ウルブズのシティエディションが紫で、それをアンダーが白いギブソンが着るとかなり気持ち悪い。
◉バトラーいないぜ
コビントンがスターターに加わったウルブズは、バトラー→コビントンなら弱くなるという気がするよね。だけどウィギンズとタウンズが楽しそうで楽しそうで、ついでにティーグは14アシストなんてしちゃってペリカンズに勝ったんだ。でも楽しそうってだけじゃ説明できないから、もう少しその変化を詳しく追いたいね。
バトラー関係なく、最近のウルブズはスペーシングを心がけるようになり、3Pアテンプトが増えています。コビントンでスペーシングするようになったわけではないっていうのは重要。しかし、同じ状況のはずなのにウィギンズが楽しそうってのは何なのか。
初めの数プレーで何となくその傾向はわかりやすく。まずそもそも全員の球離れが良く、仕掛けるタイミングもテンポが良い。止めるのがティーグくらいです。バトラーがコビントンになった効果というよりも、スペーシングするチームにローズとバトラーがいないからって感じ。そしてそれはウィギンズがボールを持つ機会を増やしてくれます。コビントンは走りはするけど、別に動き回るタイプではないわけですが、ウィギンズは結構動き回る。そしてそこにパスが出るし、ウィギンズも簡単にパスを捌く。要するにバトラー→ウィギンズという感じなんだ。それがバトラーが休みの試合で出てこなかったのはローズがいたからなのかな?
全員がウィギンズをみてくれるので、お得意のポストアップも連発します。ドライブしてポストアップして、だけどムリに自分で打つことはせずにパスを捌いて、と動き回るから今度は空いたスペースをタウンズが利用していく感じ。最近のスペーシングではタウンズがひたすらインサイドで頑張り続ける必要があったけど、空いた所を利用できるならシュート力の高さが活きるぜ。ただし、ウィギンズのシュートは全く決まっていないよ。流れは良いのだけど、だからといって強くなったわけではない。
ウィギンズが頑張るんだ。それしかないんだ。頑張るって別に気持ちの問題じゃなくてスキルの問題なのさ。あとはシュートを決めるだけというプレーが多い。外してもギブソンとタウンズがとってくれるんだし。
ベンチから出てきたのがサリッチとローズ。今度は動き回ってくれるサリッチでボールムーブが変化します。ローズの素晴らしいドライブにタウンズへのアシストも決まって良い雰囲気。ただ、そもそもだ。なんでトリバーがスタッツでは活躍しているのに印象では活躍していなかったかというと、こういうメンバー構成で起用されなかったから。ここまで7人の選手だけど、ベンチの人数が増えて、安定してきたね。
じゃあなんでそれがバトラー時代に出来なかったのか?
というと、特に理由がない。全員をベンチメンバーにしては大失敗し、そんな時間があるのにスターターは酷使していた。シボドーの心変わりでしかないんだ。
さらにディフェンスからの速攻を繰り返し、ウルブズらしくないパスワークで得点が途切れません。どうしたことか、こうしたことか。まぁセカンドユニットが楽になったのは間違いないんだ。だってシクサーズのスターター2人がプレーしていて、ほぼスターターだったローズもいるからね。ただし、ローズの組み立てるオフェンスはかなり怪しいよ。ウイングで起用した方が良い。
◉一喜一憂しない
そんな風に良くなったウルブズに押され気味のブレイザーズは珍しくアミヌがギブソン相手に連続得点されたりトラベリングしたり、マカラムがフリーの3P外したりと良いスタートを切れなかったけど、特に慌てるようなそぶりもなく、タイムアウトを挟んで淡々とシュートを打っていきます。
いつもとちょっと違うのはセカンドチャンスで完敗している1Qだということ。インサイドでローズを止めてパスさえもさせずにボールを落とさせたのに、そのボールをローズが掴んでトラベリングにならないとか、よくわかんないコールにも悩まされて、インサイド負けします。だけどリラードのシュートも決まらず、あまり反撃も出来ない。
これが響いて8点ビハインドで1Qが終わります。だからといってローテーションを変更する必要もなくなっているブレイザーズ。ザック・コリンズの3Pも決まって、ウルブズのセカンドユニット相手だとインサイドで押されることもなくなって、ディフェンスでガマンする時間に突入します。ロケッツじゃないけど、シューターを増やしたこともあってディフェンスで耐えて、シュート連発して勝ち試合モードに行くのが定番になってきた。
