◎結果的に3P
藤井に代わって篠山になると、ショーディフェンスの必要すらないので、千葉は楽になり、川崎は打開点を作れなくなりました。そういやMVP藤井ですら交代するのに、ファジーカスは交代しないのもジャパンスタイルかな。やっとファジーカスを下げたらギャビンも下がったので、何がベターなのか難しいな。
中を攻略するプレーメイクが出来ず、外から外からになってしまう川崎。あー、ジャニングが欲しい。ボール回すくらいしか出来ていないので、3Pが決まりまくることもなく。たまに富樫がローテミスしてワイドオープンにもなるのですが、それも外していく川崎。ゲーム1で決めていた前田悟も決まらなくなってしまった。
これだけだと千葉が圧倒しそうなのですが、そうならなかったのは川崎のディフェンスも、千葉のインサイドを防いだから。千葉の方はインサイドまで侵入してキックアウトになっているので川崎よりも良いのですが、3Pの打ち合いなのは事実さ。ちょっと現代バスケっぽくなっているのウケる。
千葉もクリストファー、富樫、原と3Pミスが続くので10点差くらいで済んでいく2Qになりました。富樫がフリースローも決まらないしさ。
藤井が戻ってくると、再びピック&ロールから千葉の対応の悪さを使ったプルアップのシーンを作り、エクストラパスでヤングの3Pが決まりましたが、藤井本人は殆ど決めることが出来ず、そして強引に行ってミスが生まれ、カウンターから千葉が加点して46-31で前半が終わりました。
2Qの川崎は9点しか取れなかった。3P3本分ってことだ。ジャニング1人でとれちゃいそうだな。千葉も決まらないので泥試合になっていたのですが、シュートが決まらない富樫を残り1分までベンチに下げていく余裕があった千葉。で、戻した富樫がブザービーター3Pで前半が終わるんだもんな。
〇前半のアテンプト
千葉
2P 14
3P 22
川崎
2P 15
3P 16
急に3P時代に突入しているBリーグ。
これでも昔に比べたら進歩した方ですね。
昔はファジーカス、ロシター、ギャビンあたりが無双するリーグでしたが、今はオールラウンダー系やウイングの外国籍が増えてレベル上がりました。
ローもそうですし、メイヨ、エヴァンス、ビュフォードなんかも。
ケツで押しまくるドスコイバスケに比べたらすごく面白くなりました。
あまり変わってないのは日本人選手か……。
あいも変わらずスピードのミスマッチを攻められる選手が富樫と河村ぐらいでほぼおらず、ミスマッチが出来れば外国籍に渡すだけ。
リバウンドも参加するのは外国籍ばかりで、中で外国籍相手にファイトする選手は皆無。
これじゃいつまで経っても代表は強くなりませんね。
川島、ジェイコブス、イブ、菅野あたりの2メートルクラスの子達や、ルカ、田中力あたりのPGが出てきたら変わるんですかね……。
この二試合の千葉は良かったです。皮肉にも冨樫だけボヤけてましたが、チームとして崩せていました。
日本人が攻略下手なのは苦しいですけどね。
判断担当がローでしたが、そこが完璧すぎました。