デズモンド・ベイン、マジックへ

◎KCPには頼れない

選手層が極薄になってしまったナゲッツですが、優勝の立役者の1人であるKCPをマジックに奪われたことも1つの要因でした。マジックからすると

・優勝経験のあるベテラン
・ディフェンス力の強化
・安定したシューティング

なんてものを望んでいたでしょうが、その計算が狂いまくっていた今シーズンでもありました。ケガ人続出だったので、ひょっとしたら「優勝経験のあるベテラン」として苦しい状況を救ってくれていたかもしれませんが、プレーオフファーストラウンドであっさり敗退というのは、なんのためのKCPだったのかを自問自答しそうだしさ。

見てのとおり、プレーオフでは3Pが全く決まらず、その上で2Pはもっと決まらないという悪循環でした。ディフェンスが仕事とはいえ、33分もプレーして5点ではスターター失格だよね。これが5試合というスモールサンプルだとしてもKCPには優勝経験のあるベテランとして、プレーオフでこそ活躍してほしかったはずだし、それ以前に過去3年と比べてシーズンも悪かったし。

ヨキッチのいるチームを参考にしてはいけないのですが、そこは空気を読まないのが真骨頂のKCPなので、ウィザーズ時代も39%を記録していたし、レイカーズの最後のシーズンは41%でした。その意味では過去4シーズンは3P40%決めていたのだから、34%に終わったのはマジックにとって計算外だったのでしょう。

また得点をみても3シーズンにわたって二桁だったのがマジックにきて落ちています。この点ではチームとしてオフェンス力のないマジックなのだから当然にもみえれば、得点を期待されていなかったナゲッツ時代でも10点を超えているし、弱かったウィザーズでは13点まで伸びているのだから、なんともね。ただし、レイカーズ時代は二桁ではありませんでした。

でもって問題があったのは3P以上にペイント内での得点の少なさでした。それは特に速攻の量に依存しており、マジックオフェンスの問題点がそのままKCPのスタッツに繋がっていたともいえます。

実際、KCPの確率はマジックの中ではいい方だったもんね。兎にも角にも3Pが決まらないのがマジックで、圧倒的な最下位でした。それでプレーオフ進んでいるんだからすごいけどさ。

シューターとしてはケイレブ・ヒューストンとジェット・ハワードがいて、昨年の1巡目は安定感のある上級生トリスタン・ダ・シルバを指名しており、チームとして補強は進めてきていました。まぁ3Pのための補強がドラフトってのは、そもそも違うのですが・・・。カムバック・イングルス。

KCPが頼れない(比較論では頼れる方だったが)、シューター不足という2重の懸念がある中で、ベインは両方の問題を解決してくれる理想的な選手だったかもしれません。だからこそ多くの指名権を手放してでも欲しくなったわけだ。

デズモンド・ベイン、マジックへ” への6件のフィードバック

  1. ベイン、残念だが1巡目4枚ならやるっきゃないでしょう。ここからのさらなる錬金術を期待しているグリズリーズファンです。
    イーストでは、フランツ君をみたいのでマジックを推したいなーとは思いながら、オフェンスがつらすぎて観ていられない試合も多かったのですが、ベインが入ることで・・・ボール足りるか?という感じですねホントに。ベインはハンドラーもディフェンダーもいろいろそこそこはできる便利な選手ですが、やっぱりシューターとして活躍して欲しいですが、ベインさん全部お願いします!は難しいので、フランツ君がうまく使ってほしいなーという感じです。来シーズンはマジックも追うぜ!

    1. 錬金術はやりやすくなったし、メンフィスという街が治安の悪さで選手に嫌われているって話もありますし、トレードで補強していくしかないですね。

      マジックは見るのもつらかったけど、フランツは面白いし、ベインで少しでもマシになれば・・・

  2. いつも楽しく読ませていただいています。
    マジック関連の記事、嬉しく思います。

    「出し過ぎ」という声が多い中、未来のキャップスペースが問題となるという点、全くその通りだと思います。(が、今は考えないようにしています)

    まず言っておきたいのですが、コールとKCPは大好きですし、とても感謝しています。特にコールは生え抜きとして思い入れのある選手でした。
    その上で、愚痴を言わせてもらいます。

    KCPですが、とにかく期待していたスリーが入らず、フランツがあからさまに無視するシーンが発生するほどでした。バンケロではなくフランツがです。
    ディフェンスもオンボールはとても良いのですが、オフボールではちょくちょくマーク対象を見失います。
    また、オーバーヘルプしてミスコミュニケーションが発生することもしばしばありました。(これはコーチ陣の問題の方が強そうですが..)

    コールは82試合中2、3試合くらい(オフェンス面で)ほぼ彼の力で勝たせてくれます。相手が格上であってもです。
    でも、それ以外はプレーが軽く、いらないトリックプレーを頻発してターンオーバーします。(前シーズンはイングルスとフルツが抑えてたのかも)
    ディフェンスでは当然狙われます。でも使います。なぜならバンケロを休ませなければいけないからです。

    もちろんある程度のミスは許容するべきだと思いますが、とにかく目につくのです。
    KCPにはスリー、コールには控えのハンドラーとしての安定性を期待していたのです。

    なので、マジックファンの多くはわかっていると思います。
    この2人を出した上でベインほどの実績がある選手を取るには、多すぎるけど妥当なのです。

    1. 「期待していたスリー」というのがね。
      実は期待してはいけない部分だったので、フロントの勘違いというか。
      あくまでもワイドオープンのキャッチ&3Pを決めるのと、そこに向かって走力があることがKCPの良さですから、シューター仕事ではないんですよね。

      でもディフェンス側は割と不思議な話で、どっちかというとオンボールが怪しくて、オフボールが上手い選手です。
      ナゲッツ時代もデュラントやアントはKCPではなく、ブラウンたちの仕事でしたし、ブッカーにボコられていたKCPですし。
      ミスコミュニケーションとかも含めて戦術適正がなかったんでしょうね。

      コール・アンソニーは干された中で、よく頑張りました。
      ある意味で、干されながらも頑張ったことで、今回のトレードになったのかも。

  3. この先毎年2巡目2本づつあるし、そんなにナゲッツ化が怖いとも思えないな
    ただサッグスは邪魔になってきそう

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