次第に攻め手を失っていくウルブズ。すっかり馴染んだスタウスカスのマカラムムーブからのドライブも決まり、レナードの3Pもヒットして良くなってきたけど、この試合はカリーがいないので代役のサイモンの所でミスが出始めます。ミスというか循環しない感じか。それは仕方がないね。でも、それで速攻を食らってしまった。
そんなわけで結局は点差が11点とちょっと広がってスターターに戻ります。どうにもシュートが決まりきらなかった。ちなみにスターターと言うけどリラード&マカラムにサイモンを残してあげるテリー・ストッツ。こういう細かい部分でちょっとずつ成長を促せたりするよね。速攻をねじ込んだサイモン。
◉コビントン効果
鮮やかにボールムーブしてサイモンの3Pが外れるもヌルキッチがリバウンドを押し込み、ボールと全く関係ないところでサリッチにオフェンスファールさせるリラード。ウルブズはウィギンズを戻さずローズを残した形でイマイチ機能せず、7点差になってから本当のスターターに戻ります。すると途端にボールを動かし始める。というか多分ボールじゃなくて人が動いている。ローズとウィギンズが交代するだけで一気に変わるって言うのが偶然っぽいな。
偶然じゃないのはウィギンズのポストアップ。SGになったことでマッチアップの相手が小さくなってイージーなんだ。ペリカンズもムーアとかいたし。この試合はマカラム。でもまぁそんなに確率は良くない。マジでウィギンズ次第だな。これをカワイ・レナードみたいにショートレンジを決め始めたら、オフェンスの流れは一気に良くなるけど、シュートが決まらない。
でもリラードはフリースローまで決まらない。信じられないくらい外していくリラードに対してコビントンが3P決めてリードを広げます。そういえばもう1つ良くなったのはウィギンズがシューターじゃなくなったからその意味では確率が良くなったことかな。やっぱりウルブズにはシューターが必要だったよね。それは別にバトラー→ウィギンズでよくなったのではなく、ウィギンズ→コビントンで良くなった感じだ。ウィギンズが活き活きするポジションに移り、そしてそこにはシューターがやってきたと言うことでコビントン効果は大きい。
そんなこんなで前半は12点差で終わります。まぁ総合して言うとあれだよ。ウルブズが仲良し集団に見えてきたよ。みんなしっかりとカバーしあって、スティールからの速攻にみんなが走るんだ。コビントンってそんなリーダーシップあるタイプだったっけ?違うよね。
◉勢いで飲み込む
後半はリラードがレイアップ決めて始まります。そしてステップバック3P。これが出来るメンタリティだからオールNBAファーストチームな訳だ。ウィギンズ君見習えよ。そしてマカラムがギブソンをフェイクで引っかけて開始早々に流れを自分達に引き寄せたエース達。
待ったをかけるのはレイマンのダンクをブロックしたタウンズ。ティーグもゴール下のヌルキッチからスティール。でもウィギンズはリラードに騙されてファール。ウィギンズ君頑張れよ。オフェンスでもポストアップが全く決まらないぞ。コビントンが4つ目のファールになると交代で出てきたのはローズ。オコギーいないのか(いたけど出番を与えられなかった)。これでマークマンがレイマンに変わりポストアップどうするのかと思ったらドライブからゴール下を決めたウィギンズ。さらにドライブからキックアウトでタウンズの3Pをアシスト。
本当にウィギンズ次第になってきたウルブズ。なんせティーグも凄い働くようになっているからサポートは万全だ。ウィギンズ以外は良いプレーをしているよ。そのプレーが出来るのはエースがウィギンズになってムービングするようになったからで・・・と、とっても難しいバランス。
付け加えると多分ボールを持つ時間が長くなったハンドラーのティーグがバトラーよりパスが上手いってのも関係していると思う。自分が仕掛けてパスを出すことはしていたバトラーだけど、何でもない中でオフボールムーブのチームメイトに良いパスが出てくることは少なかったウルブズ。ローズPGの時間に本人のプレーは良いのに、チームオフェンスが微妙に見えるのはそういう所だと思う。
どうにもシュートが爆発しないブレイザーズ。ローズのディフェンスが相手にならないからマカラムは次々に抜いて行き、そこからキックアウト3Pになるのに決まらない。レナードがダンクにいってもミス。ファールだと言っているけど、ファールがあっても決めて欲しいシュートだった。そんな間にティーグのスティール速攻、ウィギンズも速攻と点差が広がってしまいます。とってもダメな日のブレイザーズだ。こんな日はカーメロが欲しくなるね。こんな日しか欲しくないから辞めた方が良いけどね。
