◎コンビプレーの問題
〇FG
アテンプト 11.9 ⇒ 9.6
成功率 52.6%⇒49.4%
3Pが悪すぎてFG50%を下回ってしまいましたが、それ以上にアテンプト減が気になります。フリースローも下げており、明らかにシュートチャンスが減りました。
〇ヤングからのパス
本数 10.7 ⇒ 6.7
アシスト 2.6 ⇒ 1.9
シュート数 5.1 ⇒ 3.9
成功率 54.5%⇒ 51.6%
まず最大の要因はヤング&コリンズのプレーが大きく減ったことです。もちろん、その分だけマレー&コリンズは増えているわけですが、今シーズンも効率の良いコンビプレーは発揮していながら、マレーへの移行によって困っている様子がうかがえます。
〇マレーからのパス
本数 7.1
アシスト 1.6
シュート数 3.9
成功率 43.5%
マレー&コリンズの問題は成功率の低さです。ちなみにヤングでもマレーでも3Pは悲惨な数字になっており、成功率の差は2P成功率の差です。それでも2人を合計すれば、3.5ものアシストがあり、ハンドラー&コリンズは魅力的なコンビプレーになっています。
〇コリンズへのアシスト
5.2 ⇒ 3.9
しかし、ホークスのチーム全体でみると、コリンズへのアシスト数は減っています。カペラ加入前は6.8もの被アシストがあったコリンズは「スペーシングの魔術師」と呼びたくなるほど、誰からでもアシストパスを引き出してしまう天才でした。それがカペラでスペースを潰されても「5」を超えていたのに、今シーズンはマレー加入で急激に被アシストを減らしてしまいました。
コリンズの魅力が減ったからトレードしてしまおう
なるほど。そんなことは言えるかもしれません。ハンドラーを増やしたからには「パスの受け手」にスペシャルな能力を求めても仕方がないじゃないかと。PJタッカーが欲しい理論で十分じゃないか。なんなら渡邊雄太で・・・。
ちなみにコリンズへのアシストが減ったことは、起用法も大きく関係しています。
〇プレータイム
&カペラ 21.2分
&オコング 10.4分
コリンズのプレータイムは31.7分なので、ほぼツービッグでしか起用されていません。そりゃあスペーシング能力が消えるよね。
昨シーズンはカペラとの同時起用は同じくらいのプレータイムですが、他にコリンズ&ガリナリが8.6分あり、よりスペーシングを意識したラインナップ構成でした。
コリンズのワンビッグを使わないことが、オフェンス全体の問題にもなっている
そんな状況でもあります。なんだかコリンズよりもガリナリが欲しいような空気も感じますが、この問題をコリンズの問題にしている節があります。言い換えれば「コリンズの良さを使う戦術はやりたくない」という状況です。
シンプルにマクミランがコリンズのプレーが好きではない
そんな気もしてくるよね。現行ではコリンズはヤングよりもマレーとのコンビで起用されています。それは「ヤングとカペラの相性が良い」という判断にも見えます。ヤングのロブパスを押し込むカペラは確かにコンビとして機能していますが、スペーシングの魔術師と空間把握能力の天才という組み合わせの方がダイナミックなんだけどね。
ホークスファンです。
今シーズンのコリンズに思うところを見事に整理していただき非常にすっきりしました、ありがとうございます。
プレイの他、グルーガイ・人格者でもあるだけに手放すのは惜しいですが、現状の役割ですとサラリーに見合っていないと。
ハーターのように移籍により開花するのでしょうか。
相棒として有能である代わりに、相棒が欲しい選手でもあるので、このままヤングとやるのがいいんですけどねー