◎マブス
デレック・ライブリー
オリビエ・マクセンス・プロスパー
ドラフト当日に働いたGM。ファンが妄想するような非現実的なトレードは10位指名権では起こりえませんが、ベルタンスを処理したうえでセンターにライブリーを加えた一方で、ホルムズの処理に付き合っただけでプロスパーを獲得しました。インサイド2枚とりで老朽化していたペイント内に活気を取り戻しました。
とくにライブリーはいいよね。スピードのあるリムプロテクターであり、ドンチッチのためにスクリナーとしてもハードワーカーとしても、サボりの処理役としても働いてくれそうです。アダムスが欲しいならばアダムスになりそうな若手を取りに行くべきであり、それを実現した感じ。ただパウエル要らなくなったね。
24歳のドンチッチに若いインサイド陣を加えたのだから、ここから順番にチームを作っていくのが正解だと思います。間にはハーディとグリーンもいるんだし、ドンチッチをリーダーとして進めそうじゃん。
一方でカイリーを残して来シーズンも勝ちに行くならば、若いインサイド陣でいいのかな。ホルムズが加わったので戦力アップはしていますが、それで若手を使わないっていうキッド流も発揮されそうだ。
◎キングス
コルビー・ジョーンズ
ジェイレン・スローソン
一方でホルムズの処理だけに24位指名権を使ってしまったキングスは、なんでもキャップスペースが大きく空いたとか。初めからドラフト補強ではなくFAを目指していたのか、バーンズのためなのか。ミドルトンじゃないよな。
2巡目では流行の上級生を取りました。スローソンはみたことないけど「スイッチ可能なディフェンダー」って書かれているな。それが本当ならば欲しいタイプだ。そしてガードとしてはチームにいないタイプのコルビー・ジョーンズは良い補強ですが、ガードは余っているんだよな。テレンス・デイビスよりも貴重な存在になれるかどうか。
なんか急に強豪チームみたいな動きをし始めたキングス。それが3位のチームってことなのか。
◎ラプターズ
グレイディ・ディック
バンブリードがいなくなるラプターズですが、そんなことに動じることはなく、ウイングを指名。タイプ的にはシュート能力の高いウイングなので、これまでにいなかった選手ではありますが、アヌノビー、シアカム、バーンズがいても更にウイング。ガードはいないのにウイング。ニック・ナースがいないのに偏っている。
いい加減にトレードに動けよ、ってほかのチームから言われてそうですが、動かないんですかね。ドラフトが過ぎてしまったことで、優位な条件でのトレードが成立しにくくなりましたよ。例えば「6位+11位でアヌノビー」って成立しそうだけど、「ブラック+ハワードでアヌノビー」ってなると成立しにくいでしょ。
どうなるどうするラプターズ。ずっとトレード市場の主役になれそうなのに、絶対にならない精神を忘れていません。
◎ペリカンズ
ジョーダン・ホーキンズ
ザイオンでスクートを欲しがったというペリカンズ。マックスサラリーで試合に出ない選手を、安いルーキースケールのスター候補と交換するのはムリがある。トレードに失敗して迎えたドラフトでした。
指名したのは上級生のシューターでした。チームにいないタイプを加えたわけだし、即戦力を求めたってことで堅実なドラフトと評価してよいのでしょう。誰かシューターのために働いてくれるのか、スペーシングは成立するのか、っていうかザイオンの有り無しで戦術も変わるじゃねーか。ってことで、堅実なドラフトと、堅実にならない戦力と。チームって難しいし、高額契約は諸刃の剣。
◎ホークス
コービー・バフキン
モハメッド・ゲイ
セス・ランディー
「ヤング以外はトレード対象」と話しているらしいホークスですが、いったいどんなチームを想像しているのか。スナイダーで整理に成功しつつあるのに、また壊したいのかな。そして連れてきたのがガードのバフキン。マレーとボグダノビッチいるしなー。もしもボグダノビッチと契約延長していなければ何も問題なかったのですが、延長しておきながら「サラリー減らしたい」っていわれてもなー。
落ちてきていたウィットモアを拾ってウイングを整理する方法もありましたが、ガードを指名したらどうなるんだろうか。考えているとも思えないチームなんだよな。ってことで、バフキンがどうのこうのよりも、チームがどうしたいのかわからないのでした。
◎ウォリアーズ
クリス・ポール
まさかのクリス・ポールへといったウォリアーズ。ずっとPGが欲しかったのは事実ですがサラリーの高いPGって意味があるのか?
