ラメロはホーネッツを救えるのか?

◎当然のミドル増

3Pが6.7本減ったわけですが、それはもちろんミドルが増えました。これがペイント内とかフリースローなら良かったけど、明確な非効率チョイスになっています。クリフォードっていうか、ボレゴの徹底ぶりが際立ちます。

〇ミドル
アテンプト 7.8本 ⇒ 10.4本
成功率  40.8% ⇒ 37.8%

ミドルを打たないことを徹底していたボレゴに対して、寛容なクリフォードでリーグの平均的なミドルに近づきました。ただ、見ての通り成功率は極めて低く、攻めて4本くらいを3Pに回してくれれば得点は少し増えそうです。

〇ゴール下
アテンプト 31.0本 ⇒ 33.2本
成功率   64.6% ⇒ 62.6%

しかし、驚くことにリーグトップだったゴール下でのアテンプトは、昨シーズンを上回ってトップをキープしています。3Pのスペーシングとゴール下はセットなのですが、ミドルになっても未だにゴール下が多いのであれば、致命的な崩壊にはなりません。

〇オフェンスリバウンド
10.8 ⇒ 12.7

このアテンプト増を支えているのがオフェンスリバウンドの増加です。ちなみに昨シーズンも9位と多かったのですが、リーグ全体のリバウンド増の流れに乗って、2本近く増えても5位です。

プラムリーが3.0本、リチャーズが2.9本と両センター・・・というか、リチャーズを起用したメリットが出ています。特に今シーズンはFG成功率がリーグ28位とヤバいので、リバウンドで回収する機会も増えています。もっとシュート決めろやって話なんですけどね。

そんなわけでミドルが増えているのは効率的にどうなのか、と思いつつ、ビッグマンを増やした事そのもののデメリットは意外と小さく収まっています。

実際、2ビッグ3ガードにしてみると、2人のビッグマンがスクリーンに勤しみ、ガード陣がフリーになるチャンスを増やしていました。機動力のあるリチャーズ&カイ・ジョーンズだと、ディフェンス面でのデメリットも小さかったので、十分に形になっていました。まぁ2ビッグ2ウイングは厳しかったけどさ。

ラメロが戻ってきて、パス能力で3Pを増やしてくれれば、その後のオフェンスリバウンドも含めれば、なんだか改善しそうに見えます。ボレゴが極端すぎるってのも事実だったので、上手くバランスをとれるならば改善要素がありそうです。

〇ディフェンスリバウンド
33.7 ⇒ 32.7

ちなみにオフェンスリバウンドは増えたけど、ディフェンスリバウンドは減りました。もちろん、相手のFG%が高くなったことも関係してますが、ディフェンスローテが悪く、完全に崩されるシーンが増えてしまったからでもあります。

スモールでも問題なかったホーネッツがビッグを使ったことでオフェンスリバウンドは取れるけど、ディフェンスリバウンドは取れないのでは、ちょっと厳しいよね。

ディフェンスの変化 ⇒ 

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