーニーとの同時起用でもあったわけだ。単にシーズン通りのローテーションに戻っただけでなく、インサイドを強くしたラインナップだった。

そしてアウトサイドはリビングストンとヤングだけで回したわけだ。

 

ブラッド君

ゴール下ではフリーになってのダンクも多く、確率が良かったキャブスでした。しかしスピードを止められるとペイント内で多くのディフェンダーに囲まれて確率が悪くなりました。確かにビックマンが増えた利点が出ていました。

 

ダン君

そしてキャブスの3Pアテンプトが27本だったことも関係しそうだ。第1戦より10本も少ない。

 

ブラッド君

大きな選手を起用して3Pアテンプトが減るというのは理にかなっていない気がします。

 

ダン君

そこはイーストと違う部分だろう。大きい選手でもアウトサイドまで追いかけるさ。ウエストはグリーンの3Pをブロックしただろ。ルーニーは相変わらずどこまでも追いかけるし、ベルはバックコートからレブロンを追いかけている。

それが出来ないのはパチュリアとマギーだけだ。もちろんカペラ、ネネイ、ブラックだって追いかけるぞ。

 

ブラッド君

そうなると抜かれる可能性は高まりますね。その時に対抗出来るためにインサイドが2人というビックラインナップということでしょうか。それはロケッツ相手には使えなかったラインナップです。

 

ダン君

キャブスは3Pを27本打っているが、ラブ8本、ヒル6本、レブロン4本だ。

やられたのはドレイモンドとデュラントにマークされているときにフリーになりやすかったラブ。

レブロンvsカリーにならないように、スクリーンに対して動きすぎたカリーによってヒルが多くうったくらいだったわけだ。

 

ブラッド君

なるほど。キャブスのミドルが外れたと考えるか、キャブスにミドルを打たせたと考えるかの違いということでしょう。

 

ダン君

真相は分からんが、狙いの1つであったことは間違いないだろう。ビックラインナップの採用によりインサイドを厚くした。厚くした理由は3Pを打たせないように守り抜かれてもカバーするからだ。

 

ブラッド君

3割がウォーリアーズの狙い、7割がキャブスの失敗というくらいでしょうか。

 

・・・・・・・

ブラッド君

そうなると第2戦が面白かったのは、展開の中で目立っていた印象と勝負を決めた実質の内容が違う点です。

 

ダン君

そうだな。「大活躍だったマギー」というのが一般的な評価のようで、マギーがベンチにいた30分はディフェンスレーティングが95だった。つまりマギーがいなければ守れたウォーリアーズだ。

 

ブラッド君

そこにカリーも加わってきます。

 

ダン君

カリーのいない10分間はなんと85だ。それよりも脅威なのはドレイモンドがいない10分が100だったことだ。

 

ブラッド君

時間が短いので偶然の要素もありますが、カリーとドレイモンドに共通しているのが、マークのヒルとラブに3Pを打たれていることでした。アイソレーションの標的になりやすいカリーは理解出来ますが、ヘルプしすぎたドレイモンドという構図は面白いです。

 

ダン君

そこはロケッツも狙っていた部分だった。タッカーがコーナーでフリーになる形だ。

ましてやラブなら打ちまくりたいだろう。キャブスはもっとボールを回すべきだったぞ。フリーじゃないと回ってこないのはレブロンの悪い部分だ。

 

ブラッド君

セルティックスはロジアーを狙われた際にオフボールスイッチを多用して解消しましたが、そんな細かい芸当をしなかったウォーリアーズでした。

 

ダン君

その意味ではキャブスがポストアップを活用しない理由が理解出来ないな。同じ事をポストアップからやられたらディフェンスの動きも変化してきたはずだ。第1戦に引き続き、キャブスオフェンスの謎だった。

 

ブラッド君

ポストアップはありませんでしたが、キャブス目線でみると「キャブスのオフェンスはシュートが決まらない以外は非常に良く、ウォーリアーズは守れていなかった」という感想でした。

しかし、それもウォーリアーズ目線でみると違いました。

 

