ネッツ@ブレイザーズ

2022/11/17

好調ブレイザーズとカイリーが復帰するらしいネッツです。復帰しない方がいいだろ疑惑は大きいです。

ブレイザーズの開幕直後を見る限り、そんな素晴らしい要素はありませんでした。今でも「素晴らしいチーム」ではないのですが、「良いチーム」だと思います。

それは戦術面の良さ以上に「改善している事」です。開幕当初はボールムーブが怪しく、各選手のポジショニングのズレが頻発。それをハートとウィンスローが強引に修正していたイメージですが、今ではパスアウトがスムーズになってきました。

加えてハートだけでなく、シャープだったり、ジェレミだったり、ハンドラー役を頻繁に変更し、同じプレーコールを成立させています。リラードに全権を委任していた頃に比べて、不安定さが顔を出しつつも、全員でプレーを共有できている証拠です。

だから何かが素晴らしいのではなく、「良いチーム」なのです。改善を重ねてきた要素がいっぱい出てくるといいね。

偽PG役がボールを持つと、リラードがオフボールのスクリーンを使ってハイポスト周辺でマークを振り切りに行きます。その時両コーナーにも配置されているので、スペースは広く保たれています。

リラードが飛び出てくるとディフェンスは当然のように反応しますが、使わなければさらに広いスペースを利用できます。一番良かったのはウイングに出てきたリラードに渡り、ハイポストのヌルキッチへパスが出ている間に逆サイドでサイモンズがカットしてきたプレーでした。

リラードの動きをきっかけにタイミングを合わせて動き出すのが特徴かもしれません。基本的にハーフコートでゆっくりとした作りなのですが、それ故に緩急がある。

非常に良い感じだったのですが、サイモンズが開始早々にファールトラブルになるわ、ヌルキッチがシュート決まらんわ。得点的には苦しいスタートになります。それでも勝っているからこそ、慌てることもなく、淡々と自分たちのプレーをしていくような。

ネッツが渡邊をコートに出すと、なんとリラードのマークマンに任命します。でも、リラードにはスクリーンがいっぱい用意されており、なかなかの振り回され方をされ、そしてトランジションではピックアップしたのに「リラードにとっては」余裕な間合いで守っていたので、プルアップ3Pになったのでした。

さらにブレイザーズが本領を発揮したのはリラードがベンチに下がってから。トップにシャープをおいて、ジェレミらが脇を固める中、リトルが高速ヘルプでブロック。次々にカウンターを繰り出し、それを先頭を走るシャープがしっかりを決めていきました。

最後は戻ってきたサイモンズがドライブを仕掛けると、コーナーにいたユーバンクスがリングにダイブしてダンク。いやいや、ユーバンクスがこんなこと出来たかよ!っていうプレーなので、やっぱり良いチームだ。

明確な進歩を見せているからこそ好調をキープしているのでしょ。そろそろそういう段階に入ってきたよね。成長無くして勝利なし。対策されちゃうからさ。

ネッツのデュラント頼まない ⇒

ネッツ@ブレイザーズ” への8件のフィードバック

  1. ブレイザーズファンです
    今シーズン、揺らぐことがなくなったのは非常にポジティブなんですが、自分達のムードになった時に強度を落としてしまうのが気になります。10点差を15点差にできないというか。
    まあ接戦ばっかりで大差の勝ちに慣れていないといえばそれまでなんですが、リードしてる時より追いかけてる時の方がなんか強いんですよね

    1. あんまり爆発力のあるオフェンスではなく、かわりに堅実なので仕方ないですね。
      大量リードするにはトランジションしかなく、かといってリードしている時にリスクは取りたくないし。

      チームカラーとして、堅実さを優先しましょう。3P打ちまくってた頃よりマシです。

  2. 守れているようで、リラードやサイモンズレベルにはシュートを決められてしまうナベ。シューター守るのも良く失敗するので、穴にならないか心配です。レーティングはどうなんでしょうね。

    1. ネッツがウイングいっぱい使いたい路線では、ガードを守る担当として重宝したいんでしょうね。これを出来るかが分かれ道です。

  3. 渡邊からデュラントへのキックパス。デュラント3P決めましたがそのまま行って2点もしくはアンドワンで3点プレ-狙ってもよかったと思いますが、渡邊の悪い癖がでたような場面。どう評価しますか?

    1. あそこを決められないのはダメ

      といいつつキックアウト出来るようになったのは評価したい。難しいラインですね

  4. 管理人さん的に渡邊のディフェンスはどのレベルですか?
    NBAの上位3割に入ると思うのは贔屓目でしょうか

    1. まぁ贔屓目ですね。

      上位3割の考え方そのものが難しいので、もっと明確に良さを出してくれないと「上位3割だ」とは言えず。

      でも、そのチャンスが今のエースキラー役にあるので、1on1ディフェンスでブロックを量産する大学時代みたいになれば「上位2割だ」と言えますね。

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