ハワードが早速バイアウトに動いたらしいので、サンプルにしながら入門講座です。
今回は入門講座として契約解除について書きますが、ちょっと問題がありまして管理人は殆ど理解していません。なので、このサイトを丸写しです。でも、大丈夫、間違っている事はきっと読者の方が直してくれます。
選手とチームが契約期間中に破棄したいケースは3つしかありません。
①チームが選手が不要になったので解雇したい
②選手がこのチームにいたくないので辞めたい
③引退
③はお互いの合意がある中で他のチームではプレーしないので、特に問題はありません。
①はチーム側の自由裁量ではありますが、契約で保証しているサラリーは支払う義務があります。しかし、他のチームが「雇いたいからサラリー払うよ」と言ってくれれば、お譲りできます。こうやって募集をかけることをウェーバーといいます。
解雇 → ウェーバー → どこのチームも手を挙げない → FA
という流れです。忘れてはいけないのは元のチームが「サラリーを支払う必要がある」ということです。ただし、FAになった選手が他のチームと契約した場合は、その契約金額によって減額することが可能です。
珍しいケースに思えますが、実際には大量に発生します。昨シーズンに目立ったのはシクサーズ
ベリネリ → ウェーバー → FA → シクサーズと契約
イリャソバ → ウェーバー → FA → シクサーズと契約
ブッカー → ウェーバー → FA → ペイサーズと契約
それぞれ新しいチームとは格安で契約しています。どこかのチームがウェーバーで手を挙げたら、契約出来たわけですが、元のサラリーがお高いのでどこもわざわざ契約はしませんでした。
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②に当てはまるのが「バイアウト」です。選手が辞めたいから「サラリーを減額して良いからクビにしてね」という相談をするわけです。チームからすると支払額を安く出来るのでありがたいわけです。
ドワイト・ハワードは言いました。
「プレーオフ出れるチームに行きたいからバイアウトしてくれ」
ネッツは言うはずです。
「えー、折角獲得したのにプレーしてくれないの。その代わりサラリーは大幅に減額してくれないと嫌だよ」
ネッツはハワードがバイアウトを持ち出すことも想定してトレードを実施しているはずなので、バイアウト自体は問題なく、「減額幅」が折衝事項になるはずです。
直近だとウェイドがブルズとバイアウトしており、24Mで契約したサラリーを15.5Mまで減額しています。要はプレーしなくても15.5Mを受け取れたわけです。キャブスとミニマムで契約したウェイドですが収入が激減したわけではありません。この時のブルズはバトラー他を手放しており、完全に再建モードだったので、ウェイドが残りづらい雰囲気であり、ブルズは出て行って欲しい空気でした。
それに対して今回のハワードは非常に難しく、表面上はハワード側が出て行きたい案件です。今季のサラリーは23Mですが、半額くらいまで下げてくれるならネッツは何も文句をいわないでしょう。
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◉ハワードは何処へ行く
バイアウトが決まればハワードは自由に好きなチームと契約出来ます。
噂されているのはウォーリアーズらしいです。なんとも微妙なところです。前回触れなかったハワードのプレーについてはこんな感じです。
・インサイドの強さは相変わらず。
・ロケッツ時代よりも献身的に走るようになった。
・シュートの下手なところは特に変化無く
・ゴール下は強いが高さよりもパワーのタイプ
・ペリメーターは相変わらず守れない
そして最大の懸念事項は「ロッカールームで嫌われており、プレーが自分勝手」という事らしいです。嫌われている中に自分勝手も含まれますが、これは「パスをしない」という意味ではなく、チームオフェンスを理解していないということです。
〇ウォーリアーズの場合
獲得する意向はゼロではないはずです。理由はパチュリアとマギーが不要だからです。その代役にはピッタリなのがハワードです。その意味では「あり」なのがハワード。
しかし、ロケッツ戦でこの2人は出番がありませんでした。相手が強くなると起用できないのは、早さで振り回され、ペリメーターで狙い撃ちにされるからです。それだけならともかく、オフェンス面でもウォーリアーズのパッシングゲームでは邪魔になる可能性があります。
つまりウォーリアーズにとって終盤での起用はし難いわけです。
ロッカールームでの評判の悪さ、ベンチに座らせておくと文句を言いそうな部分。
獲得する意味はあるけど、リスクも高いので避ける可能性も十分にあります。あとミニマム契約じゃなければ不要。
〇ロケッツの場合
嫌がるでしょ。ハワードが。
〇ペリカンズの場合
カズンズと再契約できないならありですが、ポイントセンターのカズンズとは意味が違うので、アンソニー・デイビスの控えになります。それをハワードが受け入れるかどうか。受け入れない。
〇ジャズの場合
ゴベールの控え。ただし、フェイバーズがいないからプレータイムはそれなりにあります。無理だな。
〇サンダーの場合
アダムスの控え。なさそう
〇ブレイザーズの場合
ヌルキッチの契約が決まっていません。その代役としてはあり得ます。特にGMが何考えているか不明なのであり得ます。
〇スパーズの場合
いまはレナードでそれどころじゃない。ハワードが嫌がりそうだし。
〇ウルブスの場合
タウンズはいますが、同時起用も可能です。
というわけでウエストのプレーオフチームだと、ブレイザーズとウルブスが少しはありそうで、ウォーリアーズも微かにありそうです。
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〇キャブス
ある。というか是非欲しい。でもレブロンが・・・。
〇セルティックス
ビックマンはベインズが不明なので、欲しいことは欲しい。しかしルーキーも手に入れたし、タイスもいるし、若手の中にハワードぶち込むのはエインジが嫌がりそう。
〇シクサーズ
あるけど、やっぱりエンビートの控えです。わりとフィットはしそう。
〇ラプターズ
非常に難しいのがこのチームです。もらっても悪くないわけですが、そうなるとバランチューナスをトレードで何かに変えたいところです。そこがクリア出来るならありです。
〇ペイサーズ
ベンチの空気乱す奴はいらん。戦力的には第3センター。
〇ヒート
ホワイトサイドとトレードしない?