ダン君

「ウォーリアーズはビックラインナップを起用し、3Pのリスクを減らして戦った」といえる。裏をとられすぎのマギー問題はあったが、総じてインサイドを固めたウォーリアーズの狙いが成功したといえるだろう。これによりポストアップし難い面があったのも事実だ。

 

ブラッド君

しかし、イースト目線ではキャブスにあれだけやらせるのはギャンブルです。シュートが決まらなかったから良かったものの、ボールを動かされ全員が絡むのはレブロンの脅威が増してしまいます。それだけデュラントとドレイモンドへの信頼が厚かったと言うことですか。

 

ダン君

いや、単にウォーリアーズはオフェンスに自信があるからイーストの各チームがとれなかった戦略をとりやすかったのではないか。

「シュートが決まらなかった」のはキャブスの事情だが、「3Pを許さなかった」のをウォーリアーズの狙いとすれば、「3Pの爆発さえなければ勝てる」と計算していたとも言える。

 

ブラッド君

通常のローテーションで戦えたというのはオフェンスを優先したということですか。だからこそマギーがスターターでオフェンス面で活躍したのでしょう。

 

ダン君

そういえばセルティックスはキャブスを80点に抑えたのに負けてしまったな。アーヴィングの不在が響いた形だな。

 

ブラッド君

結果的にキャブスもシュートが決まらなかったわけですから、アーヴィングの不在が響いたのではないですか。ジョークです。

 

 

・・・・・・・・・

 

ダン君

ブラッド君がきたからキャブス目線で振り返ったわけだが、結論はウォーリアーズがオフェンスに自信を持っていたということなわけだ。

 

ブラッド君

第1戦で悪かったデュラントは著しく改善しました。特に違ったのは悪いシチュエーションでのシュートを全く打たなかったことでした。

FG10/14と高確率ですが、それよりも高確率なのに14アテンプトしかしていません。1on1なら必ず決める自信に満ちあふれ、ヘルプが寄ってきたら迷わず回しました。パーフェクト!

 

ダン君

第1戦の感想は「アリーザが可哀想」だったが、第2戦では「如何にアリーザが優れていたか」を示す内容だったな。あのプレーをさせてはいけないからこそ、へばりついたアリーザだった。

 

ブラッド君

それを生み出したのは、チームとしてズタズタに切り裂いたパッシングゲームでした。しかし、パス数は思ったより伸びませんでした。1本のパスで打開できることが非常に多かったです。アメージング!

 

ダン君

セルティックスは何でこのキャブスディフェンスを攻略できなかったんだ?

穴だらけだったじゃないか。個人ディフェンスも穴、チームディフェンスも穴、マネジメントも穴。

 

ブラッド君

テイタムだけ守れるスミスは理解不能でした。この試合でもカリーに対しては守っていないに等しかったです。MVP!

 

ダン君

本当に笑えないチャントだったな。クレイのケガを忘れさせてくれるディフェンスだった。

 

ブラッド君

そしてカリーの9本の3Pですね。これをもう一度チェックしてみましょう。

 

 

ダン君

正直言って、キャブスのディフェンスは理解出来ないな。ロジアーにこれくらい決めろというのは無理な話だろうが、それ以外の部分では崩せたはずだろう。

 

ブラッド君

ショッキングなディフェンスシーンが連発されています。

1本目のマギーのダンクでのラブの動き、2本目もマギーとのスクリーンで引きすぎるラブの動き、スミスとグリーンのマーク受け渡しと初めから対応の悪さが目立ちます。

極めつけは1:23秒あたりのレブロンです。リビングストンがいるのにカリーに向かっていきます。一体何をしているのでしょうか。

 

ダン君

そう。こうやってみると、3P9本の前にマークの受け渡しミスが異常に多いことが分かる。インサイドを自由に使われているわけだが、守っていないに等しい。

 

ブラッド君

おそらくカリーを潰しに行くのが作戦に含まれていたのでしょうが、大失敗していることがわかります。リビングストンは何度もレブロンのルーズなディフェンスの穴を使っていました。

 

