◎ディフェンス
セルツにスイープを食らった時を除き、ディフェンスはプレーオフでも機能しています。ハーデンとマキシーを並べてしまったミスやエンビード不在だった試合もあることを考えれば立派なものです。昨シーズンはヒートの3Pを30%以下に抑えており、おおむね守り切れているわけです。
だからこそ「プレーオフで勝てないチーム」でありながら、ちゃんとセカンドラウンドには進出しているわけだし、おおむねオフェンスの問題に見えるわけです。
シクサーズのディフェンスは見た目と異なる特徴を持っています。つまりエンビードで協力に塞いでいるようでいて逆っていうね。
〇被FG
ゴール下 66.3%(21位)
ペイント内 39.2%(1位)
ミドル 41.2%(20位)
コーナー3P 36.8%(6位)
他の3P 34.2%(13位)
ゴール下では確率良く決められ、ペイント内は抑える。コーナー中心に3Pは止めるけど、ミドルはやられています。ただ、この数字はアテンプトも関係しており、特に「ミドルを多く打たれる」チームになっています。確率の悪いシュートを打たせるという意味で成功しており、だけどミドルではやられるパターン。
〇ゴール下の失点
勝ち試合 35.0点
負け試合 36.0点
〇ペイント+ミドルの失点
勝ち試合 20.6点
負け試合 25.4点
つまり、確率の悪いシュートを打たせながら、そこを決められると負けるということ。いや、別にそれ自体は何も悪くないのですが、プレーオフでヒート、ホークス、セルツに負けているっていうのが、わかりやすく
ミドルを得意にするチームに弱い
となっています。これはシーズンとプレーオフの違いでもあるので、シクサーズに限ったことではありませんが、何かが進化したといえるかといえば難しく、なおかつネッツもセルツもミドルを躊躇わないチームなので相性が悪そう。だからバックスと戦いたかったよねぇ。
ある程度は抑え込めるでしょうが、シクサーズ側から見て「最後は得点力勝負」になるのは、こういう理由でもあります。ディフェンスの弱点を使われてしまうし、だからといって自分たちの守り方を崩せるほどの器用さはない。磨いてこなかった。
いずれにしてもシクサーズは守れます。守れるからこそ、接戦に持ち込めるし、接戦ではミドル系のジャンプシュートに葬り去られがち。だけど最後までディフェンスを信じ、接戦はオフェンスで制するべきです。
しかし、そんな接戦のオフェンス勝負で負けると、次の試合からオフェンシブな選手を並べて崩壊するのがリバース。器用なチームじゃないのだから、最後まで不器用を貫き通す必要があります。何かを変えたいかもしれないけれど、何も変えずに戦うしかないぞ。変えたら崩壊するんだから。
「今年こそは」といいつつも、何かを変えることはできていない印象の今シーズン。それでもハーデンのゲームメイクがあるし、連携からの得点も増えた。今年こそは何も変えずに自分たちを信じる戦いができるのかどうか。出来ても負けることもあるが、出来なければ勝てないぞ。
HCがアレなので選手起用や交代に期待できないのが更に優勝を難しくしてる気がします。