ドレイモンドとクレイに契約延長を打診しやすくなった一方で、クリス・ポールとドレイモンドだとボールが止まりそうだ。そして迎えたドラフトでアンダーサイズのシューター系PG指名するんだからどうなってんだよ。
ブランディン・ポジェムスキー
トレイス・ジャクソン・デイビス
プールを放出したのに、またもシューティング強化っていうのはね。多様性を好むボブ・マイヤーズだったらどうしただろうか。まぁクリス・ポールがいなくなってからの戦力扱いなのかもしれない。
一方で56位でジャクソン・デイビスを指名しているじゃん。これはビックリ。上級生なのに落ちてきたという案件であり、足りなかったルーニーの控え役としては最適にみえます。合わせる能力の高さとハードワークはウォリアーズ向きの選手。カリーのシュートフェイクにあわせまくりそうだ。
2人ともポテンシャル系ではないのがよかった指名かな。クミンガをどうするのか知らんけど、若手たちは総じて戦術理解力がね。そんな中でチームを動かしてくれそうな選手をいれたことはプラスにみえる。でも、小さい選手過多だし、ミニマム補強はどうするんだろう。
関係ないですが、ここまで書いてて気が付いたのは「2人しか指名していないなんだ少ないなー」という何故の感想を抱いてしまったこと。平均すると2人なのに、2人だと少ないっていう感情は今年のドラフトらしさか。
キャブスが指名したベイツは、高校時代はレブロン以来の逸材と言われていた選手ですね(なんか毎年そう言われる選手が出てきている気がしますが)。
メンフィス大でうまくいかずイースタンミシガン大に転校、スコアリング能力は高いですが効率的でなく、ウイングスパンの短さからもNBAのレベルで活躍するのは厳しいということで、評価を落としていきました。
かつてはトッププロスペクトだったので、後から振り返ると「お買い得だった!」ということになる可能性も無きにしも非ず…?といった感じです
レブロン以来はいっぱいいますね。
最終的にウイングスパンは大きく絡みますね。高さと同じくらいの大事。
2巡目はこういう素材を発掘する場にもなってきました。今回の中で何人が手を挙げられるのか、個人よりも全体の中で気になるところです
プールなんて一巡目5枚貰えてもいらない
何より長い
サイモンズと一緒で契約に価値が見合ってない
本題からまたそれてすみません。ご存知の通り、昨日より男子U19の世界大会が開幕しました。後日、大会総括コメントをいただければ幸いです。プレマッチと初戦のブラジル戦を視聴しましたが、マルチネス ジャパンは前途多難模様です。
https://www.sportingnews.com/jp/basketball/news/fiba-u19-world-cup-2023-japan-schedule-players-tv-ott/dvxhakujjncka7yeua2owx7o
ユタはFA何それ、ドラフト全振りのチームと思いますが、ここ近年のドラフトの成功と失敗を総括したような選択でした。エクサム、バークと上位で指名したPGが外れた反省と、中位~下位で指名したミッチェル、ゴベアの2匹目のどじょうを狙いにいったのかなと。
勝ちに行くときはルビオ、コンリーみたいな司令塔が市場に出ていることを願いつつ、考えるのをやめてPGだけに補強ポイントも絞りにいったんですかね。
指名権に絡めてセクストンさばけなかったのが残念でした。
セクストンとホートンタッカーを捌いてるなら理解できるんですけどね。ちょっと荒い選手が増えちゃったなー
https://twitter.com/kaze_gospursgo/status/1672560935104552960?s=46&t=mNnJ6z1l_cBWPxDHGkpqqw
批判されてましたね。
お気になさらない方は思いますが。
ちなみに自分も33位に指名すべきガードてだれがいたっけ、と思いましたがwhynot!さん的には
どの選手がおすすめでしたでしょうか。
批判されないようにするなら、ソフトな書き方しますからね。
まぁ他のチームからすれば、若い才能を取りに行かないほど、順風満帆にはみえませんぜ。ウェンビーチャレンジに成功しただけ。
コルビー・ジョーンズを指名すべきだったと思ってやす。
レオナルド・ミラーでも良かった。ウェンビーともソーハンとも組ませやすそう
ブルックリンはレヴァートを20位、ジャレット・アレン22位、キャム・トーマス を27位で引いてるから、今年のノア・クラウニーとダリーク・ホワイトヘッドテ、特にホワイトヘッドにはちょっと期待しています。
しかし再建でもなく勝ちに行けるロスターでもない現在。
正PGを誰にするのか移籍も含めて楽しみです。
あちこちで聞こえてくる「LALのD-loは期待外れだった」の声が悲しいです。
LALでのPGって、誰がやっても難しくないですか?
というわけで彼には再びブルックリンに来てほしいです。
HCもスーパースターにはよかったけど、という非常に悩ましいですな。ディベロップメントも不明なんですよね。どこに力点を置くかって難しい