ダン君

1回外に膨らむ動きをしてからインサイドにカットするとレブロンがついてこないと確信しているな。マギーも含めてカットプレーの連続からカリーの好プレーが始まるのはひとつのポイントだ。試合全体でみれば3Pよりもパスが効果的だったな。

それらは、ほぼディフェンスのコミュニケーションミスだ。いや、コミュニケーションといえるかもわからないレベルの受け渡しミスだ。

 

ブラッド君

そして3Pショーが始まりますが、初めに決めたグリーン相手の3Pを除いて同じ傾向が見て取れます。相手はラブとナンスばかりです。つまり、前半でキャブスの守り方を見切っており、カリーvsビックマンという状況をいとも簡単に構築しています。

 

ダン君

カリーは長い距離を走って決めているシーンもあるように、史上最高のシューターだ。そんなシュート力に惑わされるが、しっかりと守っていればそう簡単には決められない。だが、ラブやナンスが相手ならプレッシャーがないも同然だ。

 

ブラッド君

キャブスがお粗末なのは単にビックマンが守れないだけでなく、その前に受け渡しミスをしていたことです。どちらにも困っているから、尚更カリーを止められなくなりました。

ラブもナンスも必死にカリーを追いかけていますが、ボールマンへプレッシャーがかかっていないので、楽にパスが回っていました。

 

ダン君

ドレイモンドに出すパスミスをロケッツ戦で何度観たことか。結局はその段階が楽になるから、最後の3Pまで繋がっていると考えるべきだろうな。

極論言えばスイッチしないで打たせた方がマシだった気すらしてくるぞ。せめてインサイドの合わせを許さなければ、もう少し守れたのではないか。多少離されてもヒルだぞ、追いかけるだろうし、追いかけられればカリーといえど3Pの確率が50%を超えることはないだろう。

 

ブラッド君

キャブスはもっと3Pを諦めてくるチームのイメージです。ロジアーも好きに打てました。それがカリーに対してだけは反応しすぎています。レブロンを意識しすぎのデローザンと同じかもしれません。

 

ダン君

序盤にラブがカリーに抜かれたシーンは典型的だな。キャブスなら3Pを諦める場面だろう。遅れているにも関わらずシュートを止めにいき、そして抜かれても誰もヘルプがいない。

 

ブラッド君

ウエストではこんなシーンを作られることは少ないのでしょうか。

 

ダン君

そこを意識してディフェンスが設計されている。ロケッツのメンバーを観ればわかりやすいだろう。しかし、メンバー以上にどこのチームもあそこまで軽快な動きをされないように守るぞ。

 

ブラッド君

リビングストンとマギーが誘発させたスイッチミスと、そこから生まれた9本の3Pというイメージでしょうか。

 

ダン君

そうだな。何も捨てられなかったキャブスだったから深みにハマったと言える。

 

 

・・・・・・・・

 

ダン君

これでウォーリアーズが連勝したわけだが、セルティックスもここまでは完勝していたな。第3戦をどうみる?

 

ブラッド君

それがわかるなら負けていませんよ。ホームに戻って突然別のチームになるのがキャブスです。

ペイサーズはクリーブランドでも奮闘しましたが、セルティックスは失速してしまいました。もっとも疲労の面も大きかったと言えます。

 

ダン君

普通に考えたらウォーリアーズが押し切りそうということか。しかし、オフェンスが悪くなかったのは事実だ。シュートが決まれば全く違う展開になるだろう。

 

ブラッド君

レブロンもスタミナを持たせますかね。ウォーリアーズだってカリーがここまで決まるとは限らないですし、デュラントも出来すぎています。

 

ダン君

好不調の流れの中である程度は差が縮まるだろうな。

 

ブラッド君

セルティックスとのシリーズでは途中でロジアー狙いを辞めましたが、カリー狙いは効果的です。ただし、それはラブとヒルがフリーになりやすいという意味になります。この部分を継続してくるのか、レブロンが50点狙う形にしてくるのかは、ひとつのポイントになりそうです。

 