16点差に広がって3Qが終わったのでした。エース達が切り崩しにかかったけど、時間が過ぎるほどにウルブズの勢いに飲み込まれたかな。そして遂にウィギンズのシュートまで決まるようになってしまった。
◉ノータフショット
リラードを残すブレイザーズ。サイモンは使わないで、エースとして流れを取り戻したいわけで、さっそくレナードのダンクをアシスト。コリンズにもパスを通すけど決めてもらえず。もうリラード連続にすると突然ターナーからスタウスカスへのアリウープ。
でも、もうウルブズが止まらない。タイアスとローズがフローターを決めてしまうので対応が難しくなります。それっていつもリラードとマカラムがやっていることなんだけどね。コビントンが5つ目のファールをするとシボドーは3ガードに。ちょっと意味わかんないです。まだトリバーの方が良いだろうし、ナナリーとか他にもいるじゃん。幸いにもファールが続いたことで直ぐにウィギンズ&タウンズを戻したけど。ある意味、運が悪かったブレイザーズ。折角のおとぼけ采配だったのに。
タウンズがファールっぽいけどリラードのレイアップを止め、その流れからウィギンズが3P。楽しそうにハイタッチするタウンズとウィギンズ。いや、別にさ、バトラーがいたときだって良いプレーが続くことはあったし、試合中に人間関係を考える余裕があったわけでもないでしょ。なんだけど、本当に見違えるくらいに楽しそうなんだ。全員がパスを回していき、テンポが良く、誰もが決める。ウルブズとは思えない。
それでもブレイザーズはマカラムが3Pで反撃するけど、もうダメね。ウィギンズは1on1から3P決めて、ティーグはレイアップ決めて、純粋に個人技の部分ですら突破していきます。個人技オンリーでダメダメだったチームが、連携するようになってタフショットがなくなって、そして個人技でも決めてしまったらどうしようもない。あっローズが凄いタフショット決めた。これが決まるから人気なんだろうけど、そんなプレーをするから安定して勝てないんだよってね。
思えば4Q残り6分になって初めて出てきた気がするくらいのタフショット。コビントンもサリッチもタフショットなら打たないタイプで、ウィギンズとタウンズもあんまり好きじゃないから、その差が非常に大きく見えるのかもね。シクサーズでバトラーは凄いタフショットを連続で決めていたけどさ。
ティーグがフリーでボールを貰い左右を見回すと、ディフェンスはまずはウィギンズを止めたいし、タウンズは空けるわけに行かないし、と塞いでいったことで、結局フリーだったティーグがゆっくりと3Pを決めたところでブレイザーズが諦めたのでした。
◉勝因は「楽しそう」
いや、なんか元も子もないけど、本当にそんな感じ。ただただ楽しそうだったウルブズ。でも、何故楽しそうに見えるかというと、こんなことじゃないかと。
・動いたらパスが来る
・シュートにムリがないから全員が納得する
チームバスケが生み出した論理的な雰囲気なんだけど、当然そんなことが狙って簡単にできるなら何処のチームもやるわけです。それこそシボドーはそういうことを狙わずにローズやバトラーの個人突破を中心にしてわかりやすい形にし、その代わりにターンオーバーを減らし、周囲はハードワークで支える方法論でブルズで成功してきたわけです。それは今の時代には合わないだけで方法論として間違っているとは言えないよね。
ところがそれが実現できてしまった理由は、結局はウィギンズやタウンズというタレントがいるウルブズのチーム事情な訳です。もともとバトラーがいるときからシューターを補強すべきとしていたように、ウィギンズよりもコビントンの方が相応しい選手だし、でも動いてパスを回すならバトラーよりもウィギンズの方が相応しいよね。
〇アンドリュー・ウィギンズ
23点 FG9/21
〇カール・アンソニー・タウンズ
14点 FG6/15
見ての通り大した活躍はしておらず、裏のジャズ戦で28点FG12/15のバトラーに鼻で笑われそうなわけだ。自分で勝利を掴みに行くメンタルが足りないとやじられるだろうね。こんなに外したくせに、ベンチでふざけまくっているとか、もう。