〇バックス
あり・・・でもブーゲンフォルツァーになったから無し。
〇ウィザーズ
えっ!?マジで!ミニマムで良いの?ゴータットなんかマジックに差し上げれば良いし!
そんなわけでプレーオフチームで欲しがりそうなのは、キャブスとウィザーズ、それからラプターズくらいです。最も動ける立場なのはウィザーズ。ダボついたロスターだけど、センターはなんとかしたい案件なので、先に動くのであれば最も可能性が高いです。
ただしウィザーズもまたサラリー整理を計画し、カズンズやらレナードやらをターゲットにしているかもしれません。ハワードを優先するかどうかは不明です。
仮にハワードがミニマムサラリーでOKにしても、ベンチに置くことに対して不平不満を言いそうなので、スターターとして獲得したいチームは限られていると言うことです。
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◉復活のネッツ砲?
ハワードのバイアウト金額によって注目されるのが、通称「ネッツ砲」と呼ばれる制限付きFAへの高額サラリー提示です。さすがに今シーズンに関してはネッツもマックス提示はしないでしょうが、マーカス・スマートやジャバリ・パーカーに対して高額サラリーを提示することが出来るようになるかもしれません。
タイラー・ジョンソン、アレン・クラブ、オット・ポーターへの高額提示は各チームを苦しめました。ここらでセルティックスを止めるために、ネッツ砲が発射されることを願っているチームはあるはずです。
なんでもないように思えたハワードのトレードは様々な波及効果を生み出す可能性があります。
ひとつ動けば次々に派生していくのがFA・トレード市場です。
ネッツ曲者過ぎませんかね。笑
ハワードからのバイアウト羨ましい。モズコフも出てってくれないかな。どうせプレイタイムないし
ドラフト中継お疲れ様です。
お時間あれば各チームのグレード付け記事なんかあると嬉しいです
リアルタイムで楽しめるブログってすごい
だったらホーネッツだってバイアウトして欲しかったですよね。
ネッツ先読みしすぎなのか、単に敬遠されているから動きやすいだけなのか。
ハワードかあ。
何気にGSWに行くかもですね
ウィザーズは2巡目に
渡邊雄太取って欲しかった。
まずは不良債権を放出してカズンズに挑戦して欲しいなあ。
もたもたするよりも、とりあえずハワードに接触した方が良いと思いますけどね。
提示はミニマムだからこそ、1番に声をかけないと!
FA解禁がまだなので、いずれにしても裏でまとめる時間が発生しますね。
オフシーズンのトリックスター、ネッツ
大金で選手を引っ張ってくる中国サッカーを思い浮かべましたが、別リーグから引っ張ってくる中国と違って同じリーグを引っ掻き回すあたり最高のトリックスターだと思いました。(傍から見てる分には)
実際には大金積んでも獲得はしていません。大金見せびらかし作戦と思いきや、全盛期を過ぎたと思われたベテラン、他のチームでクビになった選手、下部リーグの無名選手、スキル皆無で上位指名されなかった選手を集めて、魔改造して売り出しています。
ワシントンにハワードは是非とも観たいですね。Cが穴だ穴だとイジメられているので、実際どうなるのか観てみたいです。ミッドレベルエクセプションで来てくれないかな?
ミッドレベルなら来ると思います。キャブス以外が相応の提示をするとは思えません。
ウィザーズならばインサイドが広いのでパワーで活躍すると思いますが、一方でスクリナーとしてプレーに正しく参加出来るのか不安もあります。