ダン君

ウォーリアーズ側のディフェンスも注目だな。成功したとは言え、ビックラインナップなのに16オフェンスリバウンドを許している。リバウンド率32%はとられすぎだった。

 

ブラッド君

ウォーリアーズは同じ狙いで来るならば、キャブスがしっかりとペイント内を決めれば展開は大きく変化してきます。

 

ダン君

しかし、シュートが決まるならばウォーリアーズは戦略を変えてくるはずだ。ビックラインナップで成功した試合だったが、言い換えればスモールラインナップを起用するまでもない第2戦だった。

 

ブラッド君

キャブスはトリスタンとナンスで成功してファイナルまで来ました。それはプレーオフが始まる段階ではファーストチョイスではなかった形のはずです。

ウォーリアーズを相手にすることを考えたら、スモールラインナップで戦うということが求められるのでしょうか。

 

ダン君

センターをラブだけにして、ウイングを増やすのがキャブスのシーズン当初の設計だったはずだ。その意味ではスターターを変えないにしても、コーバーをもっとプレーさせるべきだろう。

しかし、フッドの反乱があったためにウイングの人数は足りていないな。

 

ブラッド君

ウォーリアーズがインサイドを2枚にしてきたのに対しては、逆にキャブスが1枚に減らすことを選択すべきですか。好調なオフェンスリバウンドを継続させるか、それとも不調なシュートを改善させるのか。悩む部分です。

 

ダン君

セルティックスならどうする?

 

ブラッド君

デュラントはブラウンがボールを持たせない形で守ります。

オフェンス力の足りないインサイド2人に対してはブロックアウトをきっちり行えば良いのでホーフォードで1人で十分です。

ウイングを多く出来ますし、ガードを増やしてスマートとロジアーを並べることを恐れる必要がありません。

 

ダン君

つまりロケッツと対応は似ているわけだ。それが王道のウォーリアーズ対策になる。

 

ブラッド君

その策をキャブスが採用するには人数が不足気味です。そうなるとやはりオフェンス面に活路を見い出すしかなくなります。幸いにしてウォーリアーズはオフェンスの戦いを受けて立ってくれます。

あとはホームのレフリーに期待するしかありません。ジョークです。

 

ダン君

答えを攻め合いに求めることは結局昨シーズンと同じだな。そして「展開を早くする」と言い出したらスイープが近づいてくるだろうな。

展開は遅くしないとカリーが気持ちよく打ち始めてしまう。それは念願のファイナルMVPに近づくことになるだろう。キャブスの選択が握るカリーの栄冠だな。

カリーを止める簡単な方法はフィジカルな戦いを続けることだが、ファールすらしないキャブスだから相性も悪いと言える。

 

ブラッド君

ホームでのキャブスは強いですよ。スミスもキャブスの味方に戻ってきますし。ジョークです。

 

 

 

 

 

ファイナル第2戦を振り返る” への8件のフィードバック

  1. 今回の考察は完璧すぎて、何も言うことない( ̄ー ̄ )

    これは逆にコメント伸びない

    1. ユーモア交えそうだなーと思っていたのですが、なんか本当にそんな感じで受け答えするらしいです。

  2. ブラッド君と聞いたときになんで今さらデビッドブラッドなんだ?と思ったらセルティックス贔屓のブラッド君だった

    1. でも、そっちのブラッド君にオフェンスパターンの少なさとか、タイムアウトのタイミングをグチらせた方が面白そうですね。

  3. いつも楽しく拝見させて頂いてます。
    素人な質問ですみません。ディフェンスの良い悪いの見方を教えて下さい。
    ファイナル見てると、ウォーリアーズのパス回しからのオフェンスが機能してる様に見えます(パスの回数が少ないのが意外に感じるぐらい)。
    ロケッツ戦では7戦通しての印象が非常に攻めにくそうにしていたと感じました。
    同じスイッチDFなのに何が違っているのでしょうか。
    コミュニケーションミスがあった等は解説聞いてると理解出来るのですが、それだけでウォーリアーズが攻め易くなるわけないかなと思うので。
    このままではロケッツの健闘が浮かばれません!
    よろしくお願いします。

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