オフボールに特化していくケビン・ハーター

◎フォックスの影で

キングスはクラッチタイムは基本的にフォックスの個人技アタックになります。3Pが少ないにもかかわらず、ドライブからのフェイダウェイでファールさせず、それでいて点を取りまくっている。今シーズンはデローザンに続き、リーグ2位の得点数を誇っています。そんなキングスでフォックスの次に点を取っているのがハーターなのです。

〇クラッチタイム
フォックス 99点
ハーター  46点
サボニス  31点
モンク   28点
バーンズ  27点

勝負どころではフォックスのアタックと、ハーターの3Pがキングスの得点パターンになります。ちなみにサボニスとバーンズは得点の半分がフリースローとなっており、やや事情が異なります。ファールゲームも含まれるしね。

ハーターといえばプレーオフのゲーム7で27点を奪い、シクサーズを葬り去った活躍が思い出されます。大舞台でも物おじせずに決めていくタイプで、今シーズンもキッチリとゲームウィナーを沈めました。今日のレイカーズ戦は外したけどさ。

ところで、そのプレーオフのゲーム7を見ると、今シーズンとの違いがハッキリしています。この時はシリーズ好調で外せない選手となっていたセスにマークされたので、アグレッシブに仕掛けていき、パワープレーでの得点が多かったです。オフェンスのためにセスを出したいけど、ディフェンスを見ると交代させざるを得ないという悩みにさいなまれたシクサーズでした。

今シーズンのキングスはクラッチタイムとなった試合の成績が13勝10敗と3つの勝ち越し。昨シーズンが17勝23敗なので、接戦で勝てるようになったことがプレーオフ圏内にいる要因です。

フォックスが決めまくっている事と、ハーターがフォックスが止められたときに3Pを沈めていること。フォックスの影に隠れてチームを勝たせています。これバーンズの仕事だと思ってたけど、意外とね。

オフボールの仕事 ⇒

オフボールに特化していくケビン・ハーター” への1件のフィードバック

  1. シューターの役割分布で見るとハーターがハンドオフ一辺倒、ハリバンがスポット、キーガンがその両方を満遍なく。この三枚で上手く住み分け出来ていますね。このシューターのオフェンスが基本軸として引っ張ってるのは間違いないですが、実はデコイとも言えて、キングスが勝ち切れてる最大の要因はフォックスとドマスの高確率なインサイドです。特にフォックスは異常で5ftいないで74%という何処のラジコンビッグかというような確率。勿論ガードではダントツです。この2人が独力で解決してくるのが最終的な強み。2P%はリーグトップです。GSW流のモーションオフェンスにカワイトロント以降に再注目された2点エース力が上手くブレンドされてる様に感じます。

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