サマーリーグ ドラフト1位vs2位

◎ウェンバンヤマ

かつてのスーパーアイドルから身を守るためにもボディガードを雇う必要があるウェンビー。一挙手一投足が注目されるスーパールーキーのデビューでしたが、所詮ルーキーはルーキーという内容で終わりました。これでフランスではやれるんだから、NBAとのレベル差っていうか、スタイルの違いってデカいよね。

圧倒的なサイズなのに、なんでもできるスキルを持ち合わせ、誰にも止められない高さで打ち切れる規格外の才能は、前を向いて仕掛けることについては一定の怖さを発揮しましたが、3Pの精度を欠いており、引いて守ればOKだし、センターが守っていてもOKでした。ただ、そのセンターがカイ・ジョーンズなのでスピードではブチ抜けない事情もあったけど。

またユーロから来たセンターらしく、しっかりとパスを出す意識があり、強引な仕掛けよりもスマートにプレーする姿が目立ちました。「誰にも止められない」プレーは出来ず、かわりにスマートにパスを出したんだから、それは誉め言葉ではないぞ。いずれプレーオフの舞台になったときに、ワンパターンには陥らない可能性があることを示したまでだ。

この2つを除けば、ブロックパーティーしたというくらいで、これといって特記するものはありませんでした。ただの線の細いルーキー。決まらないアウトサイドと弱いフィジカルで「ボルボルに少しだけインテリジェンスを足した」程度でした。永遠のポテンシャル枠になってはいけないぜ。

では悪かった部分を順番に触れていきましょう。

スクリーンをセットできない

ピック&ロール⇒ポップ3Pはウェンビーが最も簡単にできるプレーに思えましたが、それ以前にスクリーンがダメダメでした。まったくもってディフェンダーにセットできておらず、形は作るけど何も起きないツーメンゲームを繰り返していた試合序盤。どうも、それが嫌になったようで、逆にスクリーンを使ってウェンビーをポストアップさせるプレーコールに切り替えていきました。

フィジカルでぼろ負け

予想できた部分ですが、ポストアップから押し込むことは不可能。なかにはドライブしてカイ・ジョーンズとコンタクトしたら力が抜けたかのように尻もちつくシーンも。エンビードリスペクトかな。まぁここは別にわかっていたからよい。フィジカルで負けるのは10代の選手なのでさ。

ジャンプシュートに繋げられない

でも、ポストアップから押し込まなくてもフェイダウェイ系のシュートでどうにでもなるでしょ。誰もブロックできない高さなんだからさー。という点で打てなかったし、打ちに行ったら身体が流れていたウェンビー。負けるにしても負けすぎだったフィジカル面。

ハードワーク負け

フィジカルで苦労するのは織り込み済みとして、スピードと運動量では負けないと思ったらカイ・ジョーンズの方が1.5倍くらい動いていました。アウトサイドでプレーを初めて、そこからオフェンスリバウンドにも線化していけば高さのアドバンテージは出るんだけど、この辺がね。やっぱヨキッチって至高だわ、と言いたくなる内容だった。

マンマークが適当

まぁオフェンス面は周囲とのかみ合わせも含めて、そのうちどうにかなるでしょ。ただ、ディフェンスは自分のマークマンを捕まえることが出来ておらず、1on1のポジショニングが悪いという聞いたことがないようなミスだらけでした。ただ、これって何故かブランドン・ミラーとマッチアップしていたってのもあり、センターじゃなくてウイング担当でしたとさ。

オフボールでちょろっと動けばマークを引き剥がせるミラー。どこにポジショニングしているのかわからないウェンビー。ポルジンギスみたいになるなよ。ただし、ピックアップできていないのに高さでどうにかしているという脅威もありました。ウェンビーが凄いのか、ミラーがしょぼいのか。

後半になるとセンターのマークに代わり改善しましたが、でも、まぁ別にホーネッツは苦労していなかった。

ピック&ロールの受け渡しがノールール

所詮はサマーリーグなのでチームディフェンスが整っているはずもなく、さらにスイッチ対応を学んでこなかったかと思わせるウェンビーのディフェンス連動により、ホーネッツはピックからイージーでした。で、センターをマークするようになった後半には、傾向通りにカイ・ジョーンズにアリウープをぶち込まれています。

ってことでほろ苦いっていうか、ダメなところがハッキリと出ていたデビュー戦でした。うん、まぁ、でもさ、大体は予想された範囲のダメな部分なので、別にこれを気にしても仕方がない。

ただし、サマーリーグごときで、ここまで弱点が露出するのは問題があるし、予想したよりも少しだけ悪かったのも事実。カイ・ジョーンズが1.5倍速に見えたのが一番まずかったな。

サマーリーグ ドラフト1位vs2位” への8件のフィードバック

  1. ブランドンミラーがキャッチアンドシュートの時に一回ボールを下げるのがかなり気になるんですけど大丈夫なんですかね?NBAレベルだと打ち切れるのか不安になります。

    1. あれはマズいと思うのですが、タッチの良さを才能としてみれば、時間がかからずに対処するとは思います。

      ただ、そこに1on1の改善まで関係すると時間がかかるでしょうから、ホーネッツが何を評価しているのか、どんなプレーを想像しているのか次第ですかね。

      2位かぁ、、、というのは使い方次第にみえたってことなので。

  2. 初戦にしてもうウェンビーがバストとか言ってる人が結構多くて怖いです。私はロケッツファンでドラフト1位も狙える立場だったので当然1位指名が羨ましいですが、貶すのはやりすぎだと思います。。どーせ自分のチームにいたら褒めるんだろ。。

    1. イエスか、ノーしか喋れないの怖いですよね。

      思ったよりもダメでしたが、ダメな要因そのものは予想の範疇なので、驚くほどではないですね。

      アーメンがディフェンスで奮闘していたのは良かったですねー

  3. CHAはミラー以前にブックナイトやカイジョーンズが育ってないのが問題過ぎる気がします。有望そうな若手の数に対しCHAの未来は暗そうに見えました

    1. 有望「そう」で終わりそうなんですよね。
      カイ・ジョーンズなんか、ホーネッツには適正ポジションがない。
      さっさと諦めて売るのが本人のためでもあるんだけどなー

  4. 管理人さんと同様、「予想していたより少しだけ悪かった」と感じました。「ボルボルに少しだけインテリジェンスを足した程度」という表現が悲しいくらい的確です。
    まずは身体作りが最重要だと思うので、1〜2年はベンチからの出場で1試合15分前後のプレイでいいのではないかと思うのですが、これほど話題になっているドラ1選手だとそうもいかないのでしょうか。いっそのこと怪我をしたことにしてプレイさせなくてもいいんじゃないかとすら思ってます。

    1. でもホルムグレンをみてると、やっぱり15分ずつ試合に出た方がよさげですね。
      オフェンスはスクリーンだけでも改善すれば全く違うでしょうが、これはトレーニングだけでは難しいですし。

      あとは何よりもビルドアップですが、こっちは試合出てると太るの難しいでしょうねー

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