だけどチームは28アシスト。ペリカンズ戦の29アシストに続いての良い結果であり、ペリカンズ戦に続いて7人が9点以上を記録しています。まぁブレイザーズからすると、突然こんなチームオフェンスしてきたらゲームプランも狂うよね。ウィギンズ次第の匂いがしてきたウルブズですが、それはウィギンズ以外がしっかりと働くからだし、そんなチームオフェンスの流れを生み出しているのもウィギンズだったりしてさ。
ブレイザーズはリラードが決まらなすぎた。そこが決まるから次第に波及していくチームな訳で苦しかったね。あとアミヌの動きは最後まで悪かった。ロケッツが復調してきた上に、ウルブズに勢いが出てくるとワイルド・ワイルド・ウエストが加速していくぜ。
この勢いが続くとは思えませんがまずは上々の再出発になってホッとしました。
バトラー云々より結局チームバランスの問題だったんでしょうね
コビントンとサリッチはシューティングに加えてそれなりにリバウンドを取ってくれるのも助かります
あとはシボドーにもう少し柔軟性が・・無理なんでしょうねぇ
コビントンのディフェンスでの貢献も見逃せませんが、まぁでもシクサーズの時ってここまで働いていないし、迷プレーも結構する選手なので、トレードで士気が上がっているのはウィギンズ&タウンズだけではないという感じですね。
ローズが復帰したらオコギーはほとんど出番ないだろうなとは予感してましたが
トリバーまでプレイタイム0とは思いませんでした
もうこうなったらトリバーとジェンでセンター補強とかしたいくらいです
オコギーはシュート力が低すぎるので、ある程度は仕方ないのですが、ファールトラブルがあっても出さないって言うのはね。
トリバーでも良かったのに、そこの拘りが強いっていう。
インサイドはケガ人も考えるとトリバーは残しておきたいですね。ジェンはまぁ・・・若いセンターと交換したいなぁ。
私も今だにシボドーの3ガードにする理由がわかんないです。昨シーズン後半からだと思いますけど、これ何が狙いなんですかね?ディフェンス面のデメリットしか無い気がしますが。
昨シーズンはこれがタイアス、ローズ、ジャマクロだったりして、さらに酷かったですね。
問題は何のメリットも享受出来ないことで、ハンドラーが増えてボールムーブ止めちゃうんですよね。
トレードがあって、尚更、意味のない3ガードに見えてきてしまいました。
勝因楽しそう、間違いないですね
ウィギンスが楽しそうで楽しそうでそりゃタウンズもおどけるってもんですよ
ポストアップでのあの距離得意にしてたイメージなんですけどね
1年ちょっとのシューター化で感覚忘れちゃったかな?
ローズさんに殺されちゃってる(黒幕はシボドー)タイアスに笑顔が戻れば完璧です
先発メンバーにタイアスっていう時間を試してほしいですけどね切実に
あとは頼りきってたクローズを誰がどうリードしていくのか、クロスゲームになった時に楽しそうさを維持できるのか、が課題だと思いますがここ二つがうまくクリアできたらウルブズワクワクするチームになりそうです
ウィギンズにとって1年は長過ぎたのかもしれません。あのシュートを打ち続けて元に戻って欲しいです。そしてあれがあるからリズムを掴めるのでしょうね。決まり始めたら3Pまで。
まだ若いのでリズムを失ってしまうと決まらないのでしょう。同じような悩みの若手は他にもいますし。
クローズについては、個人技に頼らないで欲しく、そこも心配かな。
ミネソタ好調の理由が「楽しそう」「動いたらパスがくる」とか凄い初歩的で笑ってしまいました。「ミネソタまだその段階だったのかよ!」とツッコミたくなりますが、大事なことですよね。ワシントンなんかはそれが全く出来ていないし、しようとする気配もないし。。。ここもトレードなりして環境を変えるべきですよね。
でも今の楽しさレベルはペイサーズクラスだから、かなりのものですよ。ここまで楽しいチームは珍しい。
ナゲッツの選手の個人能力というよりも相性の良さで成立しているので、こういうのも大切
逆にウィザーズだとエースがもっと自分でやるべきかが悩みですし。
PORはベンチが怪しくなってきました。ハークレスいつまでたっても戻らないし、本当にカーメロ獲りにいったらいいのに。走れないし、守れないけど、オフェンスはそこそこ計算出来るしね。PORは走るチームじゃないし、レナードより下手なディフェンスなんて見たことないし、ウイングはきついけどPFの控え起用で十分働きそうです。新人2人は使えないし、スワニガンはPT貰えないから成長しないしね。